[VAMPS]8カ月・国内外全38公演を走り抜けた2017年、ラスト公演は幕張で「みんな盛り上げてくれてありがとう!」

ワールドワイドに活動する日本のロックデュオVAMPSが4月から始めた2017年のライヴツアー「VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD」。11月5日(日)の千葉・幕張メッセイベントホールを会場に、ツアーファイナルを迎えた。

8カ月で国内外(日本・北米・南米)をまわる全38公演(他、北米ゲストアクト全12公演+フェスなど全16公演、総計全66公演)は、ホームを大切にするVAMPSらしいスタートを切る。4月19日(水)にVAMPSファンクラブVAMPADDICT ONLY(神奈川・CLUB CITTA’川崎)としてファーストライヴを行い、5月に北米ツアー、6月に国内ライヴハウスツアー、7月8月にミュージックフェスなどに出演、9月から再び国内ライヴハウスツアーを挟んで北米ツアー、10月に南米ツアーを行い、帰国後凱旋公演としてアリーナツアーをまわった。

公演ラストの幕張メッセイベントホールはVAMPSが幕張メッセの施設の中では初めて使うホールで、独立した建築のドーム型ホール。ボックス席を含めて総固定客席数4860席、アリーナオールスタンディングでは約10000人が収容できるホール会場となる。3階まであるホールは上階最後列まで目一杯のファンで埋まった。

ショーのスタート時刻17時06分(16:66)に近づくと、ステージに降ろされた暗幕にタイムカウントが始まる。じわりじわりと迫りくるアンダーワールドへの誘いをブラッドサッカーズは固唾を飲んで見守った。暗転したショーの始まりに歓声が響き渡る。暗幕が開かれ、プロジェクションマッピングで投影される巨大なVAMPS城が姿を現し始まったファーストナンバーは「UNDERWORLD」。HYDE(Vo)が「Are you BLOODSUCKERS? Let’s go!」とあいさつを入れてファイナル公演は始まった。「INSIDE OF ME」では拡声器を片手にHYDEがフロアを煽り、K.A.Z(Gu)はステージサイドに置かれたパトカーのルーフに立って、ギターを搔き鳴らす。荒らされ、壊れ、錆びついたパトカーが、ステージサイドに左右で2台、置かれていた。

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VAMPS公式サイト パトカーのルーフに乗るK.A.Z
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VAMPS公式サイト アンダーワールドに浮かぶVAMPS城

「LIPS」の後でHYDEが「最後、悔いのないようにいこう。楽しませてもらうからな」とフロアを煽る。「BREAK FREE」ではコールアンドレスポンスがフロアから起きた。曲間にはペットボトルの水を頭からかぶり、緩やかにヘッドバンギングをするHYDE。髪から飛び散る水しぶきを浴びてフロア前方のブラッドサッカーズから黄色い声があがる。ヘッドバンギングを終えたHYDEは乱れた髪をオールバックにして撫でた。「Would you bleed for me?」と言葉を投げかけて始まったのは「BLEED FOR ME」。K.A.Zが奏でるミドルテンポでヘヴィなギターサウンドが曲の妖艶さを際立てる。軍帽をかぶり玉座椅子に座るHYDE。悩ましそうに歌う姿は、ミュージックシーンを情景にして劇のように見せた。「CALLING」では特攻が爆裂。青白い炎がステージ上にあげられた。フロアはHYDEの煽りに応え「CALLING」と歌う。フロアが一体となった。

HYDEが「この後しばらくないから。色々まわって最後なんだから、ここが一番カッコよくなくちゃ!本性見せてくれよ!カッコいいところ見せてくれないと成仏できないよ?最後なんだから、成仏させてくれよ!どうしてアリーナがオールスタンディングなのか解るよな?有効活用しようぜ!」と煽る。

MCでK.A.Zは、「UNDERWORLDっていう素晴らしいアルバムができて、みんながその曲を覚えてくれて騒いでくれてね。本当にありがとう。みんながいてくれるから、こんなに盛り上がってこられたと思います。今年はこれでVAMPSの活動は最後になりますね。最後まで暴れて行ってください。では、よいお年を!」とツアーを振り返った。11月上旬に年末のあいさつまで終わらせてしまうK.A.Zのマイペースさにフロアは爆笑。ほっこりとした柔らかい空気に包まれた。

HYDEはMCで、「長いような、短いような感じでした。みんなありがとうね。みんなが来てくれて、こうやって顔が見られて嬉しい。みんな、可愛いなって思う。今日は楽しませてもらいました。ありがとう。しばらく会えないけれど…、みんな(俺たちのこと)忘れんなよ!」と一抹の寂しさを伺わせた。

「みんな、アレ点けてくれる?」とスマートフォンのライトの点灯を促すHYDE。アレで伝わるブラッドサッカーズとのツーカーの仲も披露。約10000の光が揺れて始まったのは「SWEET DREAMS」。HYDEもまた、自らのスマートフォンのライトを点灯して揺らした。間奏からはステージからフロアを動画撮影するHYDE。その光景を心に焼き付けるかのように情景を残した。

引用元:HYDE公式インスタグラム

全19曲、ラストには「SEX BLOOD ROCK N’ROLL」。HYDEは、「もう、しばらくないから!少々ぶっ壊れても構わねぇよな?最後が一番カッコよくなきゃいけないんだよ!」と煽る。弾ける笑顔満開のブラッドサッカーズ。飛び跳ね、腕を振り上げ盛り上がり、熱のこもるフロアは乱舞でフィニッシュ。ステージ上からフロアの光景を眺め、名残惜しそうにいつまでも感謝を伝えてまわるHYDEとK.A.Z。真っ赤な薔薇がフロアに撒かれ、ピックを最後の1枚まで全て撒き尽くした。ステージからフロアをバックにHYDEとK.A.Zがスマートフォンで自撮り。その後も、腕を高くあげ、何度も何度も手を振って、ありがとうを伝える2人。幕間に入る直前、「ありがとう!また会おうな!それまで、首を洗って待ってろよ!」とHYDEは言葉を残して姿を消した。

終演後のSNSは、ファイナル公演に参戦したブラッドサッカーズからVAMPSへの、感謝のコメントで溢れかえった。「本当にカッコよかった。ありがとう」「一生ついて行きます!」「これで終わりなんて言わないで、まだ追加公演をしてほしい」「鳥肌が立つくらい音が良かった。感動した」など、公演の良さに想いが心に納まりきらず、感激を伝えたいとする感動に満ちたものばかりだった。

VAMPSの2017年のライヴは終りを告げた。ツアータイトルに掲げられたVAMPSの4枚目のアルバム『UNDERWORLD』は、海外の有名プロデューサーを招き、作りあげた渾身の1枚。たくさんのブラッドサッカーズに愛され、ライヴを通し育てられてきた。他バンドのファンが集うフェスの中でもVAMPSのサウンドは一目置かれ、日本の中でも外タレと言ってもらえるほど、音に磨きをかけることができた。この1年のVAMPSの変化は、ライヴに足を運び続けたブラッドサッカーズにも、1度のみライヴに参戦したブラッドサッカーズにも、分け隔てなく確りと伝わったことだろう。万が一、このツアーを逃してしまったブラッドサッカーズが居たとしても、VAMPSの存在を今知って次のライヴから参戦したいと思っている人が居たとしても、VAMPSは誰一人置いてけぼりにすることはない。この2017年のライヴは映像の販売が既に決定している。12月6日(水)のLIVE DVD & Blu-ray『VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD』発売を楽しみに待っていて欲しい。現在は予約受付中(UNIVERSAL MUSIC STOREVAMPROSE STORE)。

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[VAMPS]海外ツアーから帰国、凱旋公演の最初は神戸で!約2万2千人が出迎える

ワールドワイドに活躍中の日本のロックデュオVAMPSは約1カ月の2017秋の北米・南米ツアー(9月23日~10月10日)を無事に終えて帰国。10月21日(土)に海外凱旋公演の初回として兵庫・神戸ワールド記念ホールのステージに立った。

VAMPS(UNIVERSAL MUSIC JAPAN所属)は、Eleven Seven Musicと2015年に海外での業務契約を交わしている。この神戸公演、VAMPSにとっては史上初の指定席VIP TICKET(1席54000円、全68席)が販売された。海外アーティストが日本公演を行うのと同じ条件でステージは設けられたこととなる。指定席VIP TICKETは完売。兵庫・神戸ワールド記念ホールではボックス席と言われるその場所に、席は設けられた。※内容詳細についてはVAMPS TIMES(VAMPSのファンクラブ会員特典の会報誌)に掲載される予定※

土曜日開催は16時66分(17時06分)からのスタートを切るVAMPSのショー。暗幕に映し出されるカウントタイムが16:00の文字を表示した時、K.A.Z(Gu)選曲の会場BGMは音を消した。そこからステージSEに代わる。2音で構成される音は、歪みがかった低い音でフロアを包んだ。時折入るスクラッチ音が、時空に歪みが起きているようにも感じさせる。VAMPSの作り出すアンダーワールド(ライヴ空間)へ、ブラッドサッカーズ(VAMPSファンの総称)が引き込まれていくかのように。神戸に建つ茶色の丸みを帯びたその箱は、重い扉を閉め、世情から離脱した。タイマーカウンターが16:66を指す。ステージセット上(幕張ファイナル公演で全容は記載予定)から黒幕が開かれ、VAMPS城の全容が浮かび上がった。メンバーが下手後方からステージへと姿を現す。1人、またひとり、ブラッドサッカーズの歓声を浴びながら持ち場へと就いた。最初の曲はニューアルバムのタイトル曲「UNDERWORLD」。国内外のツアーを重ねた成果のように、約2万2千人のブラッドサッカーズから、腕をあげ声をあげ、確りとしたレスポンスが返る。音は、重低音に奥行きや重みが更に加えられ、分厚くズシリズシリと体感できるサウンドに成長していた。空気の振動が肌に感じられる、心地よい重低音。覆いかぶさる雑味はなく、抜け感よく届いてくる。アメリカの音楽の迫力の良さと、日本の繊細なクオリティーが合わさって、VAMPS独自の音の世界を造り出していた。日本の音楽シーンではなかなか聞くことが難しい、聞き応えのある、極上のヘヴィサウンドに仕上がっている。今のVAMPSを確りと堪能して欲しい。

神戸に入れた最初の挨拶はHYDE(Vo)から、「神戸!UNDER WORLDへようこそ。可愛がってやるから、たまってるもん全部出してくれよ!」とひと言。煽りに答え、下手側前方スタンディングブロックから八の字ヘッドバンギングや、下手後方スタンディングブロックから土下座バンギングが演奏に合わせて起きた。

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K.A.Zインスタグラム 神戸公演のステージング風景

また、夏に向けて行われた国内ライブハウスツアー中に好評だった軍帽姿もHYDE(Vo)が凱旋公演でも披露。どよめきが起きる。公式サイトから、神戸公演はハロウィンの仮装も歓迎すると事前にコメントが出されたこともあり、フロアには“パンダ”や“くまモン”の仮装に身を包むブラッドサッカーズも。HYDEは漫画家・冨樫義博作品『HUNTER×HUNTER』からクロロの仮装を披露した。その上、軍帽姿も披露となった。

MCでHYDEが、「今日はメンバーも仮装しています。K.A.Zくんは、どこ仮装してるかよく解んないけど…?怖いTシャツを着てます」と紹介。K.A.Zがステージ中央に歩み寄り、フロアに背を向けてTシャツのバックプリントを見せる。黒地にホワイトスカルが幾つも詰め込まれた、強面のツムツムのようなプリントで、ホラーな一夜を演出。正面からはいつも通り。ステージングに合わせた男前なスタイリングで、ギターリストK.A.Zを披露した。

続けてHYDEが自らの仮装について話す。「僕は、額に十字架書いただけの仮装なんですけど…。SNSで皆さんがこれがいいって言ってくれてね。額に十字架だけなんでね…。今までは特殊メイクまで呼んでたから。いつものハロウィンパーティーなら、“えっ?”って言われそうでしょう?するならここしかないなって思いました」と打ち明けた。

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HYDE公式サイト 神戸のステージング風景

客席からは“お帰り”の声が上がる。HYDEは「そう、海外から帰ってきました。海外ではね、今回は色々とトラブル続きでね。でも、その方が記憶に残るしね。詳しくは会報とかで読んでください」と話した。

K.A.ZはMCで、「こんばんは。今日はセミファイナルで、プチハロウィン?みんな仮装してきたね!顔からダラダラと流れるものもあってね、いい感じですよ」と、ドSっぷりを爽やかに振りまく。「海外をまわって来ました。結構、トラブルがあってね。初日なんて15分しか出来なかったんだよね。うちらのせいじゃなかったんだよ。 それに加え、機材が無くなってしまったり…とね、色々あったんだけれど、あまり言ってしまうとね、会報とかの楽しみが無くなるからね。 この先は有料って事で(笑)。楽しみにしていてください」と話しを次回へとまわした。

セットリストは全20曲。インターバルを挟んで2曲目に入る時、HYDEがブラッドサッカーズにスマホを取り出すように促す。ブラッドサッカーズがライトを点灯。約2万2千個の光がホームに灯る。急なHYDEの提案にアプリをダウンロードしていないブラッドサッカーズもいたのだろうか。「…まだ、光が付いていない人は、もう一度人生を考え直したほうがいいよ」とクスリと笑うHYDE。ドラムステージに歩みを進め、大輪の深紅の薔薇を1輪、手に取った。久しぶりにステージに姿を見せたサポートメンバー・JIN(Key)のピアノ音から「VAMPIRE’S LOVE」が始まる。優しく紡ぐその曲を、波打つたくさんの小さな光が支えて映る。

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VAMPS公式サイト スマホライトを点灯したフロアに向けVAMPIRE’S LOVEが歌われる

地球儀上では日本の裏側になるチリで見られた「VAMPIRE’S LOVE」の光景。日本の凱旋ライヴに引き継がれ、フロアに光が灯る。VAMPSの海外渡航中の様々な心配事も全てを消し去る柔らかな光。ジャパニーズクオリティ。この光景に、ホームに、“おかえりなさい”。いつもはラストを19曲目「SEX BLOOD ROCK N’ROLL」で綴じるところ、今夜はハロウィンということで1曲プラス。HYDEが全パートを歌う「HALLOWEEN PARTY」が神戸に響く。ブラッドサッカーズからの“Trick or treat!”のレスポンスに盛り上がる中、神戸公演は幕を閉じた。

続く凱旋公演は、ファイナルの千葉・幕張メッセ イベントホール。神戸公演でVAMPSからの「ただいま」という声は1度も聞かれていない。その言葉は、11月5日(日)まで取っておいてくれたようだ。時間の許すブラッドサッカーズは、ぜひその声を聞きに、ファイナルへ足を運んで欲しい。MC以外は煽りも全て英語を使った公演に仕上がっている。また、神戸公演でK.A.Zが洩らした「この後は、制作期間に入ります。暫らくはVAMPSをライヴで聞く機会がないかも?」の気になるひと言。ファイナルの後は、HYDEはソロ公演の黑ミサへ、K.A.ZはOBLIVION DUSTの全国ツアーに。お互いが別々の活動をする時間を設けての再始動となる。様々な魅力を持つVAMPS。今後の活動情報解禁はファイナルに持ち越される見込みとなる。

次にVAMPSがステージに立つのは、10月27日(金)・28日(土)・29日(日)のVAMPS主宰『HALLOWEEN PARTY 2017』。幕張メッセ国際展示場 9・10・11ホールを会場にして全23組のアーティストが仮装し、華やかにパーティーを飾ってくれる。チケットの入手方法など詳細については、HALLOWEEN PARTY 2017 特設サイトで要確認。

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[VAMPS]スーパージャパンエキスポ・チリにメインゲスト出演、大歓声に迎えられる

世界で活躍中の日本のロックデュオVAMPSは現地時間10月8日(日)、「SUPER JAPAN EXPO Chile」にメインゲストとして呼ばれ、出演した。チリ・サンディアゴのモビスターアリーナ(最高総動員数16419人)を会場としたこのイベントは、音楽・アニメ・ゲームを中心とした日本のポップカルチャーに特化し、行われるフェスティバル。クールジャパン関連の事業となり、南米チリは2011年に第1回を開催。2015年の第2回開催から毎年行われ、今年で第4回を迎えた。

VAMPSはメインステージの20時30分~22時30分までの2時間の持ち時間で、全13曲を熱演。他ステージは20時で終了したため、メインステージへと全イベント参加者が集った。チリへは、2010年のワールドツアー「VAMPS LIVE 2010 BEAST WORLD TOUR」のファイナルで訪れたのが最初。そのライヴでファン約5000人が詰めかけ、機動隊が出動するほどの熱狂ぶりを見せた。その後、2015年に南米ツアー「VAMPS LIVE 2015 Latin America」で再上陸。今回が3度目のライヴ開催となった。

会場となったモビスターアリーナにはチリやブラジルからブラッドサッカーズ(VAMPSファンの総称)が集まり、フロア最前列の柵には各国の国旗が掲げられた。また、チリの国旗には当日会場でファンが寄せ書きを募り、チリ来国の喜びと感謝を伝えた。会場の外での熱狂的な出迎えに対応し、VAMPSにSPが複数配置される。メインステージまでの移動も厳重に行われた。イベントスタッフが手を繋いでサークル状に人垣を作る。その中をVAMPSクルーとSPがVAMPSを先導する二重の構えで臨まれた。

現在、ニューアルバム『UNDERWORLD』を引っさげ、北米・南米ツアーを開催中のVAMPS。全13曲のセットリストのうち7曲をニューアルバムから演奏した。ショーがスタートし「UNDERWORLD」が始まると、フロアからは大合唱が始まった。藍色の照明の中、スモークが夜霧のように演出される。左右アンプに置かれた赤色回転灯がクルリクルリと回り、危険を警告する。生き血に飢える2頭のヴァンパイアがチリの地に降臨した。確りとVAMPSの世界観へと誘っていく。フロアの熱気は急上昇。演奏も掻き消されるほどの大合唱で、どの曲もコールが起きる。

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VAMPSの人気っぷりは、チリでさらに年々上昇しているようだ。12曲の本編は熱烈な盛り上がりのなかフィニッシュ。インターバルを越え再びステージに姿を現したVAMPS。K.A.Z(Gu)を始めとし、サポートメンバーのJu-ken(Ba)とArly(Dr)がドラムステージの前へと腰をかける。HYDE(Vo)はセンターに歩みを進め、ゆっくりと話し始めフロアに向けて謝った。機材トラブルにより、アンコールが演奏できないことを告げる。フロアからは落胆の声が短くあげられた。しかし、フロアは致し方ないといった表情。日本から真裏にあたるチリまでよく来てくれた、ありがとうと伝えんばかり。瞳はキラキラと滲み、感動を伝えていた。HYDEが少しの空白の時間の後で言葉を続けた。アカペラで1曲「VAMPIRE’S LOVE」を歌うというのだ。フロアは建物を揺らす程の歓声が、悲鳴のように起きた。ブラッドサッカーズが喜ぶその光景を申し訳なさそうに眺めながら、HYDEは人差し指を口元に置いて「シーッ!」とサイレントを呼びかける。一呼吸置いてから、「VAMPIRE’S LOVE」をアカペラで歌い始めた。

映像引用元 Ju-kenインスタグラム チリでは「VAMPIRE’S LOVE」がアカペラでプレゼントされた

スマートフォンのライトを点灯したフロア。幾千もの光となって灯る。南米ツアー2国目チリでの「VAMPIRE’S LOVE」は、機材トラブルを含んだ緊張感あるところからのスタートだったかもしれない。しかし、この眩しく、揺らめく、多数の光が教えてくれる。暗い夜でも、世界中のブラッドサッカーズが、大きな深い愛で、お互いを想いやっているということを。VAMPSを中心に、世界中に広がるブラッドサッカーズの想いが、やがて1つになっていくところを、SNSが発達した時代に居る私たちは、リアルに感じていくことができるのかもしれない。平和な世界を君にも見せたい。まずはブラッドサッカーズから。その光景が広がる日は、すぐそこの未来にも思えてくる。

続くVAMPSの南米ツアーはアルゼンチンへと移動する。現地時間10月10日(火)のアルゼンチン・ブエノスアイレスのTEATRO VORTERIXを会場にヘッドライン公演が行われる。

VAMPS公演のチケット購入&VIPアップグレードはこちらからできる。

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[VAMPS]メキシコ・グアダラハラでチャリティーライブを敢行

世界で活躍する日本のロックデュオVAMPSが南米ツアーに入った。最初に訪れたのは、地震報道から日の浅いメキシコだ。メキシコ第二の都市と謳われるハリスコ州グアダラハラで現地時間10月3日(火)、TEATRO ESTUDIO CAVARETを会場にチャリティーライヴを開いた。興行で得た収入を、寄付へとかえる。

メキシコ公演は前日から現地入りができた。ヘッドライン公演の準備も、サウンドチェックも、余裕を持って行うことができる。VAMPS公式ツイッターでは、サウンドチェックの様子が公開され、広いステージに立つ本番前のVAMPSの姿が見られた。4000人を動員できる大きな規模のべニューとなる。

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VAMPS公式ツイッター サウンドチェックの様子

VAMPSはメキシコ公演に全18曲のセットリストで挑んだ。ニューアルバム『UNDERWORLD』からは、10曲を選曲。地震への恐怖、日常を心細く過ごしているファンに、最高の贈り物となったことだろう。レアな曲では「VAMPIRE’S LOVE」を。「RISE UP」は、“メキシコのブラッドサッカーズ(VAMPSファンの総称)のために”とコメントを入れて演奏をした。ショーが始まる前から、大歓声がフロアで沸き起こる。日本のライヴでは、アンコール時に起こるVAMPSコールのような盛り上がりだ。お国柄の出迎えなのかもしれないが、日本のライヴシーンでは考え難い、スタート前からのスタンディングオベーション。メキシコのブラッドサッカーズがVAMPSを待ちわびてくれていたことが、ひしひしと伝わってくる。ニューアルバムをひっさげたツアーにふさわしく、1曲目は「UNDERWORLD」でスタート。フロアの熱気はますますヒートアップ。狂気乱舞のアンダーワールド(VAMPSがファンと作りあげるライヴ空間の意)が仕上がっていった。

HYDE(Vo)はメキシコ国旗を両手に持ち、掲げてフロアに見せる。悲鳴にも似た、空気を震わせるほどの歓声が、フロアに沸き起こった。

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HYDE公式サイト メキシコ国旗を掲げるHYDE

「VAMPIRE’S LOVE」では、ステージ後方に置かれる青い薔薇を一輪、HYDEが手に取り花弁をじっと見つめる。平穏無事の祈りを込めるようにも見えた。曲のはじめをピアノが数音調べた時、フロアには割れんばかりの黄色い歓声が響いた。秋の北米・南米ツアーでは初のエントリー。この公演が特別なものだと、べニューに足を運んだブラッドサッカーズを喜ばせた。このツアーで好評を得る軍帽をかぶる装いもHYDEが見せる。K.A.Z(Gu)のアグレッシブなギターを弾きながらのフットステップも、重圧感のあるギターサウンドも、「CALLING」でのピッキングも確りと魅せた。ショーの盛り上がりは最高潮に達する。フロアから日本語だと解る「VAMPS!あいしてる~!」という声も歓声の中あげられた。日本から参戦したブラッドサッカーズもSNSで「この公演は本当に感動するものだった。VAMPSのファンになって良かった」とコメントを残したほど。ショーは大成功に終えることができた。

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VAMPS公式サイト メキシコのステージング風景

終演後、VAMPSは公式ツイッターでメキシコに宛て、コメントを残した。

― Mexico, thank you for making us feel at home! Things out of our control happen, but we always RISE UP & look ahead!! ―

ステージ去り際にVAMPSが伝えた言葉も希望を繋ぐ言葉だった。

「メキシコ!俺たちは近いうちにまた戻ってくるからな!それまで頑張って、俺たちのことをちゃんと待ってろよ!」

心から慕うVAMPSが、この希望の言葉を残した限り、メキシコブラッドサッカーズにとって、これからを生きる強い指針になるだろう。前進するエネルギーになってくれることを祈る。

続くVAMPSの南米ツアーは現地時間10月8日(日)、チリ・サンティアゴで行われるスーパージャパンエキスポ。ゲスト出演としてステージに立つ。

VAMPS公演のチケット購入&VIPアップグレードはこちらからできる。

セトリ

[VAMPS]北米ツアー最終日はシアトルでヘッドライン公演、東西横断でファンのもとへ

2017年の秋の北米ライヴツアーをまわる日本のロックデュオVAMPSは現地時間9月28日(木)、アメリカ・ワシントン州シアトルのEL CORAZONを会場にヘッドライン公演を開いた。

前日27日(水)を移動日にしていたVAMPSはDANZIGのサンフランシスコ公演の振替え公演後、夜間をバスでひた走り、アメリカを東西横断。シアトルに向かう。バス泊からのVAMPSからは道中に見えた日の出をHYDE(Vo)がインスタグラムで動画公開。ブラッドサッカーズからは“同じ景色が見られて嬉しい”と喜びの声があげられた。

VAMPS一行は会場のドアオープンに間に合うか合わないかを心配しながらワシントン州への到着を急いだ。ここはアメリカ。寛大な心で、会場に集まる全てのファンや現地スタッフが、到着の無事を喜んでくれた。シアトル公演を共に盛り上げてくれたのは、シアトルを拠点に活動するオルタナティブロックバンドのDesigner Disguise。VAMPSは一緒に写真を撮影。公式ツイッターで紹介した。

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VAMPS公式サイト アクトを引き受けてくれたDesigner Disguiseと記念撮影
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VAMPS公式サイト 日のあるうちに到着できたVAMPSクルーのバス

VAMPSは全16曲のセットリストを組んで挑んだ。内容はロサンゼルス公演と同様。オープニングでは拡声器で警告音をあげ、1曲目「MIDNIGHT CELEBRATION」に繋げる。K.A.Z(Gu)がギターを背に這わせて回転させ、前方モニターに片足を上げ降ろす。攻撃的なギターサウンドでフロアを煽って始まった。続いて「EVIL」。生き血に飢えた吸血鬼。息づかいも間近に見える800人キャパのフロア。HYDE(Vo)がクールな眼光を飛ばして煽る。VAMPSが創造する今夜のショーも、危険な雰囲気をかもし出し、フロアに序盤2曲で充満させていった。3曲目にはニューアルバムのタイトルにもなっている「UNDERWORLD」。フロアから演奏に合わせて“yeah!”と掛け声があがる。シアトルのアンダーワールドが扉を開けた。ニューアルバムから11曲、過去曲から5曲。アルバム『UNDERWORLD』を繰り返し聞いて臨むブラッドサッカーズ(VAMPSファンの総称)が確りと堪能し、楽しめる内容となった。日本公演でブラッドサッカーズから好評を得ていた軍帽をかぶる装いも見せ、歓声をあびる。13曲目「B.Y.O.B」はアメリカで特に盛り上がる曲に成長。フロアを捕りこんでのコーラスに、VAMPSクルーも声を上げ、体を揺らして楽しんだ。インターバルを挟んでからは、3曲ともブラッドサッカーズとシンガロングで楽しむ選曲で、「SIN IN JUSTICE」、「RISE OR DIE」、「SEX BLOOD ROCK N’ ROLL」を演奏。シアトルのショーも熱の溢れる大盛況の中で、幕を閉じた。

続くVAMPSの公演は南米に場所を移し、メキシコ・グアダラハラでのヘッドライン公演が現地時間10月3日に行われる。先日、大きな地震が起きたメキシコ。ブラッドサッカーズの心情や安全を想い、開催を延期にするか決行するか悩みに悩んだ末、チャリティーコンサートに内容を変更し開催される。それについては、HYDEの公式サイトHYDEIST内のブログで励ましの写真と共にHYDEの言葉で語られている。

シアトルセトリ

[VAMPS]ライブハウスをまわる全国ツアー全22公演が仙台でラスト、熱狂の中ファンと笑顔で結ぶ

ワールドワイドに活躍中の日本のロックデュオVAMPSは、6月スタートのライヴハウスをまわる全国ツアー「VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD」(全7都市)を、宮城・チームスマイルSendai PITの9月17日(日)・18日(月・祝)をファイナルとして、全22公演全てのショーをやり遂げた。

会場となったチームスマイルSendai PITは東日本大震災の発災から丸5年を迎えた2016年3月にオープンしたライヴハウス。“つなげよう感動、つながろう東北の笑顔”を掲げており、子供たちや若者たちの創作活動へのチャレンジをサポート、地元の子供たちが夢を持って元気に立ち上がれるようなきっかけ作りを進めたいと立ち上がった一般社団法人チームスマイルが設立したライヴハウス。被災地の人々が主体で復興する後押しをしたいとの願いが込められている。VAMPSがツアーラストに選んだ会場は仙台だった。

仙台二日目にあたる18日には、VAMPS公式サイトがファンの集合写真撮影のアナウンスを行った。ライヴハウスツアーファイナルのために全国から集まったブラッドサッカーズ(VAMPSファンの総称)。VAMPSに笑顔を贈った。

セットリストは両日ともに全19曲。レアな曲では、17日に「VAMPIRE’S LOVE」が、18日に「SWEET DREAMS」が演奏された。

HYDE(Vo)はMCで、「ここ(仙台PIT)は初めてだね。ここいいよね!四畳半くらいしかないのかと思っていたけど…。バックステージも綺麗だし。」と話す。VAMPSが仙台を訪れたのは2015年3月のゼビオアリーナ仙台でのライヴ以来。2年半ぶりとなる。

K.A.Z(Gu)は、「ライヴハウスツアーは今日が最後です。みんな楽しそうで嬉しい。仙台は2年ぶり?ただいま!みんなが盛り上げてくれたので、とてもいいツアーになりました。ありがとう。みんな汗かいたね。いい汗だね」と感謝を伝えた。MCは続く。「ハロウィン行く人?」とフロアに呼びかけ挙手を募る。「あれも面白いからね。みんな今日の仮装で充分だよ。…ってJu-ken(Ba)がね、Ju-kenが言ってました。酷いよね」とK.A.ZらしいSキャラ発言を他人様に擦り付け、笑いを誘った。慌てて腕をあげたJu-ken。大きくバツ印を作る。フロアからは笑いが起こった。

VAMPSはこれから向かう海外のライヴについても話した。K.A.Z「VAMPSはこれからアメリカに行って、南米はメキシコに行って、チリに行って、アルゼンチンに行ってきます」と話し、HYDEは「ライヴハウスはツアー最後かぁ。ちょっと寂しいね。…寂しい。みんなに元気をたくさんもらったので、これからアメリカで闘ってきます。頑張ってくるから!カッコ良くなって戻ってくるから」と伝えた。

また、DVDの発売についてもHYDEが告知した。「DVDね、この前大阪で収録したものが12月ぐらいに出ます。カッコ良い仕上がりになっています。もう、見ていて恐いくらい。楽しみにしていてください」と伝えて、歓声と拍手を浴びた。

ライヴではラストの集大成を魅せるかのように、「CALLING」や「AHEAD」でブラッドサッカーズが息ピッタリのシンガロングでライヴを盛り上げる。「UNDERWORLD」ではハンドクラップも時折り入れて、日本独自のアンダーワールドを完成させた。

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VAMPS公式サイト Sendai PITの熱いライヴの模様
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HYDE公式インスタグラム ライヴハウスツアーファイナルの様子

ここで日本全国をまわったライヴハウスツアーはラストとなるが、VAMPSの勢いはいよいよ加速する。続いてのVAMPSのライヴは再び渡米し、海外現地時間9月22日(金)~10月11日(水)までの間で全9公演。アメリカのロックバンドDANZIGのゲストアクトを3公演、VAMPSのヘッドライナーが4公演、音楽フェスティバル出演が2公演。アメリカのサンフランシスコ・ラスベガス・テンピ・ロサンゼルス・シアトルをまわり、その後メキシコ、チリ、アルゼンチンとなる。再びVAMPSが日本に戻るのは10月21日(土)の兵庫・神戸 ワールド記念ホールのアリーナ公演。一般発売のチケット入手には、まだ間に合う。ますますVAMPSから目が離せない。

※VAMPSの今後のライヴ詳細はBandsintownのVAMPS公式ページで確認ができる※

アリーナツアーin JAPAN

[チケット一般発売]
2017年9月16日(土) 10:00~

※VIP TICKETの一般発売は、チケットぴあのみでお取り扱いいたします。

神戸公演

[初日特電]
2017年9月16日(土) 10:00 〜 18:00
チケットぴあ 0570-02-9985

[お電話]
2017年9月16日(土) 18:00〜
チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード:345-203)

2017年9月16日(土) 10:00〜
ローソンチケット 0570-084-005 (Lコード:57661)

2017年9月16日(土) 10:00〜
CNプレイガイド 0570-08-9999

 チケットぴあ

2017年9月16日(土) 10:00〜

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 ローソンチケット

2017年9月16日(土) 10:00〜

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 CNプレイガイド

2017年9月16日(土) 10:00〜

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 イープラス

2017年9月16日(土) 10:00〜

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[お問い合わせ]
キョードーインフォメーション 0570-200-888 (10:00〜19:00)

幕張公演

[お電話]
2017年9月16日(土) 10:00〜
チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード:341-826)
ローソンチケット 0570-084-003 (Lコード:75679)

 チケットぴあ

2017年9月16日(土) 10:00〜

GET TICKETS! 

 ローソンチケット

2017年9月16日(土) 10:00〜

GET TICKETS! 

 イープラス

2017年9月16日(土) 10:00〜

GET TICKETS! 

[お問い合わせ]
ディスクガレージ 050-5533-0888 (平日12:00〜19:00)

引用元:VAMPS LIVE 2017特設サイト

HALLOWEEN PARTY」 http://hwp2017.vampsxxx.com/

チケット先行受付

 オフィシャルサイト 三次先行

9月15日(金) 12:00 ~ 9月19日(火) 23:59

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 プレイガイド 二次先行 (ぴあプレ)

9月15日(金) 12:00 ~ 9月19日(火) 23:59

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 サークルK・サンクス 二次先行

9月15日(金) 12:00 ~ 9月19日(火) 23:59

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 ファミリーマート 二次先行

9月15日(金) 12:00 ~ 9月19日(火) 23:59

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0917
0918

 

[VAMPS]国内ライヴツアー後半戦に突入、札幌2Days秋の到来北の地で30度越え熱狂のライヴ

日本のロックデュオVAMPSが全国を回る国内ツアー「VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD」(全24公演)は9月2日(土)・3日(日)、北海道・Zepp Sapporoで2日間の籠城形式のライヴを開いた。

9月に入り一気に肌寒くなった日本列島。北に位置する北海道札幌市は寒さも一段と増しており、真夏の装いにはジャケットを1枚羽織りたくなる状況だ。食の堪能できる北海道、食欲の増す秋としてはVAMPS上陸に合せた嬉しい気候の変化だった。

ウイークエンド開催のスタート時刻は16時66分(17時6分)から。遠くまで足を運んでくれるブラッドサッカーズ(VAMPSファンの総称)のために、他の会場とは違う面も取り入れて行われてきた北海道公演。HYDE(Vo)は、肌を露出する場面もあった。2日は春のアメリカツアーで羽織ったロングジャケットで、3日は黒い上着のジッパーを開け、鍛えられた腹筋を見せた。

MCでHYDEは、「どさんこ!いいね、声出てるね!声大きい、顔もデカいけど(笑)」とブラッドサッカーズとスキンシップを取る。「北海道(の気候)をなめていました。もう寒いんだね、北海道。動いていないと風邪を引きそうです。今、会場の室温は25度。みんなで30度まで温めよう。いい話ができなくてごめん。寒い」と話し、寒い!寒い!30度に上げろ!と曲の中で煽りを入れた。

K.A.Z(Gu)は、「北海道の人いる?」と声をかけてブラッドサッカーズに手をあげさせる。「あ、けっこう居るんだね!もっと少ないと思ってた。札幌って北海道の端のほうでしょう?広いからね。今度は北海道も札幌と(別市の)どこかでできたらいいね。するとは言ってないよ。できたらいいね、だからね。できるように頑張ります。北海道好きだから」と話した。

その話を受けてHYDEは、「僕も北海道大好きですね。心が洗われるというか。‥それは言い過ぎかな?空気が綺麗だから気持ち良いんですよ。散歩してても気持ち良いし、すすきのには可愛いお姉ちゃんが居るし。しばらく来られないから寂しいけれど、確実に戻ってくるから!」と伝えた。

セットリストは両日共に全19曲。2日は「VAMPIRE’S LOVE」が、3日は「SWEET DREAMS」がアンコール曲の中で演奏された。

VAMPSoffisapporo-01 VAMPS公式ツイッター Zepp SapporoのVAMPSのパフォーマンス

今後のVAMPSの単独公演は、次の宮城・仙台公演の後、再びアメリカに場所を移して、2017年秋の挑戦が始まる。帰国後にはアリーナを会場に「VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD」が決定しており、アメリカでの成長を再び国内でブラッドサッカーズに披露する。

側近のVAMPSのライヴは9月8日(金)に東京・Zepp Tokyoで行われる「MY FIRST STORY “MMA” TOUR 2017」へのゲスト出演となる。親交も深く、VAMPSの「HALLOWEEN PARTY 2017」にも出演を受諾してくれているMY FIRST STORYの全国ツアー初日をVAMPSが祝いに駆け付ける。

秋のVAMPSも多くのライヴが控えている。国内外での活躍に、いよいよ目が離せない。※VAMPSの今後のライヴ状況の把握に便利なサイトBandsintownはこちらから

VAMPS0902Sapporo

VAMPS0903Sapporo

[VAMPS]全国ツアーの締めくくりにアリーナ公演東西2日決定、ミート&グリートも開催

ワールドワイドに活躍中の日本のロックデュオVAMPSは全国ツアー「VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD」(全24公演うち野外ワンマンフェス2)を行っている。その締めくくりとして、アリーナ公演全2日の追加が決定された。

このツアーは4月26日(水)に発売されたニューアルバム「UNDERWORLD」をひっさげたもので、5月に約1カ月の工程で開催したアメリカツアーから始まっていた。

公演は西と東で1日ずつの全2日。10月21日(土)神戸ワールド記念ホールと、11月5日(日)幕張メッセ イベントホールとなる。チケット内容が今までとは違い、VIPチケットが初めて発売される。日本で馴染みは薄いが、アメリカでは通常に売られるチケット。来日する海外有名バンドがアリーナ公演を行う際にも売られている。チケットは3種類。VIPチケット以外にも、アリーナスタンディングブロック指定と、スタンド座席指定が販売される。

今回初のVIPチケットは専用パスとなり、プラスチック製で首から下げられるタイプのものが起用されることが多い。また、アーティストに直接会える「ミート&グリート」が付いている。ひと言ふた言の会話ができたり、サインがもらえたり、写真が一緒に撮れるなど、その時々で内容は異なるが、アーティストに直接会える。その他には、VIP特典としてオリジナルグッズが付いている。入退場もVIP専用口からとなり、グッズ販売も専用レーンが設けられるなど、配慮が色々となされたチケットとなる。座席はロイヤルボックスシート(スタンド)席。プロジェクションマッピングを使った2017年の公演。良席がリザーブされる。料金は54000円と高価だが、限定60席となり、完売は必至。次に同様のチケットを発売するかどうか、決まっていない。VAMPS史上、最高のプレミアチケットとなる。

チケット先行販売は、VAMPS公式ファンクラブ『VAMPADDICT』が8月2日(水)18時から、HYDE公式モバイルサイト『HYDERoom』が8月10日(木)18時からを予定している。その後、『プレイガイド最速先行チケットぴあ』と『ファミリーマート先行』が8月18日(金)12時から、一般チケットの販売は9月16日(土)10時からを予定している。

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画像引用元:VAMPS公式ツイッター

VAMPSはアリーナ公演前の9月中旬、再び渡米を発表している。アメリカ出身ヘヴィロックアーティストDANZIGのステージに呼ばれ、同アメリカ出身ブラックメタルバンドのDEAFHEAVENと共にゲストアクトとして、9月22日(金)・23日(土)・25日(月)の3日間、北米のステージに立つ。

いよいよ世界に視野を広げ、VAMPSが勢力的に挑戦をし始めた。ブラッドサッカーズ(VAMPSファンの通称)も、遠征先を世界中のライヴハウスへと視野を広げる好機が来たのだろう。世界のステージに立つHYDE(Vo)とK.A.Z(Gu)が見られる絶好の機会。悔いのない人生をVAMPSと共に、限りある命、1日1日を大切に…。

10月21日(土)神戸ワールド記念ホールと、11月5日(日)幕張メッセ イベントホールの詳細は次のとおり。

VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD

2017年10月21日(土)
神戸ワールド記念ホール
Open 16:00 / Start 17:06
2017年11月5日(日)
幕張メッセ イベントホール
Open 16:00 / Start 17:06
[チケット料金(税込)]
◆VIP TICKET ¥54,000 (指定席)
VAMPSとミート&グリート / ロイヤルボックスシート(スタンド席)での鑑賞 / VIP 特典グッズ付 / オリジナルVIP PASS / VIP専用入退場レーンのご利用 / VIP専用グッズ販売レーンのご利用
◆アリーナスタンディングブロック指定 ¥9,720
◆スタンド座席指定 ¥9,720
※年齢を問わず、お一人様1枚のチケットが必要です。
※6歳未満のお客様はスタンディングエリアにはご入場いただけませんので指定席をご利用ください。
[チケット先行販売]
◆VAMPSオフィシャルFC VAMPADDICT
8月2日(水) 18:00~8月7日(月) 23:59
◆HYDEオフィシャルモバイルサイト HYDERoom
8月10日(木) 18:00~8月15日(火) 23:59
◆プレイガイド最速 チケットぴあ
8月18日(金) 12:00~8月22日(火) 23:59
◆ファミリーマート先行
8月18日(金) 12:00~8月22日(火) 23:59
[チケット一般発売]
2017年9月16日(土) 10:00~
[お問い合わせ]
■神戸公演
キョードーインフォメーション
0570-200-888 (10:00 〜 18:00)
■幕張公演
ディスクガレージ
050-5533-0888 (平日12:00~19:00)
▼VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD 特設サイト
http://vampslive2017.vampsxxx.com

引用元:VAMPS公式サイト

映像引用元:VAMPS vevo

VAMPSのその他のライヴ予定は以下のとおり。

◆VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD◆

2017年9月02日(土) ZEPP SAPPORO
2017年9月03日(日) ZEPP SAPPORO
(問)マウントアライブ 011-623-5555 (平日11:00~18:00)
2017年9月17日(日) SENDAI PIT
2017年9月18日(祝・月) SENDAI PIT
(問)キョードー東北 022-217-7788 (平日10:00~19:00/土曜10:00~17:00)
▼開場/開演
休日 16:00/17:06
※上記時間は予定です。変更となる場合もございます。
※9月17日(日) SENDAI PIT公演は OPEN 18:00/START 19:06となります。
▼チケット
6,660円(税別/ドリンク代別) ※1Fスタンディング/2F指定席
※SENDAI PIT公演は1Fスタンディングのみ
※6歳未満入場不可、6歳以上要チケット

◆VAMPS LIVE 2017 BEAST PARTY◆

2017年8月05日(土) 沖縄 ぎのわん海浜公園屋外劇場
2017年8月06日(日) 沖縄 ぎのわん海浜公園屋外劇場
OPEN 16:30 / START 17:30 / 終演 20:30予定

▼チケット
9,200円 (税込)
※スタンディングブロック指定 / 指定席 / 後方芝生エリア立見 / 見切れ席(指定席)
※年齢を問わず、お一人様1枚のチケットが必要です。
※6歳未満のお客様はスタンディングエリアにはご入場いただけませんので指定席をご利用ください。
※雨天決行、荒天中止
(問)PMエージェンシー 098-898-1331 (平日10:00~18:00)

◇◆◇◆イベントライヴ出演情報◆◇◆◇

「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017」
2017年8月11日(金) 茨城・国営ひたち海浜公園

「SUMMER SONIC 2017」
2017年8月20日(日) 千葉・ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ
「a-nation 2017」
2017年8月27日(日) 東京・味の素スタジアム
「MY FIRST STORY “MMA” TOUR 2017>」
2017年9月08日(金) 東京・Zepp Tokyo
「氣志團万博2017」
2017年9月16日(土) 千葉・袖ヶ浦海浜公園

◆2017 秋 U.S.公演◆

2017年9月22日 WARFIELD THEATRE / SAN FRANCISCO, CA
w/ DANZIG, DEAFHEAVEN

2017年9月23日 BROOKLYN BOWL / LAS VEGAS, NV
w/ DANZIG, DEAFHEAVEN
2017年9月25日 THE MARQUEE / TENPE, AZ
w/ DANZIG, DEAFHEAVEN

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[VAMPS]大阪・ZEPP OSAKA BAYSIDE公演ラスト、ここ気に入っちゃった!

ワールドワイドに活躍中の日本のロックデュオVAMPSが全国ツアー「VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD」(全24公演うち野外ワンマンフェス2)を行っている。7月26日(水)は大阪・ZEPP OSAKA BAYSIDEで公演ラストを迎えた。

前日、K.A.Z(Gu)がラストは撮影が入ると告知していた。その告知通り、フロアには何台ものカメラが設置され、リハーサルでその光景が公開された。フロア中心部に向けて空中からも撮影できるよう、クレーンも用意された。

VAMPSoffi-02
画像引用元:VAMPS公式ツイッター 大阪ラストのリハーサル風景

平日開催のスタート時間は、ダミアンタイム666の6時66分(19時06分)。全19曲でセットリストが組まれた。1曲目には「UNDERWORLD」。続いて「INSIDE OF ME」、「REDRUM」、「EVIL」とアンダーワールドに惹き入れていく。このツアーで一番人気高い「IN THIS HELL」は8曲目に。HYDE(Vo)を照らす照明がひと際美しいとSNSで複数の声があがっていた。

VAMPSoffi-01
画像引用元:VAMPS公式ツイッター 大阪ラストのアンダーワールドの様子

MCでHYDEは、「この新しいところでやらせてもらったけれど、すごく良かったね。広いし、気持ちいいし。あっちのZeppとはぜんぜん違う!はちゃけられるし、飛べるしね。ブラサカは大きい声も出すしね。もう俺らのホームだから。そう、家~い(いぇーい!)(笑)大阪の4日間、楽しかったよ!ありがとう。終わっちゃうの、寂しいね…。」と、会場への感謝を話した後で、急にしんみりとなる。「次は沖縄です。ビースト…なんちゃら。行く人は楽しみにしていてね!行かない人は…泣きながら枕を濡らしてください(笑)」と話し、フロアの笑いを受ける。「最近のSNSは凄いよね。なんでも直ぐに他の人に知られちゃうからね、言葉も恐いよね。だけど、現代的でしょう?行けない人は、みんなの状況を見て確認してください」と話した。

撮影も入り、始終盛り上がった最終日。「MIDNIGHT CELEBRATION」では、K.A.Zのギター回しが炸裂。計5回の回転が見られた。終演後はHYDEが赤い薔薇の花びらをフロアに撒く。K.A.Zの頭の上にも薔薇の花びらをライスシャワーのように撒くHYDE。K.A.Zが驚きの表情で笑っていた。

続く、VAMPSのライヴは8月5日(土)・6日(日)、いよいよ沖縄での野外ワンマンライヴ「VAMPS LIVE 2017 BEAST PARTY」(ビーストパーティ)となる。会場は、ぎのわん海浜公園屋外劇場チケットの一般販売も現在行われている。席種によってはソールドアウトも出ている。詳細はVAMPS LIVE 2017 BEAST PARTY特設サイトで確認が必要となる。

チケット一般発売のご案内

2017.06.28

VAMPS LIVE 2017 BEAST PARTY のチケット一般発売を下記の通り実施いたします。

[チケット一般発売]

2017年7月1日(土) 10:00〜

[チケット料金 (税込)]

前売り 9,200円
(スタンディングブロック指定 / 指定席 / 後方芝生エリア立見 / 見切れ席(指定席))

※年齢を問わず、お一人様1枚のチケットが必要です。
※6歳未満のお客様はスタンディングエリアにはご入場いただけませんので指定席をご利用ください。
※雨天決行、荒天中止
※見切れ席(指定席)はローソンチケットのみの取扱いとなります。

[初日特電] 7月1日(土) 10:00〜18:00

ローソンチケット 0570-084-684 (見切れ席(指定席)お取り扱いあり)

[お電話]

チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード: 327-044)
ローソンチケット 0570-084-008 (Lコード: 83320) (見切れ席(指定席)お取り扱いあり)

[WEB]

チケットぴあ

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ローソンチケット見切れ席(指定席)お取り扱いあり

GET TICKETS! 

イープラス

GET TICKETS! 

[お問い合わせ]

PMエージェンシー
098-898-1331 (平日10:00〜18:00)

引用元:VAMPS LIVE 2017 BEAST PARTY特設サイト

SeTLIST0726

[VAMPS]大阪・ZEPP OSAKA BAYSIDE公演3日目、メンズが増えたね支えてもらえるね

ワールドワイドに活躍中の日本のロックデュオVAMPSが全国ツアー「VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD」(全24公演うち野外ワンマンフェス2)を行っている。7月25日(火)は大阪・ZEPP OSAKA BAYSIDEで公演3日目を迎えた。全部で大阪は4公演行う。

25日は唯一の一般チケットが直前まで購入できた公演。この日、大阪では天神祭が行われた。1000年以上続く日本三大祭りの一つで、大阪府大阪市で開催される。毎年130万人が訪れる大イベントで、祭りのクライマックスを飾るのは天神祭奉納花火。約100隻の大船団のかがり火と、約5000発の花火が織りなす光景は幻想的で、天神様にちなんだ”梅鉢の形に開く紅梅”というオリジナル花火が打ち上げられる。そんな背景を含む日だった。ありとあらゆる困難をくぐり抜け、VAMPSのライヴを選んだ。そんなファンもいたのでは…。

VAMPSは公演3日目、ツアートラックを始動。吸血鬼輸送中と描かれたトラックは、大阪の街・心斎橋、梅田周辺を回って、ベイエリアへと戻った。

平日開催のスタート時間はダミアンタイム666の19時06分。全19曲でセットリストが組まれた。1曲目には「MIDNIGHT CELEBRATION」。盛り上がりを瞬時に頂点に持ち上げる最強のナンバーでスタート。3曲目「EVIL」の始まりではHYDE(Vo)が低音で”Here we go!”と煽り始まった。7曲目「BLEED FOR ME」ではK.A.Z(Gu)がモニターの上にあがり、ドラム缶の上に片足をあげてギターを弾く。8曲目「IN THIS HELL」ではK.A.Zが膝を落としてギターを搔き鳴らし、印象を付けた。

MCでK.A.Z(Gu)が、「次はビーストパーティがあるけれど、みんな来られるの?遠くて来られない?じゃあ、やめようか…。明日は撮影が入るからね、多分、客席の方も入るんじゃないかな?みんな厚化粧して来てね!」と語り、フロアがざわめく。「最近は、メンズが増えたね!メンズといると頼もしくない?転がっても助けてもらえるし。倒れても、人工呼吸してもらえるよ」とステージから見える様子を話した。

HYDEは、「大阪3日目ですね。そろそろ連続記録を更新したかなって調べてみたら、aikoちゃんが6回やっていました!ここが俺たちのホームなんだろう?新しい家だろう?家の中では思いっきり暴れてるんだろう?ここが気に入ったので、打倒aikoを目指してやっていきたいと思います(笑)」と敵対心を見せる。「ここは近くに遊園地があってね、僕、昔呼ばれたんですよ。普段は引き受けないんですが、エヴァンゲリオンに乗れるっていうので引き受けて、1番に乗りました。その時のライヴがね、ステージから海が見えたんです。海のある場所でライヴができたら、(ファンの)みんなが喜ぶんじゃないかなって思った。それがビーストパーティの始まり。夏を楽しもうぜ!」と話した。

インターバルを明けた16曲目「THE JOLLY ROGER」は、HYDEが2階席バルコニーに登場。2階からペットボトルを傾けて、ウオーターサービスを行った。続く17曲目「SWEET DREAMS」では全曲中にステージに戻れず曲が始まってしまうというハプニングも生ライヴのいい思い出に換えた。余韻は束の間。悔いを残すなと言わんばかりに18曲目には「RISE UP」、ラストは「SEX BLOOD ROCK N’ ROLL」。確りとたたみ掛けて大阪の夜を盛り上げた。

続く大阪ラスト公演は翌日7月26日(水)。一般チケットはソールドアウトだが、当日券はVAMPSたっての希望で若干枚数だが販売される。気軽に足を運べるライヴでありたい。大阪ラストも盛り上がりが約束されている。

SETLIST0725