[HYDE]2018年全国7カ所33公演のラストは福岡、来年は世界を駆けまわりたい応援してください

日本の有名ロックアーティストHYDE(Vo : L’Arc-en-CielVAMPS)が全国7カ所33公演(東京、名古屋、大阪、札幌、仙台、福岡、熊本)をまわった「HYDE LIVE 2018」が10月14日(日)、福岡・BARKUPを会場にファイナルを迎えた。

2017年12月、それまで9年間活動を続けてきたロックデュオVAMPSの休止を決めたHYDE。「1年ぐらい休もうかなと当初思っていた」と語る彼は、一度押さえていた全てのコンサート会場をキャンセルするに至った。しかし、そこで思い直す。“今までやってきたことを頓挫させては、叶えたいことがあるのに今の勢いが衰えてしまう。それは不本意だ”と。キャンセルした会場をもう一度取り戻しにかかったHYDEに、会場は優しかった。ほぼ全ての会場を取り戻すことができたのだ。

そして2018年、HYDEは12年ぶりに自身のソロ活動を決めた。前準備のない所からのスタート。手探りで未来を求める不確実な日々。だが、彼は半年で体制を整えた。6月28日(金)、東京・Zepp TokyoでHYDEのファンクラブHYDEIST限定のライヴを開催。HYDEの邁進は、ここから始まった。

“今の自分がファンのみんなに受け入れられるのかどうか解らない”しかし、自分自身の感性を信じたい。やりたい道を突き詰めたい。まだまだ守りに入りたくはない。そんなHYDEの強い思いを、彼のもとに残った2018年のスタッフは全力で応援し続けた。ファンとしてどれだけの感謝を伝えたら、その思いがつり合うのだろう。“HYDE第2形態”という言葉を使い、自身の再始動を印象付けたHYDE。追加公演18公演を含む全国7カ所33公演が、今夜無事に終わりを迎えた。

DpcgEpZU0AAC_ju
BARKUPに集まったファン集合写真がファイナル記念に撮影され公式ツイッターにアップされた

ファイナルに集結したHYDEのファンは記念撮影に参加。たくさんの笑顔がHYDEに贈られた。BARKUPへの籠城は10月13日・14日の2日間。ショーは両日16時66分(17時6分)のダミアンタイムから始まった。全14曲で構成されたセットリストはライヴツアー集大成と言わんばかりに、このツアーで多く演奏されたもので組まれた。ファーストにはお決まりとなった「FAKE DIVINE」(10月24日発売)から。仮面を被りHYDEが登場する。プロジェクションマッピングを用い、静かな雨の降る夜・NEO東京を映し演出された2018年のライヴ。九州に入り、そのステージの大きさから、ステージセットは使用できなかった。しかし、HYDEの表現力で、雨に打たれ、苦悩し、天を仰ぎ見る情景が、浮かび上がる。ロックミュージックのライヴにして、観て感じて楽しめるのが2018年のHYDEのライヴだった。もちろん、バンド演奏のサポートを務めたメンバーも、群を抜いた演奏で耳を楽しませてくれる。シネマティックなライヴショー。それが「HYDE LIVE 2018」として完成された。公演を30以上重ねたこの日、のっけから盛り上がりに熱気を感じる、ダッシュの効いたものとなった。

43693991_406492279890881_5292551103831643854_n

13日のMCでHYDEは、「このツアーは33公演あって、明日で最後です。最初はどうなることかと思ったけれど、俺とお前たちとでこのツアーを創りあげてきたって感じだったね。サポートメンバーやスタッフにも助けられて、かっこいいライヴをしてこられたと思います。RISE UPの時も、みんながwe will rise up!!って叫んでるの聞いてね、ゾクッと来ました。意味わからなくても、何も出来なくても…。言葉って、そこから何かを変えていったりするからね。言葉から始まることがあるんだよね。こういうのいいよね。あぁ、俺らカッケーなって思いました。この前(熊本)はありがとう。無事にソールドアウトしました。今日はそのお礼を返さないとね。暑い夜にするぜ!」と、ライヴを盛り上げた。

14日のMCでHYDEは、「本当はVAMPSでまわる予定だったから、一回はキャンセルしたんだけど…。これまでの計画が無しになるのが悔しくてね。1人でやることにしました。でも、短期間で1人で曲を作るのは無理があったので、ここにいるメンバーやスタッフ、みんなに助けてもらいました。みんなもね、アルバムさえないのに…。こんなに色んなところから見届けに来てくれて、本当にありがとう。正直、ここまでやれるとは思ってなかったからね。今回のツアーはマイナスからのスタートだったけど、大きな1歩を、みんなと一緒に大きな1歩が踏み出せたと思います。この大きな1歩を持って、来年は海外を駆けまわって来るので、応援してください。さらに格好良くなって帰ってくるから!今度はアルバムツアーだね。待っててください。今年は日本中で震災が色々と起きて…。僕になんか、何もできないと思っていたけれど、行くだけでみんながすごく喜んでくれるんだってことに気が付きました。それだけでも力になるのなら、どこにでもいこうと思いました。それでは1日でも早く普通の世界に戻ることを祈って」と、デュラン・デュランのカバー曲「ORDINARY WORLD」へと繋げた。

43429624_321414755109593_6824324726841289114_n

14日はその後、ハロウィンが近いということもあり「HALLOWEEN PARTY」を演奏。ファンと一緒に歌い、続くHYDE主宰の「HALLOWEEN PARTY 2018 supported by XFLAG」(千葉・幕張メッセ、10月26日~28日)に思いを飛ばして賑やかにツアーを終えた。

BARKUP SETLIST 10.13

01. FAKE DIVINE
02. AFTER LIGHT
03. INSIDE OF ME
04. OUT
05. SET IN STONE
06. DON’T HOLD BACK
07. ZIPANG
08. WHO’S GONNA SAVE US
09. LION
10. 監獄ROCK
11. RISE OR DIE
12. ANOTHER MOMENT
13. TWO FACE
14. DEVIL SIDE
15. MIDNIGHT CELEBRATION II
16. KISS OF DEATH
17. HONEY
18. RISE UP
19. ORDINARY WORLD

BARKUP SETLIST 10.14

01. FAKE DIVINE
02. AFTER LIGHT
03. INSIDE OF ME
04. OUT
05. SET IN STONE
06. DON’T HOLD BACK
07. ZIPANG
08. WHO’S GONNA SAVE US
09. LION
10. 監獄ROCK
11. RISE OR DIE
12. ANOTHER MOMENT
13. TWO FACE
14. DEVIL SIDE
15. MIDNIGHT CELEBRATION II
16. HONEY
17. RISE UP
18. ORDINARY WORLD
19. HALLOWEEN PARTY

[HYDE]熊本でHYDEがシークレットライヴ!ファンが全国から急遽遠征し当日券400枚を完売!

全国ツアー「HYDE LIVE 2018」追加公演を開催中のHYDEが、シークレットライヴを10月11日(木)の熊本・熊本B.9 V1で挙行した。

このライヴは、2016年4月14日に熊本地方を中心に九州で起きた震度6強の地震の早期復興を願い、HYDEがVAMPSの活動期から温めていたもの。2017年にも熊本B.9 V1をライヴで訪れ、ファンを元気付けていた。シークレットライヴはラジオ番組を介してチケットを販売。10月1日から4日のFM熊本『パンゲア!』の放送時に合言葉を発表。熊本B.9 V1で合言葉を伝えると、ハロウィンらしいプレゼントとともにHYDEのライヴチケットが買えるシークレットキャンペーンを実施した。しかし、合言葉が難し過ぎたのか、シークレットライヴについて情報は広まらなかった。シークレットライヴのチケット購入までたどり着いたファンは1日に3人ほど。チケット購入時には“内容について他言しないでください”との注意事項もあり、ファンが守った結果、シークレットライヴはシークレットのまま、刻々と時間だけが過ぎた。

ラジオ番組の企画期間を終えた5日、HYDE公式サイトでシークレットキャンペーンを終えたことを公表し、熊本公演の追加発表が行われた。しかし、6日・7日に盛大に行われた「HALLOWEEN PARTY ×ユニバーサル・サプライズ・ハロウィーン 2018」の話題で印象薄く終わる。12月19日・20日に行なわれる「L’Arc-en-Ciel LIVE 2018 L’ArChristmas」のファンクラブ先行当落発表や、1月29日にHYDEの出身地・和歌山で行われる「HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黑ミサ WAKAYAMA」のファンクラブ先行受付期間にも重なって、なかなか人目を引かない。

HYDEは熊本に到着した11日にツイッターで、「シークレットライヴ失敗につき、チケットあります」と自ら宣伝。

すると、全国からファンが駆け付け、当日だけで400枚を販売。約600人キャパのB.9 V1はソールドアウトとなった。SNSでは、「HYDEちゃんが困ってる。行かなくちゃ!」、「この公演だけは行かないと後悔する」、「全国のファン、行ける人は集結してあげて!」など、ファンのHYDEを想う切実な言葉が飛び交った。ファンのHYDE愛が、ソールドアウトをHYDEに贈った格好だ。2018年、このライヴシーズンは、HYDEが本当にファンと多くコミュニケーションを取り、一緒にライヴを助け合い、作ってきた印象が濃い。そういうドラマをHYDEが散りばめ、演出してくれたようにも思える。“ファンの声で羽ばたきたい”と伝え続けたHYDEとファンとの絆が一層に深まった。終わり良ければ全て良し。先人はいい言葉をくれたものだ。

DpMw2LCVsAYAZhF

ライヴはダミアンタイム6:66(19時6分)から始まった。フロアは全国から詰めかけたHYDEのファンで埋め尽くされている。少し湿気を帯びた空気に、体温が室温を上げる。ステージまでが近い。期待や高揚感で隣り近所と雑談を楽しむフロアも、会場の照明が全て落とされると一気に歓声へと変わった。待ち望んだファンの声が空気を振動させる。ショーの始まりだ。ステージ上には「HYDE LIVE 2018」で使われてきたHYDEのロゴが中央に掲げられ、サポートメンバーの楽器が隣り合わさるほどの近い距離で設置されていた。仮面を被って登場のサポートメンバー、そしてHYDEが現れる。1曲目の「FAKE DIVINE」から全19曲で組まれたセットリスト。「ANOTHER MOMENT」と「LION」が同日に聴けたり、「HONEY」がセットリストに加わるなど、ファンが喜ぶ構成となった。

43064236_352825645262478_6867235726182882459_n

MCでHYDEは、「シークレットライヴにしようと思ったんですけれど…。案外、誰も気付かなくてね。ラジオの初日に3枚だけ売れて、2日目は9枚売れた。おっ?3倍に増えてんじゃん!ってのもつかの間で、3日目は売れたの3枚だったみたい(笑)シークレットって難しいね。広まり過ぎても大変だし、広まらな過ぎてもまた大変!いやぁ、どうなることかと思ったよ。みんな来てくれて、ありがとう!」と話す。最前列にいるラジオ枠でのチケット購入者にマイクを傾けて、「どんな気持ちだった?ステッカーもらえると思って行ったの?で、なんて言われた?」とHYDEがインタビュー。“えっ?なんかシークレットでやりますって…”と答える女の子。「で、買ったの?あらぁ!良かったね!」と、HYDEと会話を楽しんだ。

また、「RISE UPは、ここを思って作った曲だからね。ここで歌えるのは感慨深いです。絶対に歌いたかった。今年もね、熊本城に行ってきました。去年も行ったんだけどね。変わってなかったらどうしよう…って思ってたんだけど、去年と全然違ってたよ。サンダーバードが出てくるみたいに格好良いね、今。建設機械があったりして秘密基地みたい。日本人って凄いなぁって思った。上の神社、加藤神社にも行って来たよ。みんな大丈夫だからね。みんなが早く普通の生活に戻れますように、普通の世界って意味の曲を歌います。今日はどうもありがとうございました」とラストに繋げた。

43038556_185152169078549_1446856853721353281_n

終演後、SNSに上がる感想は、「大丈夫だからねって…。そんなこと言ってくれるから泣いちゃうじゃない。いろんな不安がキレイに晴れた気がする。熊本を想ってくれてありがとう」、「熊本の復興を想ってのHYDEさんからの温かいお言葉は心に響いたし、HYDEさんが“大丈夫”って言う言葉がどれだけ心強いか…。身に染みて泣けた」、「HYDEさんの優しさがたくさん詰まった素敵なLIVEでした。最前だった。手に書いた“ありがとうHYDE”の文字を、手でなぞって読んで、素敵な笑顔を見せてくれました」、「満員御礼で素晴らしいライヴでした」など、温かいもので、優しさに包まれた。

続く「HYDE LIVE 2018」は、10月13日(土)・14日(日)の福岡・BARK UPを会場にファイナルを迎える。その後、10月26日(金)から28日(日)までの3日間は千葉・幕張メッセを会場に「HALLOWEEN PARTY 2018 supported by XFLAG」が開催される。

SETLIST 2018.10.11 / B.9 V1

01. FAKE DIVINE

02. AFTER LIGHT

03. INSIDE OF ME

04. OUT

05. SET IN STONE

06. DON’T HOLD BACK

07. ZIPANG

08. WHO’S GONNA SAVE US

09. LION

10. 監獄ロック

11. RISE OR DIE

12. ANOTHER MOMENT

13. TWO FACE

14. DEVIL SIDE

15. MIDNIGHT CELEBRATION Ⅱ

16. KISS OF DEATH

17. HONEY

18. RISE UP

19. ORDINARY WORLD

写真引用元:HYDE公式Twitter

[HYDE]福岡追加公演・ドラムロゴス、九州がない訳ないじゃん!美味しいものは最後に取っておいたの

全国ツアー「HYDE LIVE 2018」追加公演を開催中のHYDE。福岡・Drum LoGoS(DRUM Be-1. )を会場に籠城タイプのライヴを2公演追加した。このレポートは10月9日(火)・10日(水)のものとなる。

数々の大物音楽アーティストを生み出してきた九州・福岡の街。1977年創業以来、インディーズからメジャーまで、多くのアーティストが会場に使ってきた老舗のライヴハウスDrum LoGoS。1000人前後のキャパということもあり、HYDEのライヴでは、ソールドアウトの点灯が先行チケットの当落同時に燈る場所だ。ドーム&アリーナクラスのコンサートチケットを毎回ソールドアウトさせるHYDEを、一番近くに見られる場所としても人気が出ていた。Zeppを拠点として利用するHYDEにとって、福岡・Zepp(2016年5月に閉館し2018年12月に移転予定)の復活後、ここまで近くで見られるライヴが今後行われるかどうかは未定のこと。このライヴには全国からのHYDEのファンが集った。味をしめたファンは、連泊全通を即座に決める。そんな場所だ。

DpNAMFFUcAAsmeX

ステージの広さに限りがあることから、ここでは演出も最小限。HYDEが全身全霊でライヴに挑む。シンプルに、ぶつかり合う音と音との共鳴と、リアルに戻るファンのレスポンスとの対峙で盛り上げ、絶頂に突き進む。激しい音に乗るオーディエンスの体は、ソフトなモッシュが常時起きているような感覚で、近くの体とぶつかり合い、ひしめき合い、汗ばむ湿気と熱気に包まれる。良質な音に包まれ、体を揺らし、ファンが心地よさそうに、息の上がるその笑顔でステージを見つめる。それを幸せそうに眺めるHYDE。互いに、互いの至福の時を、作りあげる。カオスでいて、HYDEを近くに感じられる、臨場感あふれるライヴとなった。

DpNANSAVsAAYXY_

HYDEは9日のMCで、「追加公演、九州ないって思ったでしょう?発表の時にみんなが九州がない!ない!って言ってるのを見ながら、ここまで出かかってたよ。九州を外す訳ないじゃん、九州だよ?美味しいものは最後に取っとかないと!そういうタイプです。食べちゃうぞ!」と集まるファンに伝えた。“ありがとう”と上がる声。「熊本ね、こんなハズじゃなかったのになぁ。もともとは完全シークレットのライヴにしようと思ってたんだけど、ラジオを使ってね。(ステッカーが当たったと思って引き換えに行ったら、なんとシークレットライヴのチケットが購入できた!熊本でライヴやるんだって!とファンから漏れて伝わる予定)なのに、全然伝わっていかないんだもん。(チケット購入時にシークレットライヴを公言しないでくださいと諸注意がありファンが守って)漏れなかった…。こんなハズじゃなかったんだけどなぁ(笑)。ラジオの人に聞いてみたら、1日目に3枚売れたって言うから、よしよしって思ってたんだけどね。3日目に聞いたら、9枚しかまだ売れてないって…1日に3枚ペース?こりゃぁヤバイって思ってね、急遽発表しました。会場外でチケットを売っているので買ってください。余っていたら、おじいちゃんやおばあちゃんに配ってあげてください。全然はけねぇんだもん」と、笑い話のように話した。

HYDEは10日のMCで、「ここは危ないよ、危ない街に来てしまった。食べるものが全部うまい…。みんな気を付けてね」と話すと、ファンから“何食べたの?”と声がかかる。「明太子!…(小声で)ゴマサバ。」と答えた。「盛り上がってるね!アンコールの声もぴったり合ってたよ!そっちが気持ちいいと、こっちも気持ちよくなる。こっちが気持ちいいと、そっちも気持ちよくなるっていうね。なんか…青春だね」と、ファンと笑い合う。「九州も大変だったと思うけど、普通の毎日がみんなに早く訪れるように歌います」とラストに繋げた。

9日の終演後は、熊本公演のチケットを購入したファンからのSOSがSNSで駆け抜けた。「熊本のライヴチケット購入!私のチケット20番台。ライヴは明後日だけど…700人埋まるの?」、「マジか…。熊本ライヴ、シークレット企画だったんだって。行ける人は行ったげて!」、「意を決して購入!しかし…どうやって熊本まで行けばいいのだろう?」、「当日券も会場で販売するらしいから、現地に行けば入れるかも」など、異例の緊急事態にざわついた。10日、熊本の販売チケットは整理番号200番を上まわるも、700までとは程遠く、11日に開催される熊本シークレット公演の成功を願わずにはいられない。

SETLIST HYDE LIVE 2018 10.09 / 10.10

01. FAKE DIVINE

02. AFTER LIGHT

03. INSIDE OF ME

04. OUT

05. SET IN STONE

06. DON’T HOLD BACK

07. ZIPANG

08. WHO’S GONNA SAVE US

09. LION

10. 監獄ロック

11. RISE OR DIE

12. ANOTHER MOMENT

13. TWO FACE

14. DEVIL SIDE

15. MIDNIGHT CELEBRATIONⅡ

16. KISS OF DEATH

17. AHEAD

18. RISE UP

19. ORDINARY WORLD

[HYDE]名古屋Zeppで追加公演、どうして名古屋はここまでも盛り上がるの!?

全国ツアー「HYDE LIVE 2018」追加公演を開催中のHYDE。愛知・Zepp Nagoyaを会場に籠城タイプのライヴを2公演追加した。このレポートは10月2日・3日のものとなる。

2018年HYDEソロ3枚目となるニューシングル「FAKE DIVINE」(10月24日発売)の先行ダウンロード配信が10月2日(火)に始まったこともあり、籠城中の名古屋ではHYDEのラジオ出演やラジオの公開生放送なども行われた。

ラジオでHYDEは、「FAKE DIVINE」をライヴで歌うよりキーを下げて心情を歌にのせ易くしたこと、ドロップCを演奏に用いていることなどを話した。また、10月に主宰するハロウィンパーティーでの仮装にちなみ、“一生に一度はやってみたいコスプレ”について、「過去のHYDEのコスプレをしたいですね」と答えた。過去のコスプレとは、L’Arc-en-Ciel初期時代のウエービーヘア(ロングヘアにかけたドーリーカール)など。会場が喜ぶ声で賑わった。

Zepp名古屋ではSNSで、「どうしてこんなに名古屋って盛り上がるんだろう、楽しい!」、「2階席から見ていても、はっちゃけてわちゃわちゃな1階が楽しめた」、「HYDEちゃん、ステージで歌ってるとかっこいいけれど話し出すと急に可愛くなっちゃうから、ギャップにキュンってなる」など、盛り上がる様子や可愛らしいHYDEについて多数上がった。

2日MCでHYDEは、「2週間ぶりだから声の調子がいい!うちの子は本当に可愛いね」と満足そうな笑みを見せる。「黑ミサも発表になりましたね。いつもは奥深い雪国でやってるんですけれど、去年は東京、アジアとやってね、来年は和歌山で…。いつかは和歌山で何かやりたいなぁって思っていました。今でしょ!って。なんにもないところですけれど、パンダの数では負けません。両親や親族、知り合いや恩師も呼んでね、盛大にやりたい。ぜひ、来てください」と、黑ミサの話題にも触れた。「今月はハロウィンもあります。もう、いつ辞めたらいいのか解らなくなってしまってね…。何を仮装したらいいか、教えてください」との話に、フロアからは“ハイ子!”との声。「ハイ子???そんなのおったっけ?」と、とぼけた口調で話すHYDEが見られた。また、HYDEは、これだけ名古屋に来ていると、八丁味噌が美味しいと思えるようになってきた。とも話したが、会場に集まったファンが広い地域から来ていることから、他の県の話題の方が良かったかなと苦笑いを見せる場面も。ファンからは可愛いと声があがった。

3日MCで、「みんなが楽しそうでね、体は疲れてるんだけれど元気がでます。みんなの笑顔でハッピーになれる。これ、平成最後のZeppだよ?なんか元気でてきたぁ?悔いを残すなよ!」と煽る。「前来た時はね、知らない曲ばかりで、本当に教える感じでしたけれど、今はアルバムが出たみたいな盛り上がりで、バッチリだね!もうニューアルバム出さなくてもいいくらい。新しいアルバムは、みんなの心の中でリリースされます」と話して、ファンの笑いを誘う。「平成最後とかなんか不思議な気分だね…。今までは急に変わってたからね。今年は日本中いろんな事が起きて、僕の籠ピカはいつ消せばいいんでしょう…。みんなが早く普通の生活に戻れることを願って、最後に歌を贈ります」とラストに繋げた。

今後のHYDEは、大阪・USJでのイベント出演(10月6日・7日)、福岡(9日・10日・13日・14日)と熊本(11日)で追加公演、その後、HYDE主宰「HALLOWEEN PARTY 2018」が幕張メッセ国際展示場9・10・11ホール(26日~28日、3日間)で開かれる。

今回の名古屋公演では2日とも映像クルーが入った。現在は映像作品のリリースは発表されておらず、2018年のLIVEの記録として、今後の展開も楽しみとなっている。

SETLIST HYDE LIVE 2018 10.02 / 10.03

01. FAKE DIVINE

02. AFTER LIGHT

03. INSIDE OF ME

04. OUT

05. SET IN STONE

06. DON’T HOLD BACK

07. ZIPANG

08. WHO’S GONNA SAVE US

09. 監獄ロック

10. RISE OR DIE

11. ANOTHER MOMENT

12. TWO FACE

13. DEVIL SIDE

14. MIDNIGHT CELEBRATION Ⅱ

15. FAKE DIVINE

16. LION

17. KISS OF DEATH

18. AHEAD

19. RISE UP

20. ORDINARY WORLD

[HYDE]追加東京公演3・4・5日目終える、お前ら死んだら泣いちゃうよ?自分の身は自分で守らないとね

HYDEの全国ツアー「HYDE LIVE 2018」の追加公演(14公演)が9月1日(土)から、東京・Zepp Tokyoで始まっている。この東京公演(8公演)にはアメリカ・オハイオ州出身のシネマティックロックバンドと称されるSTARSETを対バン(米ではサポートアクトという)形式で招いた。ダスティン・ベイツ(Vo & Key)率いる4人組み(うちサポートメンバー3人、Gu:ブロック・リチャーズ・Ba:ロン・デシャント・Dr:アダム・ギルバート)のバンドだ。日本公演ではヴァイオリンとチェロを加えた6人編成。STARSETは初来日のライヴとなる。このレポートは、4日(火)・5日(水)・7日(木)のものとなる。

9月4日の日本は台風21号が上陸。“25年ぶりに非常に強い勢力を持った台風”と報道される台風が、日本に上陸。初めてHYDEの公式サイトでは、ライヴ中止の際は当日朝、文書掲載で伝えることが告知された。東京は台風が反れたため、事無きに終えたものの、近畿地方は直撃。被害に合った。その後、雨が止んで2日経た9月6日。北海道胆振(いぶり)地方を震源とする最大震度7の地震が発生。大規模な土砂崩れに襲われ、道内の電力は全て供給を停止する事態となった。平成最後の年となる2018年。災害が至る所で起きている。ファンの安否を気遣って、HYDE公式ファンサイトHYDEISTの鳥籠には再び光が灯された。

SNSでは、被災した地区のファンからもコメントが入った。ライヴが終わる時間に、いつものように参戦者(ライヴ参加者)からのライヴレポートがアップされる。それを巡っていると、いつもの日常は横にある。もうちょっと頑張れるかなという内容のものだった。

7日はインスタを使ったライヴ生配信がされた。MCでHYDEは、「世の中いいニュースがあまりなくて、日本が大変なことになっててね。俺のかわい子ちゃん達が心配です。こういう事は、みんな人ごとじゃないからね。自分の身は自分で守らないとね!みんなアレ持ってる?リュック!これさえ持っていれば大丈夫なリュック(避難用持ち出し袋)!持ってない人はちゃんと作るんだよ!お前らが死んだら、俺、泣いちゃうよ?」と話した。「何もしてあげられないけど…。早く普通の日が来ることを願って、ラストの曲は北海道の人に捧げます」と祈るように、セットリストラストの曲「ORDINARY WORLD」(デュランデュランのカバー曲)に繋げられた。穏やかでいて気迫漲るHYDEの声は、ファンと一緒に歩むと決めた今シーズンのHYDEを際立たせて見える。

セットリストは、いずれの日も全18曲。前半のツアー6月から8月の公演のものから新たに1曲新曲が加えられた。HYDEが楽曲を提供した、映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』(監督・脚本:三木聡)の主題歌「人類滅亡の歓び」を、HYDEバージョンとしてセルフカバー。「監獄ROCK」とタイトルを変え、セットリストに加わった。公演ごとに入れかえられる1曲もあり、4日・7日は「ANOTHER MOMENT」、5日は「LION」が選ばれた。

4日のMCでHYDEは、「台風なのによく来たね。大雨で可哀想にね…。チュウしてあげる。今日来れなかった人も居るの?後でチュウ…嘘です」と言ってフロアを沸す。「また新しくシングルが出ます。1曲目にやっている、『FAKE DIVNE』って曲です。アルバムを出せ!ってねぇ、まだ無理ですね。最近は、(音楽)配信が多いからデザインを凝らないことが多いよね。興味ない人もいるんでしょうけれど、デザイン込みで、僕は音楽が好きだったから。ジャケットのデザインを考えたり、編集したり、ブックレットを作ったり。そういった作業が楽しいよ」と語った。「新曲の曲名はね、映画の主題歌で“監獄”って使ってるから『監獄ロック』か、いつもみたいに短く英語で付けて『jail』かで、迷ったんだけどね…。1日・2日にライヴに来たみんなが、『監獄ロック』がいいって言うから、『監獄ロック』に決まっちゃいました。しかし、聞けば聞くほど、ワンオクロックって聞こえが似てるね」と笑った。

5日のMCでHYDEは、「東京も、もう4日目で、折り返し地点にきました。全部で8日間だから、ちょうど半分だね。改めて言うと、合ってるのかどうか不安になるね。ライヴが楽しい!楽しいです。自分たちだけでやっていても楽しくないからね…。こうやって、みんなが楽しんでくれるからこそ、楽しいよね。喜んでくれるから、ライヴをやってるんだよ」と話す。「そうだ…!もう、9月だからね、そろそろハロウィンのことを考えないといけないんだよね…。もう、やることいっぱいだよ…。みんな仮装は何するの?えっ?女子高生?! 無理すんなって…(笑)。まあ、毎年無理してるオッサンが何言うんだって感じですけれどね…」と笑う。「来月公開する映画のね、曲を作りました。音量あげろ!バカヤローこのやろー!みたいなタイトルが長くて覚えられないんですけれど…」とフロアからの正式な映画タイトルが上がるのを待つHYDE。「そう!それっ!僕は、曲だけ作ってね、歌詞は監督かな?が、書いたんですけれど、人類滅亡みたいな…怖いのになっちゃってね…。そんなのは恐いので、歌詞だけ書き直して自分たちでカバーすることにしました。替え歌ってやつですね。KYUKETSU(VAMPS曲)と同じだよ。曲のタイトルは、1日・2日に来たみんなに決めてもらいました。『監獄ロック』です。タイトルが並んでるのを見ていて、1つだけ漢字だったらカッコいいかなって思いました」と話した。

ライヴは6月から8月に行なわれたツアー前半と比べ、落ち着きと自信に溢れたHYDEがステージに立つ。迷いや不安を払拭する時間は終わり、自信を持って自分の足でゆっくりと歩き出したように映る。VAMPSが仲間と共に音楽の世界に生きた証を残したいとするのなら、第2形態のHYDEは“今、ファンと共に、人生を楽しみたい”との思いを、日々、実現し続けてくれているようにも見える。今まで応援し続けてくれた大切なファン1人ひとりに向けたボーナストラック。そんなHYDEが10月まで極めようとしてくれる追加公演「HYDE LIVE 2018」。ファン必見のライヴとなっている。

SETLIST HYDE LIVE 2018 09.04

01. FAKE DIVINE

02. AFTER LIGHT

03. INSIDE OF ME

04. OUT

05. SET IN STONE

06. DON’T HOLD BACK

07. ZIPANG

08. WHO’S GONNA SAVE US

09. 監獄ロック

10. RISE OR DIE

11. ANOTHER MOMENT

12. TWO FACE

13. DEVIL SIDE

14. MIDNIGHT CELEBRATION Ⅱ

15. KISS OF DEATH

16. AHEAD

17. RISE UP

18. ORDINARY WORLD

SETLIST HYDE LIVE 2018 09.05

01. FAKE DIVINE

02. AFTER LIGHT

03. INSIDE OF ME

04. OUT

05. SET IN STONE

06. DON’T HOLD BACK

07. ZIPANG

08. WHO’S GONNA SAVE US

09. 監獄ロック

10. RISE OR DIE

11. LION

12. TWO FACE

13. DEVIL SIDE

14. MIDNIGHT CELEBRATION Ⅱ

15. KISS OF DEATH

16. AHEAD

17. RISE UP

18. ORDINARY WORLD

SETLIST HYDE LIVE 2018 09.07

01. FAKE DIVINE

02. AFTER LIGHT

03. INSIDE OF ME

04. OUT

05. SET IN STONE

06. DON’T HOLD BACK

07. ZIPANG

08. WHO’S GONNA SAVE US

09. 監獄ロック

10. RISE OR DIE

11. ANOTHER MOMENT

12. TWO FACE

13. DEVIL SIDE

14. MIDNIGHT CELEBRATION Ⅱ

15. KISS OF DEATH

16. AHEAD

17. RISE UP

18. ORDINARY WORLD

HYDE LIVE 2018 追加公演
9.10. MON ZEPP TOKYO TICKET
9.11. TUE ZEPP TOKYO TICKET
10.2. TUE ZEPP NAGOYA TICKET
10.3. WED ZEPP NAGOYA TICKET
10.9. TUE DRUM LOGOS TICKET
10.10. WED DRUM LOGOS TICKET
10.13. SAT BARK UP TICKET
10.14. SUN BARK UP TICKET
引用元:HYDE公式サイト

[HYDE]追加公演をスタート!東京公演にはスターセットと対バン「大好きなバンドだから呼べて嬉しい」とHYDE

HYDEの全国ツアー「HYDE LIVE 2018」の追加公演(14公演)が9月1日(土)、東京・Zepp Tokyoから始まった。この東京公演(8公演)にはアメリカ・オハイオ州出身のシネマティックロックバンドと称されるSTARSETを対バン(米ではサポートアクトという)形式で招いた。ダスティン・ベイツ(Vo & Key)率いる4人組み(うちサポートメンバー3人、Gu:ブロック・リチャーズ・Ba:ロン・デシャント・Dr:アダム・ギルバート)のバンドだ。日本公演ではヴァイオリンとチェロを加えた6人編成。STARSETは初来日のライヴとなる。

フロアに流れるSEが止み、照明が落とされ闇の中。STARSETのステージ上のモニターには宇宙に浮かぶ惑星が映し出され、ストーリー仕立てのロックステージはスタートする。宇宙服を着たサポートメンバー(Gu・Ba・Dr)。モノトーンを基調とした大人カジュアルなYシャツ姿でダスティン・ベイツは現れた。フロアから歓声が上がる。映像や服飾ライト、時折スモークが演出を際立て、印象付けていく。壮大なスケールで描かれる宇宙旅行。この日本で観られるのは初。レポートは9月2日(日)のものとなる。

「My Demons」ではフロアとのコーラスセッション(Lyrics : Kay, Okay, Okay / Way, Away, Away)も楽しめる。ステージに身を委ねれば、ハンドクラップなどの煽りもあり、曲を知らないSTARSET初心者にも優しい展開で盛り上がっている。

HYDEをフューチャリングして新しくリリースされた「Monster ft. HYDE」では、ステージにHYDEも飛び入り参加。一番の盛り上がりとなる。フロアからは無数に腕が振り上げられ、ダスティン・ベイツも笑顔を見せた。STARSETのショーは約60分全8曲のセットリストで日本公演は行われている。※SETLIST : Frequency / Carnivore / Gravity of you / Telescope / Monster ft.HYDE / Ricochet / Bringing it Down / My Demons ※

STARSETのショーが終わり、後半のステージはHYDE。18時をまわるとステージ前に降ろされた暗幕に数字が映し出される。000からのカウントアップ。時々不揃いになる数字が時間の歪みを現しているようにも見える。次元を超える感覚、タイムマシーンを連想させる。カウント656からはフロアと一緒に666までをカウントダウン。10・9・8・7・6・5・4・3・2・1・0の声が息を合せてコールされ、暗幕は開かれた。サポートメンバーはjunchi(Gu)、森泉アリ(Ba、バンドマスター)、淳士(Dr)、堀向彦輝(Key)。いずれも顔を仮面で覆っている。センターには白い仮面で半分の顔を覆ったHYDEが姿を現した。バックスクリーンには架空空間ネオトーキョーの街並みが、映し出される。夜に栄えるネオンや、窓からこぼれるルームライト、ビル街が見える。オープニングナンバーは3枚目のニューシングルとして発売が発表された「FAKE DIVINE」(10月24日発売)から。セットリスト全18曲で組まれた。HYDEが楽曲を提供した、映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』(監督・脚本:三木聡)の主題歌「人類滅亡の歓び」は、HYDEバージョンとしてセルフカバーしている。タイトルが変えられ「監獄ROCK」として新たにセットリストに加わった。

「WHO’S GONNA SAVE US」では息の合ったシンガロングが沸き起こり、ライヴツアー前半戦で培ってきたものは追加公演に繋がれ、パワーアップを見せる盛り上がりとなっている。ステージとフロアが一体となって楽しめる工夫も多い。また、叙情的な表現力でHYDEがライヴを見せる。聴覚で視覚で体感で楽しめるライヴ。始終ヒートアップを見せる。サポートメンバー堀向彦輝が操る鍵盤は、フロア側に縦てて見せられ、弾き手を追いながら聴き入ることもできる。

「ZIPANG」はキーボードのソロパートから入り、天井からのスポットライトに照らされたHYDEが歌を紡ぐバラード曲。サウンドは穏やかに始まり、ドラムパートを重ね、音がうねるように激しいものへと変化する。このツアー必聴の未発売新曲となるだろう。「AFTER LIGHT」ではフロアから“Woooh!”と、コーラスが起きる。「LION」の前ではワンコーラス「HONEY」をファンがアカペラで歌った。ラスト「MIDNIGHT CELEBRATION Ⅱ」は折りたたみのヘッドバンギングで大きく波打つフロア。わやくちゃに踊り弾けるさまは、理性のリミッターを振り切ったようにも映る。ライヴに浸り喜ぶ笑顔がフロアに咲いた。

9月1日のMCでHYDEは、「楽しんでる? 今日からしばらく(Zepp Tokyoに)籠城させてもらうけど付いてくるように! 何年も前からStarsetのステージを観ててカッコいいなと思っていました。去年ツアーを一緒に海外で回ってたんだけどね、ようやく日本に呼べて本当にうれしいです」と語り、アンコールでは「よく平成最後っていうけど本当に最後だよね。悔いのない毎日を全力で駆け抜けたいと思います。今日は本当にありがとうございました」と、ファンに伝えた。

9月2日のMCでHYDEは、「台風来てるんだって?でもこの中は関係ないよね!もっと激しいもんね。あー、楽しい!幸せ!可愛い顔が見られて嬉しいです」と笑顔でフロアを眺める。「今回、STARSETを呼べて良かった。僕ね、STARSETの曲を車の中で、毎日聞いています。それくらい好きなアーティストです。みんなに紹介できて嬉しいよ。実際に、こんな風に歌ってるんやとか、こんな風に発声練習してるんやって、見ています。ただね、STARSETのショーの途中で僕も(ステージに)出るから、ゆっくり見られないのが残念でならないね」と話した。「STARSETかっこいいでしょ?」という話から話題は思わぬ方向へ…。「しかしですよ?今までずっとBGMで(Monster ft. HYDE)流してたのに、全っ然、誰も気づかない…。僕、もっと騒然となるかと思ったのに、みんな『ふ〜ん♪』みたいな感じでね。どうゆうこと!?」と言って膝からガクンと落ちて見せる。フロアから起きる笑い声。「めっちゃ俺の声やん!? つまらんことは話題にするくせに…『歌詞間違えたぁ』とかね、ブツブツと直ぐに怒るんだもん」と拗ね気味に話す。気付いてたよ!とフロアから声が上がると、HYDEは嘘でしょ!と言うほどに、手も顔も振って、「いーや?いやいやいやいや!」と不信顔をして見せた。「でもね、まぁ、いいですよ。許す!」とHYDE、穏やかな笑みを浮かべた。「今年はラルクもあるね。宇宙の塵と塵が集まるような、海にバラバラに投げたネジとボルトがピタッとハマるような確率のメンバーなんで。揃うことが奇跡でしょ?10月まではHYDEをやって、HYDEを極めたいと思います」と話した。

なお、追加公演は始まったばかり。続く、9月4日・5日・7日・8日・10日・11日は会場を同じく東京・Zepp Tokyoとして籠城。チケットはソールドアウトしている公演でも、若干枚数にはなるが当日券の販売が決定している。

そして、東京公演の9月8日(土)は、イベントライヴ「BEAUTY & THE BEAST」が開かれる。

これはBEAUTYを女性、THE BEASTを男性とし、フロアや区画を性別で分けたイベントライヴ。1階フロアのステージ側前方に男性(野獣)エリアがあり、男性の良席が決められている。雄的でアクティブなパフォーマンス、ステップなどを取り入れても自由。音に乗り、思う存分にライヴが楽しめる。女子レスエリアが広くメインに設けられた、真のロック好き、野郎こそがVIP待遇の1日となる。

SETLIST HYDE LIVE 2018 09.01

01. FAKE DIVINE

02. AFTER LIGHT

03. INSIDE OF ME

04. OUT

05. SET IN STONE

06. DON’T HOLD BACK

07. ZIPANG

08. WHO’S GONNA SAVE US

09. 監獄ロック

10. RISE OR DIE

11. ANOTHER MOMENT

12. TWO FACE

13. DEVIL SIDE

14. MIDNIGHT CELEBRATION Ⅱ

15. KISS OF DEATH

16. AHEAD

17. RISE UP

18. ORDINARY WORLD

SETLIST HYDE LIVE 2018 09.02

01. FAKE DIVINE

02. AFTER LIGHT

03. INSIDE OF ME

04. OUT

05. SET IN STONE

06. DON’T HOLD BACK

07. ZIPANG

08. WHO’S GONNA SAVE US

09. 監獄ロック

10. RISE OR DIE

11. LION

12. TWO FACE

13. DEVIL SIDE

14. MIDNIGHT CELEBRATION Ⅱ

15. KISS OF DEATH

16. AHEAD

17. RISE UP

18. ORDINARY WORLD

[HYDE]追加公演「HYDE LIVE 2018」チケット一般発売は8月18日から、東京公演にSTARSET出演決定!

HYDE(Vo : L’Arc-en-CielVAMPS)が「HYDE LIVE 2018」の追加公演を9月1日(土)の東京・Zepp Tokyoを始めとして全国3カ所14公演で行なう。そのチケットの一般発売が8月18日(土)10時から開始された。チケット販売会社は5社。チケットぴあローソンチケットイープラスYahoo! チケットサンデーチケットセンター(名古屋公演のみ)を使って行われる。

DiIzB0pU8AASbuM

東京8公演にはサポートアクトにSTARSET(アメリカ・オハイオ州出身)を招いた。STARSETにとって初の日本公演となる。STARSETのフロントマンを務めるダスティン・ベイツ(Vo & Key)は、STARSETについて“シネマティック・ロックバンド”と位置付けしている。エモーショナルな歌唱テクニックと美しいメロディーライン、それに加わるヘヴィなギターサウンド。ストリングスやシンフォニックという繊細な音にエレクトロニクスを効果的に融合させてアレンジされている。結成は2013年。2015年にはアメリカの大学やミュージアムのプラネタリウムを会場にライヴをする“プラネタリウム・フォーマンス”を4カ所で行った。宇宙服を着てステージで演奏する姿も人気が高い。

STARSETはHYDEをフューチャリングし、自身の代表曲「Monster」のヴォーカルにHYDEを起用。「Monster feat. HYDE」として8月10日(金)リリース。デジタル配信を開始した。Spotify、Apple Musicなどで入手できる。「Monster」は、アメリカで名高い音楽チャート・ビルボードのメインストリームロックソングズチャートで、2017年5月に2位を獲得した有名な曲。東京公演ではHYDEとのセッションも考えられている可能性も高く、洋楽ファン必見のプレミアチケットとなっている。

https://www.instagram.com/p/Bmc_2-tH6XN/

また、「HYDE LIVE 2018」チケットには高校生以下対象の“学生割引き”特典が付いている。当日会場で年齢の解かる公的身分証(小学生)または写真入り学生証(中学・高校生)を提示することで、1,000円がキャッシュバックされる。HYDEがライヴ当日にくれるお小遣い、粋な心遣いのオマケ付き。ぜひ、手の届く距離の箱ライヴで、本物のサウンドを若いうちに味わってみて欲しい。

その他、チケット一般発売の詳細は次のとおり。

HYDE LIVE 2018 追加公演 チケット一般発売情報

[チケット一般発売]
2018年8月18日(土) 10:00 ~
[席種/チケット価格(税別/D代別)]
◆1Fスタンディング 6,660円
◆2F指定席(オリジナルグッズ1個付) 10,000円
※DRUM LOGOS、BARK UPは1Fスタンディングのみ
※オリジナルグッズは、公演当日に限り、ご来場いただいた方にのみお渡しいたします。
※6歳未満入場不可、6歳以上要チケット
BEAUTY & THE BEASTのみ
◆男性1Fスタンディング 6,660円
◆女性2F指定席(オリジナルグッズ1個付) 10,000円
◆女性1F後方スタンディング 6,660円
○高校生以下対象 学割について
6歳以上の小学生/中学生/高校生(18歳以下)の方は、会場にて¥1,000をキャッシュバックいたします。
小学生は年齢を証明できる公的身分証、中学生/高校生の方は顔写真付き学生証を持参ください。
※身分証/学生証は、有効期限が明記されていて、有効期限内のものに限ります。
※キャッシュバックは、当日、ご来場いただいた方に限ります。
※当日、指定の身分証/学生証をご提示いただけない場合はキャッシュバックいたしません。

東京 ZEPP TOKYO

[お電話] 2018年8月18日 10:00 ~
チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード: 110-872)
ローソンチケット 0570-084-003 (Lコード: 73866)
[WEB] 2018年8月18日 10:00 ~
チケットぴあ http://w.pia.jp/t/hyde-t/
ローソンチケット http://l-tike.com/2018hyde
イープラス http://eplus.jp/hyde18/
Yahoo! チケット http://r.y-tickets.jp/hyde1801
[お問い合わせ]
ディスクガレージ 050-5533-0888 (平日12:00~19:00)

名古屋 ZEPP NAGOYA

[初日特電] 2018年8月18日 10:00 ~ 23:59
チケットぴあ 0570-02-9533
ローソンチケット 0570-084-633
サンデーチケットセンター 0570-064-191
[お電話] 2018年8月19日 0:00 ~
チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード: 126-124)
ローソンチケット 0570-084-004 (Lコード: 41870)
サンデーチケットセンター 052-320-9000 (10:00~18:00受付)
[WEB] 2018年8月18日 10:00 ~
チケットぴあ http://w.pia.jp/t/hyde-n/
ローソンチケット http://l-tike.com/hyde_ny
イープラス http://eplus.jp/hyde-nagoya/
Yahoo! チケット http://r.y-tickets.jp/hyde1801
サンデーチケットセンター http://www.sundayfolk.com/go/hyde1810
[お問い合わせ]
サンデーフォークプロモーション 052-320-9100 (10:00~18:00)

福岡 DRUM LOGOS / BARK UP

[お電話] 2018年8月18日 10:00 ~
チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード: DRUM LOGOS・BARK UP共通 126-268)
ローソンチケット 0570-084-008 (Lコード: DRUM LOGOS 82820 / BARK UP 82895)
[WEB] 2018年8月18日 10:00 ~
チケットぴあ http://w.pia.jp/t/hyde-f/
ローソンチケット http://l-tike.com/hyde_f
イープラス http://eplus.jp/hyde-fukuoka/
Yahoo! チケット http://r.y-tickets.jp/hyde1801
[お問い合わせ]
キョードー西日本 092-714-0159 (平日10:00~19:00, 土曜10:00~ 17:00)
38513109_245673809619944_2866735913818390528_n

12年ぶりとなるソロとしてのライヴツアー。ツアーの前半(6月29日~8月1日)を終えHYDEは、振り返ってこう語る。「ツアーを始める前に描いていたファンの盛り上がりや、フロアの雰囲気などが、自身で思うよりも早い時点で到達を見せていた。ファンが喜んでくれているのが確りと伝わってきたので嬉しかったですね。最高の状況だと言える。だからこそ、ステージに立つ側も、毎回全力で挑んでいけた。手応えを感じながら、さらに盛り上がる方向を選ぶ。ファンと一緒に進んで来られた前半です。今回のステージ(ショー)は自信作だね」と。

HYDEがHYDE LIVE 2018のステージセットで作り出した世界観は近未来東京。空間を作る上でこだわった部分についてHYDEは、「近未来的な雰囲気の想像は様々できると思うんだけど…。今回は路地裏風というものですね。危険な事件の匂いがする雰囲気で、想像を膨らませていきました。セットも重要ですが、ステージに立つサポートメンバーの出で立ちも演出効果になってくる。マスクをそれぞれが着けて盛り上げてくれています。今までありそうで、実はなかったんじゃないかな?」と語った。

35928291_1923794434585737_8668686987785404416_n

このツアーでは、シングルでもアルバムでも未発表の新曲が10曲投入されてセットリストが組まれている。これは、ファンと一緒に新曲をライヴで育ててから、レコーディングをしたいとHYDEたっての希望から実現したこと。それこそが大きな挑戦だったのではないか。それについてHYDEは、「僕は、ただ売れたいというだけで楽曲を作ってはいないので、いつも挑戦をしていたいですね。そこには不安もありますが、ツアーが始まれば、そんなものはすっかり消えちゃった。これまでのように、いやこれまで以上かな…ファンが喜んでライヴを楽しんでくれたから。また僕は自信が付いてしまいましたね」と話した。

新曲リリースは10曲のうち現在2曲がリリースされている。その「WHO’S GONNA SAVE US」(6月28日発売)と「AFTER LIGHT」(8月1日発売)についてHYDEは、「どちらもライヴ栄えする曲で、『WHO’S GONNA SAVE US』はみんなで歌ったり、感情的な部分で盛り上がる曲。『AFTER LIGHT』はこれからライヴの主力になる曲ですね。どちらもみんな好きだと思う」と語った。

追加公演についてHYDEは、「このステージは記憶に残るライヴになると思います。何度来ても、“やっぱりすごい!”って思ってもらえるライヴをしたい。追加公演はツアーの延長線上にはありますが、何かしらの変化は付けるでしょうね。大好きなSTARSETとの対バンも東京公演では組まれています。悔しいけれどダスティン・ベイツの声がかっこ良くてね。特にシャウトが好き。イベントライヴBEAUTY & THE BEASTも追加で1公演やります。たくさんの男の子に来て欲しい。サークルピットもできてね、盛り上がって本当に楽しかったから追加しました。福岡BARK UPはステージが小さくて、ステージセットは持ち込めないけれど、小さな箱なので至近距離でライヴが楽しめるんじゃないかな? 追加公演も一緒に盛り上がって、楽しみたいですね」と話した。

追加公演は、9月1日(土)から。チケットは一般発売が8月18日(土)から始まっている。

[HYDE]後編・大阪5日目もっともっと見せたい景色があるから、6日目みんながいる限り攻め続けたい

日本の有名ロックアーティストHYDE(Vo : L’Arc-en-CielVAMPS)が「HYDE LIVE 2018」(全国5カ所18公演)を開催。7月25日(水)・26日(木)・28日(土)・29日(日)・31日(火)・8月1日(水)の6日間は、大阪・ZEPP OSAKA BAYSIDEを会場に、ライヴハウスを貸し切った籠城タイプのライヴが行なわれた。これは31日・8月1日のレポートとなる。

7月15日(日)の愛知・Zepp Nagoyaで、追加公演(全国3カ所14公演9月1日スタート)が決定したものの、内容が同じものになるかどうかは未定。6月29日(金)のZepp Tokyoを皮切りに、12年ぶりのソロ活動をスタートさせたHYDEの初期・第2形態(第2章)の初々しいショースタイルは、日を追うごとに盛り上がりを見せた。HYDEの持つ世界観に浸れる貴重なシーズン。もちろん、最終公演に向けてチケットはソールドアウト。HYDEの人気は底が知れない。

セットリストは全19曲。東京、札幌、名古屋、仙台と同じくして構成されるセットリスト。変則的な12曲目には「ANOTHER MOMENT」(31日)と「LION」(8月1日)が、17曲目には「AHDAD」(31日)「HONEY」(8月1日)が選曲された。内訳は、新曲が4曲(AFTER LIGHT、WHO’S GONNA SAVE US、MIDNIGHT CELEBRATION Ⅱ、KISS DEATH)OF 、未発表の新曲が6曲、VAMPS曲から8曲、カバー曲としてデュラン・デュランの「OLDINARY WORLD」が選ばれた。

Djf15RHUwAEDGdw

アルバムCDは未発表という新曲10曲をひっさげ、このツアーは始まった。6月27日(木)発売の「WHO’S GONNA SAVE US」でミュージックビデオに出てくるシーン。近未来東京の夜景がバックスクリーンに投影されるステージに、HYDEは演劇「オペラ座の怪人」を彷彿させる白い仮面で顔を覆い現れる。ハードロックのショーでありながら、HYDEの表現力が映画を鑑賞するように情景を生々しくさせる。演奏をサポートしてくれるメンバーも個性的な4人の敏腕が固めた。バンドマスターにはベースの森泉アリ、キーボードには堀向彦輝、ギターにはPABLO(東京・札幌・名古屋)・Junchi(仙台・大阪)、ドラムには山縣 亮(東京・札幌・名古屋)・(仙台・大阪)が上記写真の仮面で顔を覆ってステージに立った。演奏には初日からプロの安定感があった。細やかなアレンジの変化や、パートソロを織り交ぜて、ライヴに花を添える。ファンの反応を見ながら、盛り上がる方向へと舵を取り続けたHYDE。MCを振り返ると解るのだが、ショーが1つひとつ進むごとに、自信と確信を深めていった。“やっぱり間違ってない”、独りの男が、自身の感覚を試すかのように、人生の炎を燃やして魅せたツアー。ファンの笑顔は満開。SNSでは、「HYDEに一生ついて行く!」「復活してくれて、ステージに帰って来てくれてありがとう」「毎日毎日が最高で幸せ!」「音が本当に良い!楽しい」など、高評価で溢れここまでやってきた。

HYDEは31日のMCで、「第二形態のHYDEが始まって1カ月が経ちました。正直、ここまで盛り上がってくるとは思ってなかったなぁ。すごく気持ちがいいです。でもね、もっともっと見せたい景色があるから、みんなを連れて行くから!これからもよろしくお願いします」とあいさつを入れる。前日あったライヴのオフ日で大阪の街を歩いたHYDEは夏の暑さをようやく知ったようで、「大阪に1週間くらいおるけど、部屋に引きこもってるから、これじゃアカンと思ってね、昨日外に出たら本当に暑かった…。(建物の)陰を歩こうとしても、あっちからもこっちからも人が歩いてきて、陰を譲ってくれへん。こんな狭い陰を奪い合ってる…。日本の夏のジメジメした暑さを知りました。みんなね、僕が(会場に)来るまで待っててくれるでしょう?いつくるのか解らないのに、日向の中でね…。本当に僕のことが好きなんやなって……(笑)。可愛いよね…。可哀想になっちゃう。さすがに俺たちにも用があるからなぁ。こっちも気を使って同じ時間に来るようにはしてるんだけど…。罪だよね…。僕は本当に罪な男やなと思いましたよ…(笑)」と、入り待ちをするファンへの思いに触れた。HYDEがボックスステップを踏み、ファンに見せる場面も。「ギュウギュウ過ぎてて踏めそうにないなぁ」と、残念そうにフロアに目をやった。

HYDEは8月1日のMCで、「ボクシングの試合を見ていて僕には思うことがあって。(出始め)最初は攻めて攻めて頑張って(対戦して)いくヤンチャなボクサーだったのに、プロに成って上手くなってくると、突然ガードばっかりで固めるようになって、クリンチしまくってね、つまんない試合になっていくのが大嫌いなの…。そんな試合は、チャンネルを直ぐに変えちゃいます。そんなアーティストには、僕は成りたくないなって思う。だから、みんなが付いて来てくれる限り、これからもガンガンに攻め続けていきたいと思います。ごめんね、もう少しだけ付いて来てください」と、ファンにこれからの思いを伝えた。煽りは昨夜に続き、ステップを欲しがる展開に。「そんな狭かったらステップ踏めないでしょ?満員電車みたい」と、少し不服そうに言葉を飛ばす。ステージへと押し寄せるファンを眺め、「いや、満員電車以上やわ…。(この状態で)みんな、(飛んで)運動してるでしょ?運動やん。楽しい?修行、苦行やな(笑)。そんな好きか?、俺のこと。好きなん?」と、ファンを煽る。“好き!”“大好き!”とファンからの声が上がった。「もう数えるくらいで」と、HYDEが急にL’Arc-en-Cielの「Driver’s High」を口遊むと、すかさず続きの歌詞を歌い始めるファン。レスポンスが確りと返る、生きたライヴが展開された。

37803507_444932302691305_8273954436443799552_n

サプライズでは、ドラムサポートのメンバーの誕生日を、31日のライヴで祝った。アンコール明けの「KISS DEATH」を1曲終えて、ステージにバースデーケーキが運ばれた。フロアからハッピーバースデーの歌が盛大に贈られる。HYDEは「どうやってロウソクを吹き消すの?」と、ハッと気付いた様子で辺りを見渡した。その間にも手をパタパタさせてロウソクを消そうとするNatsu。HYDEはNatsuの顔を覆う仮面を少しずらした。無事にNatsuの息がロウソクに届く。“おめでとう!”と幾つもの声がステージに向けて届けられた。

ツアーは8月1日で前半が終了。プレゼントボックスに届いた真っ赤な薔薇は、愛を込めてフロアに投げ入れられる。この光景が見られるのも、しばらくの別れ。HYDEはステージの去り際に、大きなクチパクで“ありがとう”をフロアに伝え、溜めの大きな投げキッスをフロアに撒き、姿を消した。

終演後はHYDE公式サイトで、2018年のHALLOWEEN PARTYの開催決定が告知された。今年はHYDE主宰に戻り、タイトルは「HYDE主宰 HALLOWEEN PARTY 2018」。日程を10月26日(金)・27日(土)・28日(日)の3日間として、千葉・幕張メッセ国際展示場 9・10・11ホールを会場に開かれる。

まだまだHYDEの挑戦は続く。続くライヴは8月5日(日)、ゲストで呼ばれる「rockin’on presents ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」(茨城・国営ひたち海浜公園)のLAKE STAGEで17時30分からHYDEがステージに立つ。野外フェスでは、新しくアレンジした「HONEY」(L’Arc-en-Ciel)がセットリストに入る予定。音楽を愛する多くのロックファンに新しいHYDEがどう受け入れられていくのか、ファンとしては見届けたい貴重な大舞台。時間の許されるファンは、HYDEを応援に駆け付けて欲しい。

setlist

[HYDE](中編)・大阪3日目僕にとってはみんなが大切な存在だ、4日目台風みんな大丈夫だったかな?

日本の有名ロックアーティストHYDE(Vo : L’Arc-en-CielVAMPS)が「HYDE LIVE 2018」(全国5カ所18公演)を開催中。7月25日(水)・26日(木)・28日(土)・29日(日)・31日(火)・8月1日(水)の6日間は、大阪・ZEPP OSAKA BAYSIDEが会場となり、ライヴハウスを貸し切って籠城タイプのライヴが行なわれている。

セットリストは全19曲。東京、札幌、名古屋、仙台と同じ構成でのセットリストは、変則的な12曲目に「ANOTHER MOMENT」(28日)・「LION」(29日)、18曲目には新しくアレンジを加えた「HONEY」(28日)・「KISS OF DEATH」(29日)が組まれた。全19曲の内訳は、タイトルを公表した新曲が4曲(AFTER LIGHT、WHO’S GONNA SAVE US、MIDNIGHT CELEBRATION Ⅱ、KISS OF DEATH)、未発表の新曲が6曲(ANOTHER MOMENT、LIONを含む)、VAMPS曲から8曲、カバー曲としてデュラン・デュランの「OLDINARY WORLD」となっている。

28日は、イベントライヴ「BEAUTY & THE BEAST」が開かれた。これはBEAUTYを女性、THE BEASTを男性とし、フロアや区画を性別で分けたイベントライヴ。ステージ前方エリアを男性に解放した、男性特権の日だ。自由に暴れて楽しんで善し、モッシュ・ダイヴ・サークルピット・オールオブデスなども起き得る日。女性エリアは別に設けられていて、気兼ねすることもない。2018年での開催は、名古屋に続き2回目となった。

ライヴ中にはセンターに大きなサークルが出現。モッシュが起きて約30人の渦が緩やかに回る。「MIDNIGHT CELEBRATION Ⅱ」では、上下に体を倒しては起き上がり、折り畳みも起きた。ヘッドバンギングが至るところで起きる。髪がふわりふわりと左右に揺れて花のよう。始終熱狂的に盛り上がった。

「HONEY」ではBEAUTYとTHE BEASTでハーモニーを作り出した。「I won’t to fry」とHYDEが歌いながら、男性パートと、3度違いの女性パートを指導し、ファンと練習をする。有名曲ということも手伝ってか、短時間の練習ですんなりと歌いこなすファン。HYDEと一緒に歌う「HONEY」。約3000人の声が共鳴を見せた。

HYDEはMCで、「みんなの顔を見られる度に復活したことが、嬉しくて、楽しくて、最高です。自分のためにやってるのか、みんなのためにやってるのか、解らなくなってきたけど…。そのくらい、みんなは僕にとって大切な存在だし、皆にとっても、そんな大切な存在でいられたらいいなと思います。第二形態はまだまだ始まったばかりだけど、これからでっかくなって、 ゴジラみたいになって、日本を震撼させたい。凄いの作ってるから、また帰って来るから。首洗って待っててください」と話し、ファンが大切な存在であることを伝えた。

37587262_2099688913683453_4681366915002662912_n

29日は、「OLDINARY WORLD」のラスト、”Any world is my world”で足元を指差して力強い歌声を聞かせたHYDE。感情が極まって涙を流すファンも。

HYDEはMCで、「まだ新しく生まれ変わったばかりですけれど、ここまで来ることができて良かった。ほとんど…、僕の努力ですけど?なんてね…!?(笑) すみません。こうして待っててくれるみんながいてくれるからです。この人たち(サポートメンバー)にも助けてもらって、ここまで来ました。ありがとう。台風凄かったですね」との言葉に、ファンか“大丈夫だった?”と声をかける。「僕はガンダムみたいなホテルに泊まっていたから大丈夫だった。 最近、雨とかも、凄いよね?雨って怖いんだなって思いました。大丈夫だった?みんな僕のかわい子ちゃんだからね…。心配だよ…」と、ファンを気遣った。

7月6日(金)から9日(月)、西日本を中心に大雨災害(通称 : 平成30年7月豪雨)が起きた。各地で全力を尽くす復旧が行われる中、やってきた台風。異例の東海地方から上陸し近畿・中国・九州へと逆走経路をたどった。

「昨日はね、僕はニンニクの薬をもらって、病院でニンニクの点滴をしてもらって、(ニンニク入りの)餃子を食べました。そうしたら眠れなくなっちゃって…。安定剤を飲んで寝るという…。健康に良いんだか悪いんだかね」との話に、“どこの餃子?”とファンから声がかかるとHYDEは、「(餃子の)王将!」と、答えた。関西発祥の有名全国チェーン店(創業44年、本社京都)で、大阪を拠点に音楽活動を始めたHYDEの、空腹を満たしてくれたお店。HYDEが大阪に戻った。

名古屋最終公演に続き、ドラえもんの歌を突然歌い始めたHYDE。「あんなこといいな、できたらいいな」、その続きはフロアに委ね、ファンの声を聞く。HYDEの4次元ポケットから出てきたのは“毒キノコ”。「ぐふふっ!これで空も飛べるよ」と、ファンを笑わせた。

続くHYDEのライヴは、7月31日(火)の大阪・ZEPP OSAKA BAYSIDEで5日目の公演となる。12年ぶりに行なうHYDEのソロ活動。第二形態の初期のHYDEを感じられるライヴは残すところ2公演となる。

ソールドアウトの公演も、当日に行ける希望を繋げてくれるHYDE。この公演でも、当日券は若干枚数の販売が予定されている。

【ZEPP OSAKA BAYSIDE】当日券販売のお知らせ
HYDE LIVE 2018 ZEPP OSAKA BAYSIDE 公演において当日券販売を実施いたします。
公演日当日、会場にて整理券を配布の上、整理番号順に販売いたしますので、下記をご確認いただき、当日券販売をご利用ください。
◆当日券料金(税込)
<7/25, 26, 29, 31, 8/1>
1Fスタンディング: 7,730円 / 2F指定席(オリジナルグッズ付) 11,340円
※2F指定席(オリジナルグッズ付)の販売は未定です。
■整理券配布
<7月25, 26, 31日, 8月1日>
[場所] 会場正面入り口付近
[整理券配布予定時間] 17:00 ~ 18:30 予定
■当日券販売
<7月25, 26, 31日, 8月1日>
[場所] 当日券窓口
[当日券販売予定時間] 18:30~予定
・原則として、整理券配布予定時間中に、会場正面入り口付近にて、お一人様一枚まで整理券を配布します。悪天候等、当日の状況により配布時間を早める可能性があります。
・整理券はお並びいただいた方から順番にお配りします。ただし、シートやお荷物等で場所を確保し、長時間列から離れる等の行為をされた場合は、お並びいただいているとみなさない場合があります。上記の理由により、整理券の配布を早めた際に、場所を確保していてもお渡しできない場合があります。
・整理券をお持ちのご本人様のみ有効となります。
・会場調整の上での販売となるため、整理券配布数より販売枚数が少ない場合があります。整理券を受け取られた方のチケット購入を確約するものではありません。
・販売開始時間は予定です。
・整理券の譲渡、転売は禁止です。該当行為が認められた整理券は無効となります。
・整理券をお持ちの方のみ、係員の指示に従ってお持ちの整理番号順に当日券購入列にお並びください。
・販売開始時間までに購入列に並ばれなかったお客様の整理番号は無効となります。列の最後尾にお並びください。
・整理券をお持ちのお客様の当日券購入列が終了しましたら、整理券をお持ちでなくても当日券をお買い求めいただけます。

[HYDE](前編)大阪初日・未来なんてない今の連続だ、大阪2日目・僕らで100%にはなれるでも君らがいれば130%になれるだろう?

日本の有名ロックアーティストHYDE(Vo : L’Arc-en-CielVAMPS)が「HYDE LIVE 2018」(全国5カ所18公演、追加全国3カ所14公演)を開催中。7月25日(水)・26日(木)・28日(土)・29日(日)・31日(火)は、大阪・ZEPP OSAKA BAYSIDE(総動員数約3000人)を会場に、籠城タイプのライヴが行われている。

連日の猛暑にも関わらず、グッズ販売にもHYDEの入り待ちにも、そして当日券販売のための整理券配布にも、長蛇の列ができる。

平日の公演は6時66分(19時06分)のダミアンタイムからスタート。開場時は整理番号順にファンが整列。スタッフが読み上げる、「整理番号1番から10番の方、お越しください」の声が辺りに響き、ついに大阪公演がオープンした。後少しでHYDEに会える、ファンの鼓動が高鳴る時間。

Di8KO-2UcAAxp65

大阪公演のオープンに合わせてファンが集まる

セットリストは25日・26日ともに全19曲。東京、札幌、名古屋、仙台と同じくして構成されるセットリスト。変則的な12曲目には「ANOTHER MOMENT」(25日)・「LION」(26日)がエントリーされた。他、タイトルを公表した新曲が4曲(AFTER LIGHT、WHO’S GONNA SAVE US、MIDNIGHT CELEBRATION Ⅱ、KISS OF DEATH)、未発表の新曲が6曲(ANOTHER MOMENT、LIONを含む)、VAMPS曲から8曲、カバー曲としてデュラン・デュランの「OLDINARY WORLD」となっている。

この大阪公演で、HYDEのソロライヴは一旦終了。秋からの追加公演が同じ内容で行われるかどうかは未定となる。ソロ再始動の初期となるこの公演、第2章(第2形態)の今のHYDEが見られるのは、残すところ4公演。

37111308_220870791901717_6046238870914203648_n

ZEPP OSAKA BAYSIDEのステージに立つHYDE

サポートメンバーには森泉アリ(Ba、バンドマスター)、堀向彦輝(Key)、Junchi(Gu)、(Dr)。4人の凄腕でHYDEを固めた。

25日は、HYDE公式インスタグラムを使ってライヴ生配信が行われた。曲は「KISS OF DEATH」と「AHEAD」。アンコールからの2曲だった。アンコールを欲しがるファンのハンドクラップはサポートメンバーの登場に合せて歓声に変わった。投げキスを振りまきながらHYDEがステージに戻る。曲名を告げて始まったのは「KISS OF DEATH」。照明がHYDEの背中を後方から照らし、白く眩しい光りをフロアに送った。甘く問いかけるように歌詞を刻むHYDE。フロアからは感激に満ちた様子が、短く甲高で悲鳴のように上がる。中島美嘉への提供曲だったはずのこの曲は、HYDEのものへと姿を変えた。バンドサウンドに支えられ、ロックアレンジに整っている。ドラムが刻む音に、曲は生々しく息を吹き返し、ベース音は踊るように弾んで曲の輪郭を見せる。照明は透明感のあるブルーから、スモークを纏い混濁したレッドへと、コーラス(サビ)に合せて変わった。曲間にはドラムソロを披露。ファンからの歓声を浴びた。

ハンドクラップを煽り、始まった「AHEAD」は、VAMPSのライヴでも盛り上がり必至の曲。ソロの今でも、ファンの反応は息がピタリと合ってくる。腕を振り上げ、振り降りおろし、フロアに波が立つ。ファンが楽しそうに曲を追う姿を見て、HYDEもまた嬉しそうな表情を見せる。今までの9年間も全て引き受け、HYDEが今を進む。

25日のMCでHYDEは、「大阪、ようこそ。いらっしゃい!追加公演がなかったらね、この大阪で終わっていました。余力なんて残すなよ。未来なんてない。今の積み重ねがあるだけだから。この新しく生まれ変わった人が どうなっていくのか。この大阪で作り上げていくからね?今しかないよ」と煽る。ファンからの、“おかえり”の声に「ただいま」と答えるHYDE。大阪の街で音楽活動を始めたHYDEらしい挨拶が入った。

26日のMCでHYDEは、「みんなが楽しんでくれていて嬉しい。みんなが居なかったら、ここに帰って来なかったかもしれない。できてない曲だから難しいかもしれないけど…。最初に聞いたんだぜって自慢できるようなバンドになるから」と話す。ファンを見渡し、眺めながら、「このぐちゃぐちゃで最高の空間が僕にとっては気持ち良くて。せっかく戻ってきたからには、もっと上に行きたいので…協力してください。だってね、ここに誰もいなかったらできる?できない。僕らだけで100%まではいけるけど、君たちが100%出したら120、いや130%まではいけると思うんだよ。協力が必要だから!」と話し、ファンと進む覚悟を見せた。

37074558_645527085820919_1721555924553826304_n

玉座に座り、熱唱するHYDE。ブラックライトが灯され、瞳がブルーに光る

続くHYDEのライヴは7月28日(土)、大阪・ZEPP OSAKA BAYSIDEを引き続き会場に、イベントライヴ「BEAUTY & THE BEAST」が開かれる。

これはBEAUTYを女性、THE BEASTを男性とし、フロアや区画を性別で分けたイベントライヴ。1階フロアのステージ側前方に男性(野獣)エリアがあり、男性の良席が決められている。雄的でアクティブなパフォーマンス、ステップなどを取り入れても自由。音に乗り、思う存分にライヴが楽しめる。女子レスエリアが広くメインに設けられた、真のロック好き、野郎こそがVIP待遇の1日となる。

【ZEPP OSAKA BAYSIDE】7月28日(土)「BEAUTY & THE BEAST」当日券販売のお知らせ
HYDE LIVE 2018 ZEPP OSAKA BAYSIDE 公演において当日券販売を実施いたします。
公演日当日、会場にて整理券を配布の上、整理番号順に販売いたしますので、下記をご確認いただき、当日券販売をご利用ください。
◆当日券料金(税込)
<7月28日(土)>
男性1Fスタンディング・女性1Fスタンディング: 7,730円 / 女性2F指定席(オリジナルグッズ付) 11,340円
※女性2F指定席(オリジナルグッズ付)の販売は未定です。
[注意事項]
※当日券の事前電話予約等は行いません。
※販売枚数には限りがございますので、予めご了承ください。
※お一人様一枚まで。
※お支払いは現金のみです。
※入場時ドリンク代が別途必要です。
※いかなる場合でも、購入後の払戻しは行いません。
■整理券配布
<7月28日(土)>
[場所] 会場正面入り口付近
[整理券配布予定時間] 15:00 ~ 16:30 予定
■当日券販売
<7月28日(土)>
[場所] 当日券窓口
[当日券販売予定時間] 16:30~予定
・原則として、整理券配布予定時間中に、会場正面入り口付近にて、お一人様一枚まで整理券を配布します。悪天候等、当日の状況により配布時間を早める可能性があります。
・整理券はお並びいただいた方から順番にお配りします。ただし、シートやお荷物等で場所を確保し、長時間列から離れる等の行為をされた場合は、お並びいただいているとみなさない場合があります。上記の理由により、整理券の配布を早めた際に、場所を確保していてもお渡しできない場合があります。
・整理券をお持ちのご本人様のみ有効となります。
・会場調整の上での販売となるため、整理券配布数より販売枚数が少ない場合があります。整理券を受け取られた方のチケット購入を確約するものではありません。
・販売開始時間は予定です。
・整理券の譲渡、転売は禁止です。該当行為が認められた整理券は無効となります。
・整理券をお持ちの方のみ、係員の指示に従ってお持ちの整理番号順に当日券購入列にお並びください。
・販売開始時間までに購入列に並ばれなかったお客様の整理番号は無効となります。列の最後尾にお並びください。
・整理券をお持ちのお客様の当日券購入列が終了しましたら、整理券をお持ちでなくても当日券をお買い求めいただけます。