[HYDE]オーラルの対バンにHYDEが出演!2019年名古屋最後の熱い夜

THE ORAL CIGARETTES対バンツアー「COUPLING TOUR BKW!! STRIKES BACK 2019」のファイナル公演が11月26日(火)、愛知・Zepp Nagoyaを会場に開かれた。対バン相手に選ばれたHYDEはセットリスト10曲を組み、ステージに立った。

入り待ち出待ちを許可していないTHE ORAL CIGARETTESのホームにあっても態勢を崩さないHYDEは、会場入りを徒歩で行なった。インスタグラムを使い自撮りをしながらの登場にファンの歓声も集まって待ってくれたファンの長い列も映し出された。この名古屋公演はチケットの入手が困難を極めており、行けなかったファンのことを想ってHYDEが下してくれたことだったのだろうか。ファンは喜んだ。

HYDEは拡声器の警告音をけたたましく響かせながらステージに上がった。1曲目から「MIDNIGHT CELEBRATION II」をお見舞いして自らのファンがどこに位置しているのかを浮かび上げた。

「ようこそ!名古屋ちゃん。拓也くんのことを思うと、盛り上げないとね。盛り上がらなくてもいいんだけど、拓ちゃんが可哀想じゃない?オーラルのファンは凄いって聞いたんだけどなぁ」と挑発して盛り上げる。「BKW!STRIKES BACK!お招きいただいてありがとう。光栄です。これ…BKWってなんて意味?」とオーディエンスに問いかけると、“番狂わせ!”と声が上がった。「えっ?何?ボク、カワイイ、ワタシタチ?…ブス、カッコイイ、ワレワレモ?」と意味の当てずっぽうにオーディエンスからの笑いが起きた。

続いてはっちゃけられる曲、「AFTER LIGHT」、「DEVIL SIDE」、「GLAMOROUS SKY」が続き、オーディエンスがヘッドバンギングやモッシュをして一体感を楽しんだ。久々に入ったヘヴィな曲「OUT」。フロアはオーディエンスの衝動に合わせ、波を打つように大きく揺れた。

HYDEは「今日を凄く楽しみにして来ました。冥土の土産に凄いの見せてくれよ!今年の名古屋はこれで終わり。また名古屋に来たいって思わせてくれよ!忘れられない傷跡を付けて帰りたい」と煽って始めたのは「MAD QUALIA」。ステージからフロアに降りる。ファンの手を握り、フロアに這う柵へとよじ登ったHYDEは、ゆっくりと背を向けてオーディエンスの上にダイブした。「ANOTHER MOMENT」では、オーディエンスをフロアにしゃがませて、歌いはじめに大きくジャンプ。名古屋を盛り上げた。「HONEY」はオーラルのファンも周知度の高い曲。オーディエンスが一緒に歌い声を大きく響かせ盛り上がった。ギターをHYDEが肩にかける。イントロセッションをギターサポートJULIANと弾いて始めたのは「AHEAD」。“キミが居ればいい”と日本語の歌詞も入るこの曲で、熱く盛り上がる名古屋のステージを終えた。

オーラルのライヴアンコールで再びステージに姿を現したHYDE。オーディエンスから大歓声を浴びる。「前にあったイベントで何回かHONEYをセッションさせてもらいました。今日は無くて寂しいね。でも、今夜はオーラルが冠だから…オーラルの曲で1曲どうでしょう?」とヤマタクに話しかけられたHYDE。「そんなの聞いてないよぉ。あれっ?この手にいっぱい書いてある歌詞が、それなのかなぁ?」と手を見せてオーディエンスの笑いを誘い、オーラルとの「BLACK MEMORY」のセッションで沸せた。ヤマタクと肩を組み、あきらかにあきらをホールドしてHYDEが歌う。イエローグリーンが栄えるオーラルのグッズに身を包み、HYDEはオーラルと対バンの記念写真を撮った。ヤマタクはオーディエンスに向かって「夢って叶うんですね」と感激を声にし、この日の幸せを噛みしめた。

“今、若手でHYDEさんに一番可愛がってもらってる後輩は俺だと思う”とオーラルのライヴ中に喜びを伝えたヤマタク。これからもファン同士、イベントライヴや対バンなどで袖が触れ合うことはありそうだ。

[サポートメンバー]JULIAN(Gt.)、Ali(Ba.)、Kado Shun(Dr.)、hico(Key.)

[SETLIST] 01. MIDNIGHT CELEBRATION II / 02. AFTER LIGHT / 03. DEVIL SIDE / 04. GLAMOROUS SKY / 05. SET IN STONE / 06. OUT / 07. MAD QUALIA / 08. ANOTHER MOMENT / 09. HONEY / 10. AHEAD

[THE ORAL CIGARETTES × HYDEセッション] BLACK MEMORY feat.HYDE

続く、HYDEのライヴはいよいよ2019年のツアーファイナル「HYDE LIVE 2019 ANTI FINAL」を12月7日(土)・8日(日)に、千葉・幕張メッセ国際展示場4・5・6を会場に開かれる。現在はチケットの一般発売が始まっており、チケットぴあローチケイープラスを介して販売されている。

スペシャルデザインの「スティッチ」グッズに追加アイテムが登場!

◆HYDE LIVE 2019 ANTI FINAL公演会場(幕張メッセ国際展示場4~6ホール)での販売
2019年12月7日(土)・8日(日) グッズ売り場で販売

◆オンラインストア 「VAMPROSE STORE」での販売
2019年12月7日(土) 販売開始

[HYDE]名古屋5日目「フェスの夏が来るね!濃い半年になった!ありがとう」、6日目「カオスになるまでの愛情をフェスでぶつけて来ます」

全国ツアー「HYDE LIVE 2019」(26公演、6月22日~9月1日)を開催中のHYDE。全国7ヵ所、東京、仙台、福岡、広島、大阪、名古屋、札幌をまわっている。現在は、名古屋までが終わった。

ここでは名古屋5日目となる7月30日(火)、そして名古屋ラストとなった7月31日(水)を、MCをメインに伝える。

吹き上げるスモークに身を埋めるHYDE

30日のMCでHYDEは、「昨日はプロモーションやってまして…。アスナルに来た人居る?サインとか書くんですけれど、7月29日ってね!誕生日からもう半年が経つんだなって…。もう半年?中身の濃さを思うとね、まだ半年…。アットホームなライヴをするつもりはなくて。今。ここをいかにカオスにするか、めちゃくちゃにするか。それしか考えていません。テレビで見てたのと違うとか、優しくないとか、苦言を言うでしょう。ついて来れない人はもう来なくていいです。でも、ここに来てくれてるじゃない?なら、そういう人も巻き込んで、いかに、どうカオスにするか!楽しかったってライヴにするか。現実なんてどうだっていいんだよ。みんなの事が可愛いからね、そればっかり考えています」と、今居る、今日を共に過ごすファンの箍を外しにかかった。ラストでは、センター中央1柵目に足を掛け、HYDEが、しきりに手の甲を向こう側に振り、人払いをした。腕を伸ばすファンの勢いが収まるのを待って、もう片方の足も柵上に上げる。フロアの中ほどまで縦に続く柵上を1歩1歩バランスを取りながら進むHYDE。フロアの中ほどのファン幾人かの手を取り変えながら、体勢を整え支えられ、歌った。その光景は、ファンの掌を歩くようにも見え、ライヴ終了後のSNSで、“HYDEがナウシカのようだった”と形容され、広まった。

驚くファン。共にシーンを作り出したHYDE

「また、何か思いついたって、新しい技を覚えたって、思ってるんでしょう?みんな楽しんでくれてる?(笑)驚いた?」と、反応を確かめる。「もう7月が終わっちゃうよ、寂しいね。これから8月、フェスが始まるよ。出て戦ってきます。みんな来てくれるんでしょう?みんなが来て支えてくれないと寂しいじゃん…。俺、弱っちいから…泣いちゃうよ?フェスで待ってるから」と、完成形を見せ始めたカオスの中で、フェスシーズンの始まりを匂わせた。

[SETLIST 0730] 01. WHO’S GONNA SAVE US / 02. AFTER LIGHT / 03. FAKE DIVINE / 04. INSIDE OF ME / 05. DEVIL SIDE / 06. TWO FACE / 07. SET IN STONE / 08. ZIPANG / 09. OUT / 10. MAD QUALIA / 11. SICK / 12. DON’T HOLD BACK / 13. LION / 14. ANOTHER MOMENT / 15. MIDNIGHT CELEBRATION / 16. Duality / 17. GLAMOROUS SKY / 18. AHEAD / 19. ORDINARY WORLD

TWO FACEで銃に見立てたマイクを向けるHYDE。世の中の平和を願って生まれたシーン

31日のMCでHYDEは、「今日は、なんかみんな凄いね…。なんだか恐い…野性的で。凄いのが見られそうだなぁ。楽しみ!凄いの見せてくれるんでしょう?」と、振り切った盛り上がりに圧倒されながらも、嬉しそうに煽る。ファースト曲から下手に激しいモッシュが起きていた。「明日から8月だよ。半年が本当に濃かったなぁ…。この1ヵ月、本当に良いライヴができたよ。ありがとう。ここまでになるとは思ってなかった。会場側ともね、この辺ができることの上限じゃないですか?って摺合せに入っててね。本当に、お前らを尊敬するよ。誇りに思う。男も増えたしね、良かった。熱い感じでやるのって好きじゃなかったんだけど、人は変わるもんだね。今は、こういう熱いのが気持ちいい!」と、息が上がり汗ばむファンを眺めながら話す。「びっしり回って、なかなか東京に帰れない。アメリカも、こんな感じなんですよ。なかなかロスに帰れなくてね」と、全体力を掛けて1公演に挑む今と、オフのプロモーション活動なども示唆した。「でも、みんなが喜んでくれているのが、本当にね、伝わってくる。最初の東京も凄かったけれど、どんどん勢いが増して凄いことになってて。キミたちも、もう訳の解んないことになっちゃっててね(笑)とっても、かっこいいです。僕も、もう、どこまでやれるんだろうって思ってて、1本1本を、もう最後になるのかな、これで最後なのかなって、思いながらやっています」と、カオスと化す全エネルギーを受けて率いる今の気持ちをポツリと吐き出した。「このメンバーとも殺伐とはしていなくてね、ほのぼのとやらせてもらっています。これからロッキンとか、モンバスとか、ちょこちょこっとフェスに出て来ます。みんなから貰い受けた愛情をぶつけに行く作業に入ります。温かく育ててもらったものを、これでもか!ってくらいにね、表現してこようと思っています。グダグダ言うヤツは来なくていいっていうのは嘘で。そういうヤツこそ、俺のコトを好きになって貰わないとね。ぼろぼろになるまで癖になっていってくれよ。これから、みんなが誇れるようなアーティストになっていきたいです。こんなこと言うつもりじゃなかったんだけどなぁ(笑)。うん…。再始動して、こんな素敵な世界を作れて幸せです。ありがとう」と感謝を伝えた。

決断を見せたHYDEが、ファンと向き合い、今をまた歩き始めている

[SETLIST 0731] 01. WHO’S GONNA SAVE US / 02. AFTER LIGHT / 03. FAKE DIVINE / 04. INSIDE OF ME / 05. DEVIL SIDE / 06. TWO FACE / 07. SET IN STONE / 08. ZIPANG / 09. OUT / 10. MAD QUALIA / 11. SICK DON’T HOLD BACK / 12. LION / 13. ANOTHER MOMENT / 14. MIDNIGHT CELEBRATION Ⅱ/ 15. Duality / 16. GLAMOROUS SKY / 17. AHEAD / 18. ORDINARY WORLD

名古屋の6日間が終わりを迎えた。アンコールでは「Duality」で2階席に上がり、後ろ通路から前から、横通路まで、くまなく回り、ファンとハイタッチ。頭を撫でても回った。2階席から撒くペットボトルの水は、1階フロア後方のファンを喜ばせた。空になったペットボトルは1階フロアの中心部まで届き、ファンがキャッチ。金色のバズーカ―砲から放たれたテープも受け取ったファンを幸運にした。1階に戻ったHYDEは最前列をハイタッチして回り、再びステージに帰る。ファンサービスに溢れた名古屋最終日となった。

続くHYDEのライヴは、いよいよ夏フェスへの出演シーズンへと入る。8月3日(土)に開かれる「rockin’on presents ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」のPARK STAGEに最終アーティストとして立つHYDE。ショースタートは17時30分から。18時15分ごろまでのプレイ時間が設けられている。夏の陽射しの暑さも、少しだけ和らぎ始める黄昏時。空の色が刻々と変化していく時間がもらえている。

なお、8月3日(土)は当日券発売がコールされている。当日券料金は15000円。発売時間は朝8時から。会場は茨城・国営ひたち海浜公園。リストバンド交換所「翼のゲート」、向かって右側にある「招待者受付」内に、当日券販売窓口が設けられる。「rockin’on presents ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」公式サイトで詳細が確認できる。

[HYDE]名古屋1日目「HYDEすごいわねって金子先生に言ってもらいたい」、2日目「AKIRAとブレードランナーの世界観が原案NEO東京をバックに歌う」

ジャパンツアー「HYDE LIVE 2019」を開催中のHYDE。日本公演は26公演7都市。アルバム『ANTI』(6月19日リリース)を引っさげて、この夏(6月22日~9月1日)を駆けめぐる。 ツアーは、ライヴハウスを貸切る籠城型スタイルで今年も繰り広げられており、その他には野外音楽フェス2公演(rockin’on presents ROCK IN JAPAN FESTIVAL 201920th ANNIVERSARY MONSTER baSH 2019)に出演。また、BRING ME THE HORIZONの日本公演にゲストアクト出演、STARSETの2019年秋のUSツアー「STARSET DEMONSTRATIONS」36公演(チケット発売中)へのサポートアクト出演が決定している。

7月24日(水)からは愛知・名古屋Zepp Nagoya(1792人収容)を会場に、8日間の籠城で6公演開催。ここが東海エリア最大級のライブハウスとなる。

自転車で連日会場入りをしたHYDE。すっかり夏の装いへと変わった

24日のMCでHYDEは、「今日は鯖を食べました。外はめっちゃ暑くて、もう夏じゃない?50回目の夏がやってきました。こんなに夏を見られるとは…。昨日は俺の先生(故・金子國義画伯)の誕生日だったから、これ(金子先生にプレゼントしてもらったギター)でやらせてもらいます。このギターを持ってる時は、HYDE凄いわねって先生に言ってもらいたい。先生も見てるんだろうから、凄いことにならないと恥ずかしいよ!ニャゴ屋!」と煽った。ラストではスマートフォンのライトを見て、「ホタルみたいだね」と同意を求める。「いつも今日が最終日だという気持ちでやっています。最終日って北海道なんですけれど、8月がポッカリと空いちゃうから、常に出し切ってやっていこうと思っています。いつも応援してくれてありがとう。嬉しいです」と感謝を伝え、「やっぱり普通が1番。1番だよなぁ」としみじみと言葉にした。

名古屋ではミラーボールとホワイト照明を使ってシーンを描いている

25日のMCでHYDEは、「今からやらないといけないことがたくさんあって、もう大変!これからフェスでしょう?それからアメリカに行って、その後は…これはまだ言っちゃダメだ…。まぁ、色々あるから楽しみに待っててください」と話した。ラストでは、後ろを振り返り「NEO東京、かっこいいでしょう?NEO名古屋にすれば良かったかな…。僕の大好きな絵がごっちゃになっててね。AKIRAとブレードランナーの世界でね、両方とも舞台が2019年なんだよね。80年代の作品なんだけど、その時に描かれた2019年のことなんだよ。ブレードランナーに悪役で出ていたルドガー・ハウアーが亡くなりました。大好きでね、VAMPSの時には髪型も真似ていました。ロイって役だったんだけど、役でも2019年に死んで、実際にも2019年に亡くなっちゃった。運命を感じます。そのNEO東京をバックに、“普通の世界”を歌います」と曲に繋げた。

瞳を青く光らせフロアを見つめるHYDE。独特の世界観にオーディエンスを惹き込んでいく

[SETLIST 07.24] 01. WHO’S GONNA SAVE US / 02. AFTER LIGHT / 03. INSIDE OF ME / 04. UNDERWORLD / 05. FAKE DIVINE / 06. TWO FACE / 07. SET IN STONE / 08. ZIPANG / 09. OUT / 10. MAD QUALIA / 11. SICK / 12. DON’T HOLD BACK / 13. LION / 14. ANOTHER MOMENT / 15. MIDNIGHT CELEBRATION / 16. Duality / 17. COUNTDOWN / 18. AHEAD / 19. ORDINARY WORLD

[SETLIST 07.25] 01. WHO’S GONNA SAVE US / 02. AFTER LIGHT / 03. INSIDE OF ME / 04. UNDERWORLD / 05. FAKE DIVINE / 06. TWO FACE / 07. SET IN STONE / 08. ZIPANG / 09. OUT / 10. MAD QUALIA / 11. SICK / 12. DON’T HOLD BACK / 13. LION / 14. ANOTHER MOMENT / 15. MIDNIGHT CELEBRATION Ⅱ/ 16. Duality / 17. DEVIL SIDE / 18. AHEAD / 19. ORDINARY WORLD

続くHYDEのライヴは7月27日(土)、男優先のイベントライヴ「BEAUTY & THE BEAST」となる。男性が1階フロア、女性を2階としてチケットを販売。男性が気兼ねなくライヴを楽しめる公演となっている。2019年ではライヴハウス規模での「BEAUTY & THE BEAST」は最終回となり、アルバム「ANTI」の集大成をオーディエンスと共にパフォーマンスする。ファンがライヴで楽しんでこそ完成を見せるアルバム「ANTI」。盛り上がる1日になることは保障されている。

夏の到来!この度、HYDEが浴衣姿を披露した。故・金子國義画伯が生前デザインした浴衣、「目から鱗」を着て、日本庭園で涼むHYDE。京都レンタル着物の京呉館では、7月31日(水)まで「夏の特別プラン」(京呉館 × BAR山水 コラボ 人生に乾杯!コウモリnight)6660円を開催中。京呉館では、浴衣レンタルをすることで、着付け、ヘアセットorポイントメイクがサービスしてもらえる。BAR山水では、ワンドリンクと選べるフード、またはツードリンクが楽しめる。1ヵ月に渡り行なわれる八坂神社の祭礼、祇園祭。浴衣を着て歩き、お腹も満たせる優れもの企画で、京都の街を楽しんで。

[HYDE]後編・名古屋14日喜ぶ顔が本当に嬉しい、15日自分の選んだ道は間違ってなかった

日本の有名ロックアーティストHYDE(Vo : L’Arc-en-CielVAMPS)が「HYDE LIVE 2018」(全国5カ所18公演)を開催中。7月11日(水)・12日(木)・14日(土)・15日(日)の4日間は、愛知・Zepp Nagoyaが会場となり、ライヴハウスを連日貸し切る籠城タイプで行なわれた。

14日は、2018年初のイベントライヴ「BEAUTY & THE BEAST」が開かれた。これはBEAUTYを女性、THE BEASTを男性とし、フロアや区画を性別で分けたイベントライヴ。1階フロアのステージ側前方に男性(野獣)エリアがあり、男性の良席が決められている。雄的でアクティブなパフォーマンス、ステップなどを取り入れても自由。音に乗り、思う存分にライヴが楽しめる。女子レスエリアが広くメインに設けられた、真のロック好き、野郎こそがVIP待遇の1日となる。

空気を震わすほどに「おぉぉぉぉ!」と低く太い声がフロアに響く。嬉しそうにHYDEがその声に応える。同性に憧れを持たれるミュージシャンでありたい。厳しい評価を受けたとしても、洋楽を聞き続けるロックファン、本物を求め続ける土壌からの参加が欲しい。本当のことを知りたい。そんな心の渇きを潤すように、雄叫びは何度も何度もHYDEのパフォーマンスを迎え入れた。ダイバーやサークルモッシュが出現するフロアを眺めながら、幸せそうに笑うHYDE。

MCでHYDEは、「男の子3人だけだったらどうしようって思ってた。たくさん来てくれて、盛り上げてくれて良かったです。僕も悩みとかあってね、本当にこれでいいのかな、大丈夫かな?どうしようかな?って解らないこともたくさんあったけれど…。でも、こうしてみんな喜んでくれて、笑顔でね、盛り上がってくれるから。間違っていなかったんだなって思います。これからどんどん新しい自分を作って、古い自分を破壊して…。あれっ?なんだっけ、何言ってるのか解らないけれど…(笑)そう、みんなの笑顔が見られて、要は嬉しいってことです。ありがとう。後ろの子たちも、ありがとう。俺たちの仲で、“さん”付けは要らないよ。HYDEでいいよ。行くぜ!野郎ども!後ろの可愛い子ちゃんに お前らの凄いところ見せてやれよ!」と、ファンに想いを伝えた。アンコールでは「みんな、部分的に知ってる曲だけど」と、コーラス練習をファンと行ない、始めた曲は「HONEY」。驚きの声で、フロアが沸き立った。「ロックにアレンジしてもらったのでこれから加えていきます!」とHYDEは話した。

セットリストは全19曲。東京、札幌、名古屋と同じくして構成されるセットリスト。変則的な12曲目には「ANOTHER MOMENT」、18曲目には新しくアレンジを加えた「HONEY」が組まれた。

36957290_440207506483555_6773143187906101248_n

15日は名古屋公演最終日。今のところ全ての日程で当日券の販売も会場でされている。早くからソールドアウトになっていたこの公演も、漏れることなく救済が行われた。ライヴは10公演目。ファンの熱烈な盛り上がりに支えられ、評判を聞きつけたHYDEのライヴ初心者が多く参戦し始めている。真夏の陽射しが照り付け、最高気温38度となる熱波の中。グッズ販売にも長い列ができ、販売開始1時間を超えると、売切れが続出した。

セットリストは全19曲。前日と同じくして構成され、変則的な12曲目には「LION」、14日には入らなかった「KISS OF DEATH」が再び戻ってきた。

ライヴはソロらしく自由さを感じられる場面も。ドラえもんの歌を突然歌い始めたHYDE。「あんなこといいな、できたらいいな」、その続きはフロアに委ね、ファンの声を聞いた。

MCでHYDEは、「次の曲があると思うなよ。この曲で少しウォーミングアップ、 なんて思うなよ。次は… ない!全力で付いて来いよ」と煽った。ファンから「追加公演やって!」と、声がかかる。「今から考えとくよ!」と、答えたHYDE。インターバルを挟みステージに戻って、「さっき言われて考えたんだけど…。追加やることにしました。名古屋は10月に帰ってきます」と、重大告知を発表。東京8公演・名古屋2公演・福岡4公演、全14公演(9月1日~10月14日)が新たに追加された。

続く公演は7月19日(木)・20日(金)、宮城・仙台PITに会場を移して開かれる。チケットは2日間ともにソールドアウト。当日券の販売の有無については、公式サイトの判断待ちとなる。

 

[HYDE]前編・名古屋11日信頼して付いて来てほしい、12日今を精一杯感じよう

日本の有名ロックアーティストHYDE(Vo : L’Arc-en-CielVAMPS)が「HYDE LIVE 2018」(全国5カ所18公演)を開催中。7月11日(水)・12日(木)・14日(土)・15日(日)の4日間は、愛知・Zepp Nagoyaが会場となる。ライヴハウスを貸し切った籠城タイプのライヴで行なわれている。

10日(火)のHYDEは名古屋のラジオ局などを回り、11日からのライヴのプロモーションを行なった。日頃からHYDEが開催するイベントライヴのMCを担当してくれるラジオパーソナリティーの黒岩唯一や、ミュージック・ナビゲーターやラジオDJで活躍するのMISATOが番組ゲストに招いてくれた。

セットリストは、東京、札幌と同じく全19曲で構成され、12曲目は変則的に組まれている。11日は「ANOTHER MOMENT」、12日は「LION」。全19曲の内訳は、タイトルを公表した新曲が4曲(AFTER LIGHT、WHO’S GONNA SAVE US、MIDNIGHT CELEBRATION Ⅱ、KISS OF DEATH)、未発表の新曲が6曲(ANOTHER MOMENT、LIONを含む)、VAMPS曲から8曲、カバー曲としてデュラン・デュランの「OLDINARY WORLD」となっている。

6月27日(水)にリリースされた「WHO’S GONNA SAVE US」のミュージックビデオに似た近未来都市東京がショーのスタートでは表現されている。ファンの盛り上がりを見ながら演奏アレンジが変更され続けている2018年のライヴ。公演後のSNSには、参戦したファンの好評価が投稿されている。「すごい!映画を観ているみたい!」「今回のライヴだけは観に行って欲しい」「HYDEさん命削って頑張ってくれているように見える。感動して号泣…」など、感激で心打たれた内容がアップされている。HYDEは、「どうしたらファンが喜んでくれるのか手探りだけど、反応を見ながら歌い方を研究してライヴを展開しています。みんな喜んでくれているのが見ていて解るから嬉しい」と、ラジオ番組でも語っていた。

36638971_195202934484883_4279929790862983168_n
ロック調の曲で構成されたライヴ。映画のワンシーンのように情景が伝わってくるHYDE独特のショー展開

また、ライヴMCでHYDEは11日、「X JAPANのことも話さないとと思って…。YOSHIKIさんに歌って欲しい曲があるって言われてね、歌いますよって答えていました。他にも幾つかの新しいプロジェクトも動いているから、あまりセンシティブにならない方がいいよ。つまらないことはしないつもりだから、信頼して僕に付いて来てください」とファンに伝えた。ライヴに乗るファンを見て、「みんなが喜んでくれて嬉しいよ。色んなことが報われる」と、フロアに広がるファン1人ひとりの至福の笑顔を眺めて呟いた。

12日は、「第2章とか第2形態と言っていますが、これから全国を回ります。新曲たちをみんなに育ててもらう気持ちで、全力でやっていきたい。過去はもう過ぎた。未来は現在の積み重ねでしかないから。だから、今!今を精一杯感じよう」と、HYDEがファンに向けて話す。「新曲がいっぱいあるけれど、上手く転がしてやるから!初めての人でも楽しめるようにね!」と、ファンを安心させるかのようなエスコートぶりも見せた。ライヴを心から喜ぶファンの笑顔を見て、「俺、やっぱり間違ってないよなぁ」と確信を深めた本音のような一言も。「新しいプロジェクトも、もう動いてるからね。もうみんなは、その曲を聞いたことがあるかもなぁ。ヒントはここまでね」と意味深な発言も飛び出した。

36659809_1952773594753707_5347204759914807296_n
名古屋公演に集まってくれたファンを眺めるHYDE

続く14日(土)は、2018年のライヴ初の「BEAUTY & THE BEAST」が開かれる。これはBEAUTYを女性、THE BEASTを男性とし、フロアや区画を性別で分けたイベントライヴ。特に男性が参戦しやすい環境が整えられている。

当日券も販売される。整理券配布は、会場正面入り口付近を場所として、15時から16時30分の間で行なわれる。整理券取得者に販売される当日券は、予定枚数を越えた時は抽選となり、当選者には16時30分からチケットが販売される。

14日からは違ったセットリストで展開することをラジオ内(ABCラジオ「下埜正太のショータイムレディオ」2018.07.13 ON AIR)で公言したHYDE。内容は、夏に出演するフェスを見据えたもの。名古屋「BEAUTY & THE BEAST」から新たに1曲新曲が投入されることも決まっている。

[VAMPS]秘蔵映像シアターイベント「VAMPARK 2017」を愛知・Zepp Nagoyaで開催、当日券販売中

ワールドワイドに活躍する日本のロックデュオVAMPSの未公開秘蔵映像を一挙放出するイベント「VAMPARK 2017」が7月15日(土)、愛知・Zepp Nagoyaで開かれている。

2017年の内容は、2016年から2017年5月までのVAMPSの活動を追いかけて撮りためた映像が上映全4回2パターン(A・B)各約60分の内容で放映される。

映像引用元:VAMPS公式ツイッター ※ツイートは6月26日の東京開催でのVAMPARK 2017告知のため明日Tomorrow表示。映像の内容は2017年放映のもの※

Aは「BEAST PARTY」や「HALLOWEEN」、Bは近況の「VAMPADDICT -WINTER 2017- 」や「VAMPS LIVE 2017 U.S.」ツアーが収録されている。「VAMPARK」で放映される秘蔵映像は、いまだ販売されたことはない。ファン(ブラッドサッカーズ)にとって、VAMPSのオフショットも見られる貴重な時間となっている。当日券は会場到着後、チケット売り場で直接購入できる。

また、HYDEがデザインしたキャラクターグッズの販売も同会場で開催中。こちらはチケットがなくてもグッズ売り場で購入ができる。

HYDEoffi

詳細は次のとおり。

VAMPARK 2017

会場:名古屋 ZEPP NAGOYA

日時:7月15日(土)

チケット料金:1F全席自由 3,000円 (税込 / ドリンク代別)

※6歳以上要チケット
※6歳未満入場無料、ただしお席が必要な場合は要チケット

問い合わせ:サンデーフォークプロモーション 052-320-9100 (10:00~18:00)

【VAMPARK@ZEPP NAGOYA】当日券販売のお知らせ

2017.07.05

開催日当日、会場にて当日券を販売いたします。

当日券料金 3,000円(税込 / ドリンク代別)

[販売時間]
1回目 11:00 ~
2回目 13:30 ~
3回目 16:30 ~
4回目 19:00 ~

[販売場所] 当日券窓口

※お一人様一枚まで
※整理番号は先着順です。
※お支払いは現金のみです。お釣りのない様にチケット代のご準備をお願いいたします。
※枚数に限りがございます。あらかじめご了承ください。

 VAMPARK 2017 SPECIAL MOVIE

販売する映像作品にいれるにはある意味ハードルが高い、お蔵入りするしかなかった(!?) お宝映像をたっぷりと1年半分お届け!
はっきり言ってここでしか見られません! A、Bの2パターンをご用意。

▼上映スケジュール

上映時間 1回目
(11:15~)
2回目
(13:45~)
3回目
(16:45~)
4回目
(19:15~)
全公演 A B A B

※上映パターンは変更になる場合もございます。あらかじめご了承ください。

NEW CHUPACABRAグッズ販売

HYDE直筆、怖カワイイキャラクター “CHUPACABRA” のニューグッズを販売します。
クセになるかわいさ。どうぞお楽しみに!
※販売数には限りがあります。完売の際はご容赦ください。

■ショッピングバッグのご案内

CHUPACABRAグッズを、税込6,600円以上お買い上げの方にショッピングバッグを1枚プレゼント!
※1注文につき1枚までとさせていただきます。

■VAMPARKでのグッズ販売について

・VAMPARKグッズは当日のチケットをお持ちでない方も購入可能です。
・VAMPARKでは、CHUPACABRAグッズのみの販売です。

VAMPARKgoods

画像引用元:VAMPARK 2017特設サイト

映像引用元:VAMPS公式ツイッター ※ツイートは東京開催でのVAMPARK 2017告知のもの。映像の内容は2017年放映のもの※

映像引用元:VAMPS公式ツイッター ※ツイートは東京開催でのVAMPARK 2017告知のため明日Tomorrow表示。映像の内容は2017年放映のもの※

[VAMPS]愛知・Zepp Nagoya最終日、みんな楽しめてる?天井越えてくよ!?

ワールドワイドな活躍を見せる日本のロックデュオVAMPSの全国ツアー「VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD」が7月12日(水)、愛知・Zepp Nagoyaで最終日を迎えた。現在、VAMPSは全国24公演(うち野外フェス2)のツアーを行っている。

愛知滞在は7月8日(土)~15日(土)の1週間で日程が組まれ、会場を貸し切る”籠城スタイル”で開催中。4日間はライヴ「VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD」が行われ、2日間は映像イベント「VAMPARK」(7月10日・15日)が予定されている。

VAMPSoffi
引用元 : VAMPS公式ツイッター サウンドチェックを行うVAMPS

籠城スタイルをとっていても、毎日欠かさないリハーサル。音は、湿度や気温の変化、人の入りでも変化してしまう生もの。笑顔が弾ける本番を想像しながら、ベストな状態を探し、心地よい空間作りに毎日真摯に向き合うVAMPS。

Zepp Nagoya最終日は平日。ダミアンタイム6時66分(19時06分)からのスタートだった。セットリストは全19曲で構成。盛り上がり必至の「MIDNIGHT CELEBRATION」をファーストに持ってきた。瞬時に沸点に達したフロアのテンション。VAMPSの笑顔が滲み出る。ニューアルバム「UNDERWORLD」からは11曲が選ばれ、レア曲としては「DEVIL SIDE」、「LOVE ADDICT」、そして最終日ならではの「SWEET DREAMS」が選曲された。

K.A.Zinsta
画像引用元:K.A.Zインスタグラム 名古屋最終日のパフォーマンス

映像引用元:VAMPS公式ツイッター

映像引用元:h1r0_atlさんインスタグラムより VAMPSの映像公開に感謝いたします

MCでK.A.Zは、「こんばんは。名古屋はいつも盛り上がってくれるから嬉しいです。今日は最終日ですね。名古屋に滞在している間に、ウナギを2回食べました。ほら、ライヴ中にバテちゃいけないから栄養を摂らないとね。体力付けないと。今、そのウナギが体の中で血となっていますよ。この後は、熊本に行って、大阪もね。近いから遊びに来てください。雨が心配なんだよね。この家(映し出されるVAMPS城)ごと持っていかないといけないからね(笑)」と話す。

HYDEは、「名古屋、楽しんでる?今日はね、(上を指さして)この上まで行くよ。天井まで行くよ!天井を越えて行くよ!今年は梅雨なのに雨がなかなか降らないね…。最近、晴れると”さすがだね”って言われることが増えました。(話しの中で何様か)よく解らない人になってきているよね(笑)。こんなところで運を使いたくないよ。運は取っておきたい。この夏はフェスとかビスパ(BEAST PARTY)とか。みんなと楽しみたいと思っていることが、たくさん、本当にたくさんあります。色んな所で会えると思うので、みんな一緒に楽しもうぜ!」と話した。

※出演フェス:ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017SUMMER SONIC 2017a-nation 2017

K.A.Zが、「じゃあ、残り少なくなってきたんですが、暑いからね…涼しい曲をやりたいと思います」と17曲目「SWEET DREAMS」を奏でた。背景の夜空には星空が浮かぶ。前後するが、10曲目「BLOODSUCKERS」ではフロアの盛り上がりの中でクラウドサーフがあがり始めた。曲中の中でも躊躇(とまど)わずHYDEがマイクを下げて声をかける。「飛ぶ方も感謝して飛べよ!」、心配そうに複雑そうに、くしゃくしゃとした笑顔を向けた。ファンが転がり終えるのを見届けてから、道に関わった全てのブラサカに向けてグッジョブポージング。握りこぶしに親指を立て、ありがとうを伝える。無事故に感謝した。19曲目ラストは「SEX BLOOD ROCK N’ ROLL」。センターに置かれたモニターの上にK.A.ZとサポートメンバーJu-ken(Ba)が乗る。アイコンタクトを取って、華麗にジャンプ。二匹の鯱(しゃちほこ)が名古屋の夜に反り上げた。ボルテージは最高潮。最終日も熱狂に包まれ幕を閉じた。

天候はその後、神対応。Zepp Nagoyaのドアの外は、雷が轟くほどのゲリラ豪雨が待っていた。急激な天候不順のため、嬉しさ加減は微妙だが、天がHYDEのMCを叶えてくれたような自然の演出。SNSには、「やっぱりHYDEは何か持っている…」「言ったそばから大雨ってすごい」「はいどちゃんがあんなこと言うからぁ、雨振っちゃった」などの声があがり、賑わった。

最終日は本当に天候もよく晴れていた。会場に入る様子をHYDEはインスタグラムにアップ。たくさんのブラサカが沿道に並び、HYDEにあいさつをする。眩しく注ぐ太陽の光。VAMPSの夏は直ぐそこまで来ている。

映像引用元:HYDE公式ツイッター

VAMPSが夏に出演する音楽フェス及びビーストパーティの詳細は、以下公式サイトで確認できる。

BEAST PARTY

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017

SUMMER SONIC 2017

a-nation 2017

VAMPSの全国ツアー「VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD」は続いて7月15日(土)、熊本・B.9 V1に陣を置く。一般販売のチケットは既にソールドアウト。誰もが足を運びやすいライヴにしたいというVAMPSたっての願いから、若干枚数にはなるが当日券の販売は整理券配布の後に予定されている。

同日7月15日(土)、愛知・Zepp NagoyaではVAMPSの秘蔵映像を放映するイベント「VAMPARK」が開催される。誰が名古屋に残されていくのか、ブラサカなら想像がつく話になる。凄腕の映像カメラマンが、ポツンと1人寂しく待っていて、ブラサカの到着を笑顔で迎えてくれるかもしれない。※凄腕のカメラマンさんは15日熊本籠城中 7月15日15時現在※

SETLIST0712

[VAMPS]愛知・Zepp Nagoya公演3日目、名古屋の夜に“今日は報告があります”

ワールドワイドに活動する日本のロックデュオVAMPSが7月11日(火)、「VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD」愛知・Zepp Nagoya公演3日目のステージに立った。現在、全国24公演(うち野外フェス2)のツアーを開催中。ソールドアウトが続出のVAMPS公演だが、気軽にライヴに足を運べる雰囲気は大事にしたいというVAMPSの希望から、若干枚数にはなるが当日券(当日配布の整理券が必要)も発売している。

VAMPSoffi-02
画像引用元:VAMPS公式ツイッター 楽屋もアンダーワールドの雰囲気を大事にして飾られている

VAMPSのライヴは、日本離れしたヘヴィかつ重厚感漂う音を持ち、K.A.Z(Gu)が奏でるギターグルーヴの充満の心地よさ、怒涛の音圧と反響の波がフロアに勢いを与える。VAMPSの音に身を委ねて体を左右に揺らすだけでも楽しめるライヴ。慣れてくると、居合わせた隣りの者同士、ヘッドバンギングやサークルモッシュというアクティブな動きに身を投じていくこともできる。発想を固定せず1つに留めない場所、音を自由に楽しんでいって欲しいと用意された空間が広がっている。このツアーで、フロアのことはアンダーワールドと名付けられた。ライヴ当日、そこに集まったファン(ブラッドサッカーズ)が1夜で作りあげていく裏世界。VAMPSとの共鳴でブラサカが創造していくアンダーワールド。VAMPSも雰囲気や音響・照明・技術など全力を駆使してブラサカの笑顔を引き出してくれる。

このツアーでは楽屋の細部に至るまで装飾を施し、アンダーワールドの雰囲気作りに余念がない。全国ツアーを一番楽しみにしていたのはVAMPSだと言わんばかり。名古屋の楽屋が公開された。

K.A.Z
画像引用元:K.A.Z.公式インスタグラム ドラム缶の上に足を掛けて演奏するK.A.Z

ショーの始まりは平日スタート時間のダミアンタイム、6時66分(19時06分)から。全19曲で組まれて届けられた。ニューアルバム『UNDERWORLD』からは10曲。最初は「UNDERWORLD」から。バリケードテープが張り巡らされたステージにVAMPSが登場。「INSIDE OF ME」、「REDRUM」、「EVIL」へと一気にアンダーワールドへと惹き込んだ。

VAMPSoffi-01
画像引用元:VAMPS公式ツイッター プロジェクションマッピングで映し出されるVAMPSの城

7曲目「BLEED FOR ME」では、HYDE(Vo)がそれまで被っていたフードを外して軍帽を被る。安定の人気高い姿にブラサカからの歓声があがった。8曲目「IN THIS HELL」では背景の夜空に青白い満月が昇る。東京公演での満天の星空とはシーンを違えた。

HYDEはMCで、「名~古屋!楽しんでる?今日は元気がいいねぇ(笑)楽しいね!みんなの楽しそうな顔とか、変な顔とか見ていると、こっちまで嬉しくなってきます。色々モヤッとしていたことがどうでもよくなってきたよ。そういうところもVAMPSの良いところだなって改めて思いました。」と集まったブラサカの顔をゆっくりと見回して話した。「今日、僕はみなさんに報告があります」とのHYDEの言葉に、ひとたびの緊張感が走る。「僕は…。今日、ウナギを食べました。ということは、わかってるよね?今夜は寝かせないからね」との言葉。緊急発表じゃないことを悟り、ブラサカ一同に安堵感が漂う。「ここ(名古屋)も明日で終わりだよ。まだ食べていないものがたくさんあるのになぁ。今って梅雨かな?夏かな?気温が34度もあるなんて、僕たちが小さかった200年前にはなかったよ…。今日は夜から雨が降るらしいので、(待ったりしないで)さっさと帰って寝なさい!(笑)」と、ブラサカの笑いを誘った。ブラサカが声を合わせて、はーい!と答える。HYDEは、「はい、いい子ちゃん!」と答え笑顔を見せた。

続いた17曲目は「PIANO DUET」。雨の日とちなみ選ばれた曲。穏やかにバラードを奏でた後は、18曲目に「B.Y.O.B」。フロアに「お前らもっとやれんだろ!アンダーワールドの奥へ、もっと奥へ!奥へ行こうぜ!」と煽りかけ、ラスト「SEX BLOOD ROCK N’ ROLL」へ。額にキラキラと汗を光らせ鯱(しゃちほこ)のように反りあげるジャンプで盛り上げた。

翌7月12日(水)はZepp Nagoya公演4日目、名古屋最終日となる。チケットはソールドアウト。当日券整理券は配布予定時間を17時からとしており、仕事や学校が早めに終わった人もライヴ参戦のチャンスが残されている。詳細は次のとおり。

【ZEPP NAGOYA】当日券販売のご案内

VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD ZEPP NAGOYA公演における当日券販売についてお知らせいたします。

[注意事項]
※当日券の事前電話予約等は行いません。
※販売枚数には限りがございます。
※お一人様一枚までです。
※お支払いは現金のみです。
※入場時ドリンク代が別途500円必要です。
※いかなる場合でも、購入後の払戻しは行いません。

◆当日券料金
7,730円(税込)

※席種はお選びいただけません

公演日当日、会場にて整理番号付整理券(以下:整理券)を配布の上、整理番号順に販売いたします。

■整理券配布

[場所] 会場正面入り口付近
[整理券配布予定時間] 17:00予定

■当日券販売
[場所] 当日券窓口
[当日券販売予定時間] 18:30〜予定

・整理券配布時間に会場正面入り口付近にて、お一人様一枚まで整理券を配布します。
悪天候等、当日の状況により配布時間を早める可能性がございます。
・整理券はお並びいただいた方から順番にお渡しいたします。
ただし、シートやお荷物等で場所を確保し、長時間列から離れる等の行為をされた場合は、並んでいるとみなさない場合がございます。
上記の理由により、整理券の配布を早めた際に、場所を確保していてもお渡しできない場合がございます。
・整理券をお持ちのご本人様のみ有効となります。
・会場調整の上での販売となるため、整理券配布数より販売枚数が少ない場合がございます。そのため、整理券を受け取られた方のチケット購入を確約するものではありません。
・販売開始時間は予定です。
・整理券の譲渡、転売は禁止です。該当行為が認められた整理券は無効となります。
・整理券をお持ちの方のみ、係員の指示に従ってお持ちの整理番号順に当日券購入列にお並びください。
・販売開始時間までに購入列に並ばれなかったお客様の整理番号は無効となります。列の最後尾にお並びください。

引用元:VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD特設サイト

SETLIST-01

また、公演は終わって飛び石とはなるが7月15日(土)には同会場Zepp Nagoyaで数日限定イベント「VAMPARK」が行われる。VAMPSの秘蔵映像満載のファンに美味しいムービーシアター。2017年は上映全4回、2パターン(A・B)が用意されている。AとBとで上映内容は異なり、Aは「BEAST PARTY」や「HALLOWEEN」、Bは近況の「VAMPADDICT -WINTER 2017- 」や「VAMPS LIVE 2017 U.S.」ツアーが収録されている。「VAMPARK」で放映される秘蔵映像は、今まで販売されたことはない。

イベントの詳細はつぎのとおり。

 VAMPARK 2017 SPECIAL MOVIE

販売する映像作品にいれるにはある意味ハードルが高い、お蔵入りするしかなかった(!?) お宝映像をたっぷりと1年半分お届け!
はっきり言ってここでしか見られません! A、Bの2パターンをご用意。

▼上映スケジュール

上映時間 1回目
(11:15~)
2回目
(13:45~)
3回目
(16:45~)
4回目
(19:15~)
全公演 A B A B

※上映パターンは変更になる場合もございます。あらかじめご了承ください。

引用元:VAMPARK 2017特設サイト

また、HYDEがキャラクターデザインをしたコウモリのCHUPACABRA(チュパカブラ)のグッズも販売する。これはインターネット通販は出来ない現地での購入商品。「VAMPARK 2017」のチケットがなくてもグッズ売り場で購入できる。

NEW CHUPACABRAグッズ販売

HYDE直筆、怖カワイイキャラクター “CHUPACABRA” のニューグッズを販売します。
クセになるかわいさ。どうぞお楽しみに!
※販売数には限りがあります。完売の際はご容赦ください。

■ショッピングバッグのご案内

CHUPACABRAグッズを、税込6,600円以上お買い上げの方にショッピングバッグを1枚プレゼント!
※1注文につき1枚までとさせていただきます。

■VAMPARKでのグッズ販売について

・VAMPARKグッズは当日のチケットをお持ちでない方も購入可能です。
・VAMPARKでは、CHUPACABRAグッズのみの販売です。

引用元:「VAMPARK 2017」公式サイト

[VAMPS]愛知・Zepp Nagoya公演2日目、夏の思い出をそれぞれ作ろう

ワールドワイドに活動する日本のロックデュオVAMPSが「VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD」愛知・Zepp Nagoya公演2日目を7月9日(日)に開いた。全国24公演(うち野外フェス2)のツアーを行っている。

公演2日目はブラッドサッカーズ(VAMPSのファンの通称、略称:ブラサカ)にVAMPS公式サイトが集合写真の撮影を告知。ツアートラック前に15時に集まったブラサカは写真を思い出に残した。

VAMPSoffi02
画像引用元:VAMPS公式ツイッター 名古屋公演に参戦のブラサカ、VAMPSに向かってヴァンピース♪

約600人のブラサカが集結し、VAMPSに笑顔を贈った。1人ひとりの笑顔、どの笑顔を取っても大切なダイヤモンド。VAMPSが縁を重ね、大事にしてきた活動の軌跡がここにある。

ショーの始まりは、本日もウイークエンド時間の16時66分(17時06分)から。全19曲で構成された。違いと言えば、「EVANESCENT」の代わりに「VAMPIRE’S LOVE」が入り、レギュラー曲からは「DOLLY」、「MIDNIGHT CELEBRATION」、「THE JOLLY ROGER」が組まれた。ニューアルバムからは9曲。程よくミックスされた名古屋2日目。どの公演を観ても人気の高い「BLEED FOR ME」、「IN THIS HELL」、「CALLING」の中盤3曲。K.A.Z(Gu)の奏でるギターサウンドの心地良さに加え、アクティブなフットステップも注目が集まっていた。15曲目「MIDNIGHT CELEBRATION」ではヘッドバンギングが起き、ブラサカが曲に合せて動きを楽しんだ。

VAMPSoffi01
画像引用元:VAMPS公式ツイッター 名古屋2日目はブルーアイのHYDE

MCでHYDEは、「もうすっかり夏。いつの間にか夏が来てた。楽しんでる?楽しんでるね!みんなの顔を見たら解る!しかし、外も暑いけれど、ここも暑いね。昔は夏が嫌いだったんだけどね、最近は色々とイベントもあって楽しみが増えたから。夏を楽しめるようになりました。楽しまなきゃ勿体無いですよ!2017年は、あんなことやこんなことしたなぁって。勝手にそれぞれ夏の思い出を作って楽しんでください。」と急速冷凍な塩対応で語る。フロアから、一緒に思い出作ろう!と声があがる。「そう!それが言いたかってん(笑)みんなで夏の思い出を作りましょう。しばらく名古屋に居るので、その辺で見かけても声をかけないでね」と上げて下げる手法で、ファンからの笑いを誘った。

 

18曲目「RISE UP」ではシャウトするHYDE。ステージ上を左右行き来し、メンバーとのジョイントを楽しんだ。ラストは「SEX BLOOD ROCK’N ROLL」。梅雨明け間近の名古屋がジャンプに揺れる。熱狂に包まれるなか、ショーは幕を閉じた。

セトリ

続く7月10日(月)はライヴは休みの公演休業日。しかし、同会場Zepp NagoyaではVAMPS主催のイベント「VAMPARK 2017」を開催中!当日券も絶賛発売中

「VAMPARK 2017」当日券の詳細は以下のとおり。

【VAMPARK@ZEPP NAGOYA】当日券販売のお知らせ

開催日当日、会場にて当日券を販売いたします。

当日券料金 3,000円(税込 / ドリンク代別)

[販売時間]

1回目 11:00 ~
2回目 13:30 ~
3回目 16:30 ~
4回目 19:00 ~

[販売場所] 当日券窓口

※お一人様一枚まで
※整理番号は先着順です。
※お支払いは現金のみです。お釣りのない様にチケット代のご準備をお願いいたします。
※枚数に限りがございます。あらかじめご了承ください。

引用元:VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD特設サイト

引用元:VAMPS公式ツイッター

[VAMPS]愛知・Zepp Nagoya公演1日目、不可能ということを作りたくない

ワールドワイドに活動する日本のロックデュオVAMPSの愛知・Zepp Nagoya公演1日目が7月8日(土)に行なわれた。「VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD」とタイトルし、全国24公演(うち野外フェス2)のツアーを行っている。

VAMPSのライヴスタイルは籠城(ろうじょう)と言われている。1つのライヴハウスを連日貸し切ってライヴを行うことから名付けられた。Zepp Nagoyaは7月15日(土)までの一週間を貸切って4公演行われる。ライヴ休業日はイベント「VAMPARK 2017」(遊技場や劇場機能を持つファンの遊び場)に同スペースが様変わり、VAMPSの秘蔵映像を公開。Zepp Nagoyaでは7月10日(月)・15日(土)の2日間限定で開催される。当日券の販売は「VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD」も「VAMPARK 2017」も予定されている。

愛知へのメンバー移動は公演当日の朝9時ごろ、都内から新幹線に乗りこみ始まった。日本公演では前乗りの多いVAMPS。珍しい話だった。Zepp Nagoyaには歩いての到着。公演初日はグッズ販売に早くから並ぶファン(愛称:ブラッドサッカーズ、略称:ブラサカ)で賑わっており、メンバーの会場到着を見られたブラサカも多かった。

DELrXx_VoAAxy1Z
画像引用元:VAMPS公式ツイッター Zepp Nagoyaに籠城中のVAMPSツアートラック

本日は土曜日。平日より2時間早めた、16時66分(17時06分)からショーはスタートした。セットリストは全19曲。衣装のフードを被ったHYDE(Vo)が表れた。1曲目には「UNDERWORLD」。2曲目には「INSIDE OF ME」。K.A.Z(Gu)が低音で重みのあるサウンドでじわりじわりとアンダーワールドに惹き込んでいく。新しいアルバムから2曲を組み印象付けた後は、3曲目の「REDRUM」、4曲目の「EVIL」と、慣れた曲を挟んで乗りや空気感など感触を確かめていく。HYDEのフードは6曲目「DON’T HOLD BACK」で外され、歓声があがった。13曲目の「AHEAD」ではHYDEが黒色の手袋を口に咥(くわ)えて外し、ステージフロントにK.A.ZとJu-ken(Ba)が集まり3人が息を合わせてイントロを奏でた。14曲目「RISE UP」ではVAMPSがフロアを眺め楽しそうに演奏。笑顔が印象的な1曲となった。

MCでK.A.Zは、「こんばんは。といっても外は明るいね。もう夏だね!名古屋はいつぶり?えっ?1年ぶり?でもみんな(がみんな)名古屋の人じゃないでしょう?名古屋の人は手をあげて。ちょっと…両手はあげないで。解らなくなる(笑)」とファンをかまって場を和ませる。「アメリカツアーに行ってきました。」と伝え、ファンが”おかえり”と返せる場を作る。「今までとはテイストの違うアルバムなんですが、良かったでしょ?そういうのもたまには良いなって思います。なんだかみんなダイエットしに来てるみたいだね。体を動かして汗かいてるから、ここがダイエット教室みたい。さぁ、後数曲なんですが…(笑)。そういうと必ず”え~?!”って言うでしょ?なんか他の言葉はないの?(笑)」とエスキャラを炸裂。ファンの反応を楽しんだ。最後には「はい…」と締めくくるK.A.Z独特の空気感も見せた。

HYDEは、「今日はライヴ前にブログを更新したんだけど…。また後で、読んでくれたら…。VAMPSはここ(ライヴの場)を自由な場所にしたいと思っています。みんなが楽しめる場所にしたい。VAMPSでは不可能をなくしたいから。みんなで協力して自由を勝ち取ろう!今日は一番暑い日みたいだね。あ、気温の話ね。暑かった?もっと熱くなろうぜ!心の準備はできてる?」とファンに問いかけた。

ラストは「SEX BLOOD ROCK N’ ROLL」。熱気の漂うZepp Nagoya、全てを出しきりショーを終えた。続く公演は翌日7月9日(日)、ウイークエンドタイムの16時66分(17時06分)から待ち構えている。名古屋公演も楽しみが深まる。

0708Day01

公演前にはHYDE(Vo)の公式サイトHYDEISTのブログが更新された。できることなら直接HYDEの言葉で読んでほしい。このHYDEISTはVAMPSの公式ファンサイトVAMPADDICTの会員になれば付属特典として入室できる場所。HYDEがソロ活動を始めた時に作られたサイトのため、VAMPS活動中の現在はVAMPADDICTへの加入で、HYDEの公式ファンサイトは無料入出できる配慮がされている。いわば、”無償の愛”運営の場所となる。女性特有の子育てや介護など生活上の止むにやまれぬ事情で離脱したファンも、きっかけとして戻りやすい場所なのではないだろうか。案外、このHYDEISTという場所は重要で、住み分けができる場所になる。どこのバンドにも言えることだが、ファンはメンバー1人ひとりに付いている。HYDEISTという場所は、HYDEのファンが集まってくる部屋であり、家のような位置付けとなっている。

デリケートな問題なので、細心の注意を払って伝えたい。

VAMPSのライヴではクラウドサーフィンが出現する確率が高い。フロアでいえばステージから5~6メートル範囲がゾーンとなり後方から人の体が頭上を流れてくる。2017年のライヴでは流れるスピードが比較的速く、飛ばされている雰囲気もあり、出現ゾーンが例年(下手側)とは違っている。少しずつの違いが重なって、フロアのゾーンの住み分けが難しくなっている。暗黙の了解という言い方に批判も起きると思うが、あえて言うことで多くの人への理解が得られるのなら、過去の状況を伝えたいと思う。

フロアステージ側の前方は、大きく3つのゾーンがブラサカの中で確立されていた。上手のゾーンはK.A.Zのファンが多く集まる場所で、パフォーマンスを運指の1つひとつまで追って感じたいと思う人も多い場所。センターゾーンはHYDEのファンが多く集まる場所で、HYDEの表情を見逃したくないと思う人も多い場所。下手のゾーンはサポートメンバーJu-kenのファンやアクティブに動いて盛り上がりたいファンが多く集まる場所で、発射台を務めてくれるファンもいる場所。そんな状況が過去にあった。

愛知公演1日目の動画の中に出現するクラウドサーフは2017年を語ってくれている。フロアの渦の中にいては見えないもの、広い範囲から見れば見えるもの。予測と理解、そして保身など、できることは様々に見えてくるだろう。

HYDEはライヴを行う中で必ずといって良いほどファンに伝える言葉がある。「悔いを残すな!はっちゃけようぜ!」という言葉だ。「いつもは良い子なんでしょ?(ここでくらいは)悪い子になっちゃえよ。楽しもうぜ!」。自己中心的なものを示しているのではなく、日常の悩みやしがらみ辛いこと、それら全て忘れてVAMPSの音だけ感じ、好きなメンバーだけを感じ、最高に幸せな時間を数時間だけでも過ごしてほしい。そんな願いが込められたVAMPSからの煽りだ。

センターゾーンはこれから多くのことが期待される忙しい場所となる。これから模索しながら一緒に歩いて行こうとHYDEISTに向けてHYDEが話しかけてくれた。気持ちを伝えて委ねてくれた。1人でも多くのファンが楽しくライヴを終えられる場所にすることができた時、SNSへ投稿される感想が変わってくるだろう。現在は、「ひっかかれて痛かった。上に乗る人は爪を切ってよ!」「髪ぐらいくくってよ。前が見えない」「頭蹴られた。靴脱いで上がって!」「バッグの中身が散乱しちゃった」というものが多く、苦情と改善策が書かれたものが多いのが特徴だろう。みんな楽しくライヴを終えたいと願っているからこその言葉。こうなったらいいのにな!が必ずと言っていいほど添えられている。

実は、少しずつの他者への思いやりと、メンバーへの愛で解決策が見えてくる問題なのかもしれない。美ボディ維持(体幹トレーニングなど)、ライヴを楽しむためのコソコソ筋トレ開始のいい機会になるのかもしれない。

9月の仙台公演まで約2カ月、UNDERWORLDの完成にむけた、クラウドサーフの取り入れをできることなら不可能にしたくないという、大きな1つの課題が加わった。