[HYDE]2019年秋アメリカツアー35日目はオハイオ州コロンバス、HYDE公式YouTubeで最終公演を生配信!無事の成功を分かち合う

STARSETの全米ツアー「STARSET LIVE US TOUR DIVISIONS : 2019」(9月13日~11月1日)に35公演セカンドアクトとしてまわるHYDEは11月1日(金)、アメリカ・オハイオ州コロンバスにあるライヴハウス EXPRESS LIVE!(2459人動員)のステージに立った。日本時間では11月2日(土)となる。

オハイオ州コロンバスはSTARSETの本拠地。2459人を収容するべニューはソールドアウトを打ち出していた。HYDEはコロンバスにはVAMPSで2015年に出演した「ROCK ON THE RANGE 2015」で訪れている。

アメリカ中西部に位置するこの街は、商業の発展した都市部に緑の豊かさも持ち合わせており、ゆったりと落ち着いた雰囲気も感じられる。フランリンパーク温室とボタニカルガーデンは、春になると数百の蝶が温室内を舞い、冬にはイルミネーションが灯り、サンタクロースと一緒に写真も撮れる。ファミリー層にも人気の場所。アートギャラリーが集まるショートノースは、煉瓦作りの建物が並び、現代アートやレストラン、カフェも多く、週末には若者が集まり賑わっている。日本からの直行便は出ておらず、経由地を介して行くことができる。

このツアーでHYDEを支えてくれたサポートメンバーは、Yas Nomura / 野村 康貴(Gt.)、Ali / 森泉 アリ(Ba.)、Shuntaro Kado / かど しゅんたろう(Dr.)、hico / 堀向 彦輝(key.)の4人。リハーサルのあるなしを物ともしない巧みな演奏技術で、ここまでこなし、パワーで成功裡に収めてきた。

アメリカ2019秋のラスト公演、HYDEは2度目のYouTube生配信で全編を披露。日本時間の朝8時30分から約35分間、世界のファンと時を共有した。BGMが流れる中、歓談を楽しむオーディエンス。暗転と共に、その声を歓声に変え、ステージ方向を見つめた。ただ1点、ブラックライトに照らされて、バックドロップのHYDEのロゴが、光を蓄えてぼんやりと浮かび上がった。SE音が始まる。上手からメンバーがHYDEが現れると歓声が上げられた。「WHO’S GONNA SAVE US」から曲を始める。

hico(Key.)が奏でるピアノの音色に、KadoShun(Dr.)が小刻みに打ち付けるハイアット音が重なる。やがてドラムが加わり、HYDEが柔らかな声で歌を始めた。Ali(Ba.)とYas(Gt.)の弦楽器が加わる。安定感のある演奏は、これまで親交を深めた5人の日々と、チーム間の良さを伝えてくる。HYDEがフラッグを高々に上げ、オーディエンスのコーラスを煽る。今夜は黒いジャンプスーツに黒のコートを着込み、白色のマスクで半面を隠し、ステージに立った。

HYDEがフラッグを掲げてオーディエンスを煽る

ソフトな声からスクリーモへと声を変化させていくHYDE。途中マイクスタンドを手放し拾い上げる。ハプニングが起きるのも、ライヴの中に、生きる鼓動を感じる瞬間。マイクスタンドを強く揺さぶって拍を取り、全身にチカラを込めて強く歌い上げた。「AFTER LIGHT」はヘッドバンギングをして、頭を左右に振って始める。hicoがキーボード台に立ちあがりオーディエンスを煽ってジャンプし、再び演奏に入る。Yasの肩に腕をかけて歌うHYDE。HYDEが両腕を広げると、“Destroy, rebuild, Now, now”とオーディエンスからの声があがった。KadoShunがドラム台に上がり、両腕を広げてオーディエンスを煽る。ドラムスティックを回して、再びドラム演奏に戻る。様子見と見えるオーディエンスを、じわりじわりと惹き込んでいった。曲の終わりには、HYDEの「スクリーム!」と叫ぶ声がフロアに響いた。

MCを入れる。「HYDEはここに居るよ!会いたかったぜ、コロンバス!来ちゃった。一番クレイジーなのが食べたいな。みなさん、準備はいいかい?次にいってもいいかなぁ?次の曲は呼び名FAKEDIVINE。さあ、いくよ!」と言って、続く「FAKEDIVINE」に入った。スイートな歌声で歌い始める。揺るぎない穏やかな声色を聴かせるHYDE。何かを掴み取り、歌詞に潜む悩みや苦悩を緩和させてきたようにも映る。浮かび上げる情景に、憎しみの色は混じらない。感謝にも聴こえる歌声をコロンバスに響かせた。ひと際大きな歓声が曲の終わりに沸いて、続く「SICK」へと。警告音を拡声器で立てながらHYDEが歌に入る。下手のステージ前で歌い、続いて上手へと。ドラムセットに上がり、拡声器に通した声でラップを歌う。hicoはステージ後部にある台に登って大きくジャンプして着地。キーボード台に戻る。Yasはステージセンターの台に上がり、ジャンプ。Ali、hico、Yas、HYDE、KadoShun、5人でヘッドバンギングを合せる。HYDEのジャンプに合せてAliとYasもジャンプした。パフォーマンス華やかにステージ上でメンバーが動く。

ANOTHER MOMENT」ではHYDEがオーディエンスにジャンプの要請を入れた。「とりあえず短い間でいいので座っもらえますか?ありがとうございます。急いでね、急いで座ってください。ありがとう。3.2.1.でジャンプをしたい。できるかい?コロンバス!いくよ?1.2.3.2.1.ジャンプ!」で、座位から大きくジャンプ。フロアがジャンプで波打った。笑顔いっぱいに、楽しそうに歌うHYDE。Yasの肩に腕をかけて頬を寄せて歌い、Aliの背中におぶさるように登ってAliをハグ。上手からステージを降りてフロアへ。オーディエンスフロアに交じり、一緒にジャンプして時を刻み楽しんだ。

MAD QUALIA」に入り、下手からステージに戻る。下手にある細い花道で熱唱。ステージ中央に戻ってからは、再びステージから降りて最前柵前へ。段に登り半身をオーディエンスに預け、腹から声を張り上げる。両手を広げ、オーディエンスのコーラスを煽り、大合唱を惹き起こした。最後はダイヴ。センターから下手側へと弧を描き、ステージへと送られた。

MCでAliが続く曲の説明を入れ、HYDEも共にSTARSETへの感謝を伝え、ラスト「ORDINARY WORLD」へと繋げる。HYDEのダイヴに興奮冷めやらないオーディエンス。KadoShunがスマートフォンにライトを灯し、左右に振ると、多くのオーディエンスが賛同。フロアに光の揺らめきが起きた。

その光景を眺め、腕を左右にゆっくりと振りながら歌うHYDE。Duran Duranのカバー曲となるこの曲。毎公演、オーディエンスとの距離を縮めてくれる頼もしい1曲となってきた。今夜も穏やかな揺らぎを目に焼き付けて、5人が思い出に残す。初めてHYDEを知るオーディエンスにも、記憶に残るショーとして、思い出の爪痕が残せたことだろう。

スマートフォンの光がフロアいっぱいに広がった

曲の終わりには通称『えいやっ』、高台に登り、大きくジャンプ。床への着地で、音に終止符を付ける。「本当にどうもありがとう、コロンバス!ありがとう!」と笑顔で感謝を伝えるHYDE。コロンバスでも華麗に決まり、大歓声の中、盛り上がりの中でステージを後にした。

[SETLIST] 01. WHO’S GONNA SAVE US / 02. AFTER LIGHT / 03. FAKEDIVINE / 04. SICK / 05. ANOTHER MOMENT / 06. MAD QUALIA / 07. ORDINARY WORLD

ステージ全編のYouTube生配信が終了したSNSでは、ファンが一緒に見届けることができた感激を書き込んだ。「35公演お疲れさまでした。一緒に駆け抜けた気分になれて、この2ヵ月弱楽しかった!次のアメリカツアーが待ち遠しいです」、「マイクスタンドが倒れてしまって、HYDEさん笑ってしまってめっちゃ可愛いかった」、「HYDEさんUSツアーラストライヴ、配信ありがとうございました!本当にかっこ良かった!お疲れさまでした」、「映画のラストシーンを見てるみたい。夢を叶えるサクセスストーリー!HYDEさん本当にかっこいい」、「HYDEさんにもサポートメンバーさんにも目頭が熱くなった。完走、お疲れさまでした。ファイナル日本公演が待ち遠しい!」などの声があがった。

いよいよ「HYDE LIVE 2019 ANTI TOUR FINAL」(12月7日・8日、千葉・幕張メッセ国際展示場4・5・6ホール)で、アルバム『ANTI』の集大成が行なわれる。既にチケットの一般販売は始まっている。後、1ヵ月後と迫ってきた。チケットの入手はお早めに。

HYDE LIVE 2019 ANTI Tour final December 7-8
Makuhari Messe International Exhibition Hall 4, 5, 6 in JAPAN
Tickets now on sale!

続くHYDEは、故郷・和歌山で販売される特製年賀状セットの先行販売が11月9日(土)・10日(日)の2日間で行なわれる。販売場所は、和歌山中央郵便局(和歌山市一番丁4)1局のみ。購入のための整理券配布が9時から予定されており、販売時間は10時から16時で行なわれる。

同日11月9日(土)から12月9日(月)までの期間限定で、和歌山中央郵便局では「HYDE ACOUSTIC CONCERT 黑ミサ BIRTHDAY 展示」を開催。HYDEが『HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019 黑ミサ BIRTHDAY』で使用したアイテム数点が展示され、同郵便局の営業時間内に観覧ができる。また、同郵便局の入り口付近には特大広告も設置。撮影スポットにもなりそうだ。

なお、『HYDE NEW YEARS COLLECTION』(Aセット・Bセット)を購入するために重要なカタログ配布も13時から16時の予定で行なわれる。限定数となるが、当日何部配布されるのかについては、現在明かされていない。 『HYDE NEW YEARS COLLECTION』購入には、まずカタログを入手し、そのカタログ内に記載されるネットショップへアクセス。1人1セットまで購入が可能となる。

※先行配布翌日、11月11日(月)から12月9日(月)の間、和歌山県内の郵便局 (全263局)でカタログは配布される。カタログはなくなり次第の配布終了となる。まずは、11月9日(土)・10日(日)が先行となる※

11月9日・10日の和歌山は、和歌山最大のグルメイベント「第4回全肉祭」が和歌山城砂の丸広場で開かれており、全国各地から名品・名産・名物料理が和歌山に集結。夜は「第14回和歌山城まちなかキャンドルイルミネーション・竹燈夜」が和歌山城と街中で行なわれ、竹で作った8000本のキャンドルが灯る。HYDEの故郷・和歌山が総力をあげて、HYDEのファンが和歌山に足を運んでも楽しめる場を設けてくれている。“なんて素敵な和歌山なんでしょう”!和歌山の観光プランにも安心して、和歌山へHYDE初のお正月グッズ「特製年賀状セット」を買い求める旅に出かけられるだろう。

[HYDE]2019年秋アメリカツアー34日目はミシガン州デトロイト、HYDE公式YouTubeでサプライズ生配信!ファン歓喜!

STARSETの全米ツアー「STARSET LIVE US TOUR DIVISIONS : 2019」(9月13日~11月1日)に35公演セカンドアクトとしてまわるHYDEは10月30日(水)、アメリカ・ミシガン州デトロイトにあるライヴハウスThe Majestic Theatreのステージに立った。日本時間では11月1日(木)となる。

アメリカで最も危険な都市の1つとされるデトロイト。現在は壁画やアートに囲まれた街になりつつある。毎週土曜日(6-10月の火・日曜日は営業、後は確認が必要)になると、イースタン・マーケット(巨大な市場)が開かれ、地元の人々が買い物に訪れ、活気に溢れる。海外旅行初心者にはハードルの高い場所になるかもしれないが、観光ツアーを企画している観光会社もあり、デトロイトの街を2時間でまわるツアーもあるようだ。

デトロイトと言えば、HYDEはVAMPSで2015年に「SIXX:A.M. Modern Vintage Tour」の公演でステージアクトとして訪れている。地名繋がりで、楽曲「SATSUGAI」が映画『デトロイト・メタル・シティ』の主題歌になったこともある。

ライヴハウスThe Majestic Theatreの外観 Photo by hico

アメリカ公演34公演目となるこの日、始めてHYDEの公式YouTubeを使って生配信が行なわれた。配信は31分55秒、セットリスト全7曲が全て届けられた。開演前、BGMが流れるフロア。照明が落とされ暗転すると、オーディエンスから歓声が上げられた。体の芯を突くような、迫力ある重低音で始まるSEが流れ始める。ステージ中心部に1点のライトが灯され、HYDEの名前がアートされた1枚のバックドロップが存在を現した。上手からサポートメンバー、Shuntaro Kado / かど しゅんたろう(Dr.)、Yas Nomura / 野村 康貴(Gt.)、Ali / 森泉 アリ(Ba.)、hico / 堀向 彦輝(key.)がステージに上がり、HYDE(Vo.)が姿を見せるとひと際大きな歓声が上がった。「WHO’S GONNA SAVE US」から始めたHYDE。穏やかな歌いはじめから徐々にヒートアップをし、チカラ強いスクリーモを聞かせた。「会いたかったぜ、デトロイト!一番イカれたヤツが食べたいなぁ。準備はいいかい、デトロイト!」と、オーディエンスを煽り、ヘッドバンギングから始めた「AFTER LIGHT」。“We will never be the same again”とサポートメンバーが息を合せてコーラスを入れる。HYDEはクライマックス(サビ)に入ると、腰を揺らげ、大きく左右に体を揺らして、安定した歌声を響かせた。

ハンズアップして盛り上がるオーディエンス

FAKEDIVINE」に入る。HYDEを受け入れ始めたオーディエンスが首を揺らして聞き始め、“Wooow Wow, Wooow Wow”と、コーラスがオーディエンスから返された。「SICK」に入ると、上手のステージ前にせり出した台に乗って、オーディエンスを煽る。続いて下手へと。バスドラムの上に立ち、ラップを歌ってみせた。「ANOTHER MOMENT」では、曲の冒頭にオーディエンスと息を揃えてジャンプする。「さぁ座って!早く早く!急いでね。曲が始まったら、3.2.1でジャンプするよ!1.2.3.2.1.GO!」のHYDEの掛け声で、今夜もフロアで一斉ジャンプが成功した。ステージからフロアに降りたHYDEは、下手側から最前柵を越え、フロアの中へと入る。歩いてフロア中央まで行って立ち止まり、オーディエンスとジャンプ。笑顔を交わし、歌って楽しんだ。ステージに戻って「MAD QUALIA」。サポートメンバーと息を合せてヘッドバンギング。両手を広げて煽り、オーディエンスのコーラスを引き出した。フロアに背を向け、一呼吸置いたHYDEは、ラスト「ORDINARY WORLD」へと時を進める。暗転するフロア。声と演奏だけが響き、人々の五感を刺激する。中盤になると、オーディエンスがスマートフォンのライトを灯し、腕を左右に振り始める。ゆっくりと光のウエーブがなびいた。曲の終わりHYDEはドラムセットに登り、旗を旋回させてジャンプ。歓声を浴び、「本当にありがとう!ありがとうデトロイト!続くショーも楽しんでね!本当にありがとう!」と感謝を伝えてステージの奥へと姿を消した。

[SETLIST] 01. WHO’S GONNA SAVE US / 02. AFTER LIGHT / 03. FAKEDIVINE / 04. SICK / 05. ANOTHER MOMENT / 06. MAD QUALIA / 07. ORDINARY WORLD

YouTube生配信でライヴ参戦をしたファンは660人前後。HYDE公式フェイスブックのみで、英文での匂わせ投稿がされていた。開始時刻は日本の通勤通学時間に重なり、学生は始業後の8時過ぎからのことだった。SNSでは、「HYDEさん、本当にありがとう!電車が遅延していたから全部見られたよ」、「感動して電車の中で泣きそうになりました。HYDEさんが頑張ってるから、今日も頑張る!」、「HYDEさん、ありがとう!アメリカのライヴに行くのが叶った気分!」など、喜びの声で溢れた。

続くHYDEのアメリカ公演はラスト公演、チケットは嬉しいソールドアウト。11月1日(金)、アメリカ・オハイオ州コロンバスにあるライヴハウス EXPRESS LIVE!を会場に開かれる。日本時間では11月2日(土)、ドアオープンは7時。オープニングアクトのショースタートは8時ごろからとなる。

HYDE LIVE 2019 ANTI Tour final December 7-8
Makuhari Messe International Exhibition Hall 4, 5, 6 in JAPAN
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[HYDE]2019年秋アメリカツアー33日目はニューヨーク州ナイアガラフォールズ、フロアに分け入りHYDEがオーディエンスとジャンプ!

STARSETの全米ツアー「STARSET LIVE US TOUR DIVISIONS : 2019」(9月13日~11月1日)に35公演セカンドアクトとしてまわるHYDEは10月29日(火)、アメリカ・ニューヨーク州ナイアガラ・フォールズにあるライヴハウスRapids Theatreのステージに立った。日本時間では10月30日(水)となる。ここはAEGの主催となった。

ナイアガラフォールズは、世界的に有名なナイアガラの滝がある街。アメリカ(ニューヨーク州)とカナダ(オンタリオ州)の国境があり、エリー湖からオンタリオ湖へ滝が流れ落ちる。ナイアガラ川に架かるレインボーブリッジには税関が設けられていて、パスポートがあれば歩いて国境を越えることができる。人気の観光スポットだ。一番人気のあるアトラクションは遊覧船で、アメリカ側にある「霧の乙女号」(青ポンチョ)とカナダ側にある「ホーンブロワー・ナイアガラ」(赤ポンチョ)。レインコート(ポンチョ)を着用し、船に乗ってカナダ滝に向けて出航、滝壺前で停留。痛いくらいの水しぶきを浴び、風を受け、虹を眺めて大自然が満喫できる。

ライヴハウスRapids Theatreの外観 Photo by hico(Key.)

ショーは上手から現れたHYDEに指笛や歓声が起こる中、「WHO’S GONNA SAVE US」から始まった。ソフトな声でHYDEが歌い始める。“Hands up”の歌詞ではフロアにパラパラとオーディエンスの腕が上げられた。「AFTER LIGHT」に入り、勢いをいよいよ増していく。体を大きく横に揺さぶり歌うHYDE。白色の衣装に、初見えの白く光沢のあるマスクを着けて、人間の中に宿る悪者モンスターを演じて歌う。「FAKEDIVINE」に入ると、苦悩を歌声に混ぜ、歌詞に心情を一層に乗せてくる。自分の思考が間違っているのか、相手の言ってることが正しいのか、頭を掻き毟り迷い悩む姿が、声色の変化と合わさり情景を見せる。

曲の終わりにマスクを外し、素の姿をオーディエンスに現して「SICK」へと繋げた。自由に動き回る姿には、もう悩みは微塵も感じられない。

ショーを観に来た1人ひとりの感性なりに、観劇するように観られることもHYDEのショーの独特な持ち味。表立ってはリリースをまだしていない英語版『ANTI』(日本版6月19日発売)がべニューで売られている。歌詞も合せて読み深めると情景が鮮明に見えてくるだろう。拡声器を使い今夜も反抗し、パフォーマンス賑やかにオーディエンスを盛り上げた。

ANOTHER MOMENT」に入ると、HYDEがステージを降りオーディエンス側のフロアに分け入った。STARSETのTシャツを着る多くのファンの中で曲に合せてジャンプする。笑顔が溢れ、ジャンプの輪が広がっていった。「MAD QUALIA」では一度ステージに戻ったHYDEが再びフロアに降り、最前柵前へ。オーディエンスに半身を埋め、歌声を聞かせる。両腕を広げ、コーラスを煽り、オーディエンスの合唱を巻き起こす。歌の最後には吠えるような叫びを上げて、熱唱を間近で見せた。ステージに戻り、打ちつける鼓動を深呼吸してなだめる。始めたのはラスト「ORDINARY WORLD」。デュランデュラン(Duran Duran)のカバー曲。左右に大きく腕を振り、オーディエンスと歌って盛り上がり、この日を思い出に刻んだ。音の終止符には、ドラムセットに立ちあがったHYDEが、旗を旋回させ、その後ジャンプ。着地でフィニッシュを付けた。鳴り止まない拍手と歓声に見送られ、セカンドアクトのHYDEのショーは、今夜も成功のうちに幕を閉じた。

2019年秋のHYDEのアメリカ公演は残り2公演となる。このツアーでHYDEを支えてくれるサポートメンバー、Yas Nomura / 野村 康貴(Gt.)、Ali / 森泉 アリ(Ba.)、Shuntaro Kado / かど しゅんたろう(Dr.)、hico / 堀向 彦輝(key.)の4人の巧みな演奏技術にも注目してほしい。

[SETLIST] 01. WHO’S GONNA SAVE US / 02. AFTER LIGHT / 03. FAKEDIVINE / 04. SICK / 05. ANOTHER MOMENT / 06. MAD QUALIA / 07. ORDINARY WORLD

続くHYDEのライヴは10月30日(水)、アメリカ・ミシガン州デトロイトにあるライヴハウスThe Majestic Theatreを会場に開かれる。日本時間では10月31日(木)、ドアオープンは7時。オープニングアクトのショースタートは8時ごろからとなる。

HYDEの公式フェイスブックでは3日前からハロウィンの仮装について何を着て欲しいかアンケートが取られていた。デトロイト公演はYouTubeのHYDE公式チャンネルで生配信が行なわれる?!かもしれない。

YouTube HYDE Official URL ←こちら配信予告されたURL

10.30.WEDThe Majestic Theatre, Detroit, MITICKET
11.01.FRIEXPRESS LIVE!, Columbus, OHTICKET
HYDE LIVE 2019 ANTI Tour final December 7-8
Makuhari Messe International Exhibition Hall 4, 5, 6 in JAPAN
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[HYDE]2019年秋アメリカツアー32日目はマサチューセッツ州ボストン、最前柵に片足をかけ、身を乗り出してHYDEが歌う

STARSETの全米ツアー「STARSET LIVE US TOUR DIVISIONS : 2019」(9月13日~11月1日)に35公演セカンドアクトとしてまわるHYDEは10月27日(日)、アメリカ・マサチューセッツ州ボストンにあるライヴハウスParadise Rock Club(約1000人動員)のステージに立った。日本時間では10月28日(月)となる。

ボストンは日本からの直行便もある街。空港からボストン市内へは地下鉄で5分の距離。シャトルバスやタクシーでは20分の距離となる。アメリカ独立運動が始まった街として有名な場所で、歴史好きの人にはフリーダムトレイルで歴史散策も楽しめる。ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学もあり、学術都市としても有名だ。プルデンシャル・センターはショッピングモールやオフィスが含まれる大型複合施設で観光スポットにもなっている。クインシーマーケットは3棟の建物からなる広い場所で、お土産やフードコートが整っている。様々なジャンルの食事ができるので、観光客にも地元の人にも人気のスポット。ニューイングランドクラムチャウダーはボストン名物。寒い日には体を温めてくれる。

ライヴハウスParadise Rock Clubの外観 Photo by hico(Key.)

このボストン公演、HYDEは2017年にVAMPSでヘッドラインで訪れていた。2度目の公演となる今夜のチケットはソールドアウト。このツアー35公演の中では4連続ライヴの山場ラストの日となった。HYDEのグッズに身を包むアジア系ファンも最前列付近に多く見受けられた。

WHO’S GONNA SAVE US」から始めたHYDE。今夜も7曲のセットリストでショーは構成された。白い衣装に身を包むHYDEを含むメンバー5人。ソフトな音色で歌い始めたHYDE。曲が勢いを持ち始めると、がなりを入れた声で、迫力を出していく。クライマックス(サビ)からは、オーディエンスの上げるコーラスとセッション。両腕を広げ、指揮者のように指先を振って曲を楽しんだ。「AFTER LIGHT」へと入る。HYDEは左右に腰を揺らして、安定感のある伸びの良い声を届けた。「FAKEDIVINE」に入り、ステージ上を反時計回りにゆっくりと歩ながら頭を掻き毟り、悩む姿を歌詞に合せて入れていく。声には、苦悩や迷い、怒りや悲しみ、その先に見える少しの希望を、チカラ強く声で届け、情景を聞く人の目の前に表していく。ハードロックなショーの中でも、HYDEの持ち味を確りと中盤で印象付けてきた。

最前列に片足をかけて歌うHYDE

SICK」では、ステージ全体をメンバー5人で広く使い、パフォーマンス華やかにオーディエンスを楽しませる。ステージから1歩歩幅を広げ、下手最前柵に片足をかけたHYDE。拡声器に乗せた声でラップを場内に響かせた。「ANOTHER MOMENT」ではMCを入れる。「どう?みんな楽しんでる?ボストン!僕、座って欲しいんだけど、座ってくれるかな?座って!どうぞ座ってください。どうぞ、どうぞ。…座れ」とオーディエンスに促す。ステージ上のメンバーにも「座って?そう座って、さぁさぁ」と促す。マスクで前が見えにくく立ったままのYas(Gt.)には「きみ僕の言うこと聞いてくれる?座って?どうぞ」と座らせた。オーディエンスに話す。「じゃあね、3.2.1.って数えたら、みんなでジャンプするよ?用意はいいかい?用意はいいかい、ボストン!ジャスト、ジャスト…1.2.3.2.1.GO!」と言って、ジャンプして曲に入る。体を動かして一体感を楽しんだ。MCを英語でしてきたHYDEが、「MAD QUALIA」 ではコーラスを煽る序盤に、「もっと、もっと!」と日本語で煽る。その後、英語に言葉を変えて「Come on! Singing! Singing!」と伝え、オーディエンスをコーラスに導いた。“Wooow Wow Wow Wow”とあがるコーラスは、徐々に大きく声を増していった。どしゃぶり雨の降る寒いボストンの夜。約60分遅れで会場はオープン。寒い中、待ってくれたオーディエンスを参加型のショーで温め、盛り上げた。ラストはデュラン・デュラン (Duran Duran)のカバー曲「ORDINARY WORLD」。左右に腕を振り歌うオーディエンス。穏やかな歌声で歌を進めるHYDEが、間奏では、天に向け、悲痛な叫びをあげる。1人ひとりが過ごす平穏で普通と呼べる日常を願って歌うこの歌。このツアーのファイナルを持ってこの曲を終えようとするHYDE。アメリカ公演で聴けるのは残り3回。今夜も、べニューに足を運んだ1人ひとりの思い出に、HYDEと共に過ごした記憶の爪痕を残し、大盛り上がりの中でショーは幕を閉じた。

[SETLIST] 01. WHO’S GONNA SAVE US / 02. AFTER LIGHT / 03. FAKEDIVINE / 04. SICK / 05. ANOTHER MOMENT / 06. MAD QUALIA / 07. ORDINARY WORLD

続くHYDEのライヴは10月29日(火)、アメリカ・ニューヨーク州ナイアガラ・フォールズにあるライヴハウスRapids Theatreを会場に開かれる。日本時間では10月30日(水)、ドアオープンは7時。オープニングアクトのショースタートは8時ごろからとなる。

このツアーでHYDEを支えてくれるサポートメンバーは、Yas Nomura / 野村 康貴(Gt.)、Ali / 森泉 アリ(Ba.)、Shuntaro Kado / かど しゅんたろう(Dr.)、hico / 堀向 彦輝(key.)の4人。それぞれの秀でた演奏にも注目してほしい。

左手前から時計回りに、Yas(Gt.)、KadoShun(Dr.)、Ali(Ba.)、hico(Key.)、HYDE(Vo.)
10.29.TUERapids Theatre, Niagara Falls, NYTICKET
10.30.WEDThe Majestic Theatre, Detroit, MITICKET
11.01.FRIEXPRESS LIVE!, Columbus, OHTICKET
HYDE LIVE 2019 ANTI Tour final December 7-8
Makuhari Messe International Exhibition Hall 4, 5, 6 in JAPAN
Tickets now on sale!

[HYDE]2019年秋アメリカツアー31日目はコネチカット州ハートフォード、客席を時計回りにHYDEが回って一緒にジャンプ!

STARSETの全米ツアー「STARSET LIVE US TOUR DIVISIONS : 2019」(9月13日~11月1日)に35公演セカンドアクトとしてまわるHYDEは10月26日(土)、アメリカ・コネチカット州ハートフォードにあるライヴハウスWebster Theater(約1200人動員)のステージに立った。日本時間では10月27日(日)となる。ここでは iRock Radioが主催となった。

ハートフォードは、日本からの直行便が出ている。沿岸部、都市部、そして小さな農村地帯があり、季節に合せて遊びも豊富で、観光スポットも数多くある街。ニューヨーク州とマサチューセッツ州ボストンの間にあり、大都会にも交通の便よく行くことができる。春はフェスやイベントが多く開催されて人々が集まり、夏場はロングアイランド湾でカヤック体験、秋はハイキング、冬はクロスカントリーやアイスフィッシングが楽しめる。最古のものも多く、美術館、新聞、公園の発祥の地としても有名。アメリカ大手保険会社の本拠地でもあり、聞き覚えのある名前の保険会社が軒並みを揃え、保険の都とも言われている。

ニューヨークでもボストンでもライヴ経験のあるHYDE。ファンも多く駆け付けてくれた。

べニュー前で左から、Yas(Gt.)、KadoShun(Dr.)、HYDE(Vo.)、Ali(Ba.)、hico(Key.)

アメリカ秋のツアーも残り5公演。このツアーを支えてくれるサポートメンバーは、Yas Nomura / 野村 康貴(Gt.)、Ali / 森泉 アリ(Ba.)、Shuntaro Kado / かど しゅんたろう(Dr.)、hico / 堀向 彦輝(key.)の4人。それぞれの秀でた演奏にも注目が集まっている。

WHO’S GONNA SAVE US」からショーを始めたHYDE。残り少なくなった2019年秋のライヴを全力で挑む。荒げた声を張り上げて、オーディエンスを煽り威嚇するモンスターを演じるHYDE。黒色の衣装を身に纏い、顔の半面をマスクで覆い、ブラックライトが当たる瞳は妖艶に光る。

ヘッドバンギングから始めた「AFTER LIGHT」。エネルギー全部を込めての熱唱に、オーディエンスがHYDEに呼応。“Wooow wow, Wooow wow”とコーラスでフロアを包む。左右に体を揺さぶり、前方に身を屈めて歌うHYDE。弾けて盛り上がりたい前方と、じっくりと見定めたい後方とに分かれて見えていたオーディエンスの様相は、「FAKEDIVINE」 に入り変わる。ステージ上のHYDEを見つめる眼差しには集中力が宿っていた。HYDEの歌声は益々勢いが漲っていく。 HYDE独特の持ち味、声色の変化で情景を浮かべるHYDE。自分らしさで魅了した後は、「SICK」でメンバー5人のインパクトのあるパフォーマンス展開。オーディエンスを目で耳で楽しませた。続いて、イントロループを流し、オーディエンスとのスキンシップを図るHYDE。初めてHYDEを知った人にも楽曲を楽しんで帰ってもらおうという魂胆だ。今夜は日本公演で馴染んだ風景が、アメリカで初めて実現を見せた。HYDEが英語でMCを続ける。「じゃあ、みんな次はそこに座って!ありがとう、急いで座ってくれる?そう!座ってください。3.2.1でジャンプするよ?準備はいい?さあ、いくよ!3.2.1.Go!」と掛け声を入れて「ANOTHER MOMENT」に入ると、曲の冒頭でオーディエンスが座位から大きくジャンプ。コーラスが沸き起こった。HYDEは下手側フロアから客席に分け入り、前からぐるりと歩いてオーディエンスとスキンシップを量る。センターフロアに移動してからは、周囲とジャンプし、飛び跳ねて、一体感を楽しんだ。「MAD QUALIA」に入ってからは、理性のたがを外したように個々が自由に盛り上がる。HYDEが両腕を広げコーラスを煽ると、“Wooow wow wowow”と確りとしたレスポンスで返る。笑顔がフロアに充満し、それを見て至福の笑みを浮かべて歌うHYDE。今日という日を思い出の一片に残し、ラスト「ORDINARY WORLD」へと曲を進めた。Duran Duranのカバー曲。この曲は、アメリカで多くのオーディエンスの心を掴み、一緒になって歌ってくれる光景を広げてくれた。今夜もスマートフォンで灯す光の美しいウエーブをフロアに描き、腕を左右に振って、約30分のHYDEのショーを大成功に導いてくれた。終わりにHYDEは、ハートフォードに感謝を伝え、大歓声の中でステージを後にした。

[SETLIST] 01. WHO’S GONNA SAVE US / 02. AFTER LIGHT / 03. FAKEDIVINE / 04. SICK / 05. ANOTHER MOMENT / 06. MAD QUALIA / 07. ORDINARY WORLD

10.27.SUNParadise Rock Club, Boston, MATICKET
10.29.TUERapids Theatre, Niagara Falls, NYTICKET
10.30.WEDThe Majestic Theatre, Detroit, MITICKET
11.01.FRIEXPRESS LIVE!, Columbus, OHTICKET

続くHYDEのライヴは10月27日(日)、アメリカ・マサチューセッツ州ボストンにあるライヴハウスParadise Rock Clubを会場に開かれる。日本時間では10月28日(月)、ドアオープンは7時。オープニングアクトのショースタートは8時ごろからとなる。

HYDE LIVE 2019 ANTI Tour final December 7-8 
Makuhari Messe International Exhibition Hall 4, 5, 6 in JAPAN
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[HYDE]2019年秋アメリカツアー30日目はニューヨーク州ニューヨーク、ソールドアウト!白熱の盛り上がりにHYDEがダイヴ

STARSETの全米ツアー「STARSET LIVE US TOUR DIVISIONS : 2019」(9月13日~11月1日)に35公演セカンドアクトとしてまわるHYDEは10月25日(金)、アメリカ・ニューヨーク州ニューヨークにあるライヴハウスGramercy Theatreのステージに立った。日本時間では10月26日(土)となる。

ニューヨークは観光スポットも盛りだくさん。自由の女神、タイムズスクエア、メトロポリタン美術館、MOMAニューヨーク近代美術館、ロックフェラーセンター、エンパイアステートビル、セントラルパーク、ブロードウェイミュージカル、セントパトリック大聖堂、ハドソンヤードなど、とても1日では回りきれないほど。HYDEが訪れるニューヨーク公演の度に、少しづつ観光スポットを制覇していけるのも楽しみの一つになりそうだ。

HYDEがライヴでニューヨークを訪れたのは7回目。2009年にVAMPS「VAMPS LIVE 2009 U.S.A.」で初めてニューヨーク公演を開催。2012年にはL’Arc-en-Ciel「L’Arc-en-Ciel WORLD TOUR 2012」でマディソンスクエアガーデンに立った。翌年2013年には再びVAMPS「VAMPS LIVE 2013 U.S.A.」で公演し、2015年の「VAMPS LIVE 2015 NY」、2016年の「VAMPS North American Tour 2016」と立て続けにライヴを行なった。ソロで2019年の春に「Japan 2019 presents Japan Night」で訪れ、今回が7度目のニューヨークのステージとなる。

ライヴハウスGramercy Theatreの外の風景 hici(Key.)

ソールドアウトを打ち出したこのショーには、多くのHYDEファンが詰めかけていた。セットリストは全7曲。「WHO’S GONNA SAVE US」から始める。黒色の衣装に身を包みステージに立つHYDE。白のベネチアンマスクで半面を覆う。スネアドラムとハイアットが、ベースの低音と息を合せてHYDEの歌い出しを支えていた。やわらかく甘い声で旋律を取って歌を進めるHYDE。スリリングな幕開けも数秒のこと。音がふくよかに広がり、メロディが漲っていく。即座に態勢を整え、音に安定感を加えていった。加速してショーは盛り上がっていく。現地からも日本からもファンが集まり、サポートメンバーさながら、HYDEを支えてコーラスセッションで盛り上げる。「AFTER LIGHT」では、HYDEが下手中二階の客席サイドの足場によじ登り、高い位置からフロアを眺めて歌った。フロア中ほどのファンにも姿が見えるようにと、アクティブにパフォーマンスをして喜ばせる。オーディエンスは“Destroy, rebuild, Now, now”とコーラスをあげてライヴを一緒に作っていった。「FAKEDIVINE」に入り、クリアボイスとシャウトを混ぜて歌いに入るHYDE。ファンはサビから腕を振り上げて確りと楽曲を追いかけてくる。フロアが波を打って華やいだ。

下手側客席付近に登り、HYDEが後ろのファンまで姿を見せて歌う

SICK」ではHYDEが最前柵に半身を乗り出し、拡声器に声を乗せてラップを歌う。ファンは絶叫。スマートフォンで撮影する手は方向性を失うほど、喜びに舞い上がって、HYDEをこの目に焼き付けていた。「ANOTHER MOMENT」ではHYDEがMCを入れてオーディエンスにコーラスを指南。約30分という、人生の中では本当に短い一瞬ではあるが、“共有した時間をHYDEとの思い出として刻み、家路についてもらいたい”と、盛り上げる。曲が始まると、オーディエンスはコーラスを入れながら、ジャンプ。HYDEはステージからフロアへ降り、柵を越え、オーディエンスのフロアの中に。ファンとモッシュを楽しんだ。柔らかな表情でライヴを楽しみ、歌を届けるHYDE。白熱した盛り上がりの中、「MAD QUALIA」に突入。ステージに戻ったHYDEは、ステージ上で5人揃ってのヘッドバンギングでパフォーミング。その後、フロア最前列の前に再び降りて、ファンに半身を預け熱唱。オーディエンスに両指を向けて差し、「いい?行くからな」とアイコンタクトを取ると、背面ひる返してダイヴした。ラストは「ORDINARY WORLD」。スマートフォンのライトを点灯し、腕を左右に振るファン。それを撮影しながら歌を一緒に口遊むファン。腕を左右に振って歌うファン。“1人ひとりが送る、1人ひとりの普通の日常が、いつまでも平和に続きますように”と、祈りを込めて歌うHYDE。やさしく穏やかな歌声を届け、ショーを閉じた。歓声は空気を振動させるほど。“One more! One more!”とコールが上がる。HYDEは嬉しそうに微笑みを浮かべてフロアを見渡し、感謝を伝えてセカンドアクトのショーを大盛況に終えた。

[SETLIST] 01. WHO’S GONNA SAVE US / 02. AFTER LIGHT / 03. FAKEDIVINE / 04. SICK / 05. ANOTHER MOMENT / 06. MAD QUALIA / 07. ORDINARY WORLD

10.26.SATWebster Theater, Hartford, CTTICKET
10.27.SUNParadise Rock Club, Boston, MATICKET
10.29.TUERapids Theatre, Niagara Falls, NYTICKET
10.30.WEDThe Majestic Theatre, Detroit, MITICKET
11.01.FRIEXPRESS LIVE!, Columbus, OHTICKET

続くHYDEのライヴは10月26日(土)、アメリカ・コネチカット州ハートフォードにあるライヴハウスWebster Theaterを会場に開かれる。日本時間では10月27日(日)、ドアオープンは7時。オープニングアクトのショースタートは8時ごろからとなる。

ソロ活動として2019年を過ごすHYDE。アメリカ秋のツアーも残り5公演。支えてくれるサポートメンバーは、Yas Nomura / 野村 康貴(Gt.)、Ali / 森泉 アリ(Ba.)、Shuntaro Kado / かど しゅんたろう(Dr.)、hico / 堀向 彦輝(key.)の4人。それぞれの演奏にも注目してほしい。

左から、hico(Key.)、Yas(Gt.)、HYDE(Vo.)、KadoShun(Dr.)、Ali(Ba.) 
Photo by Shoji Van Kuzumi
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[HYDE]2019年秋アメリカツアー29日目はペンシルベニア州フィラデルフィア、フロアに入りオーディエンスとジャンプ!世界共通!幸せな笑顔が広がる

STARSETの全米ツアー「STARSET LIVE US TOUR DIVISIONS : 2019」(9月13日~11月1日)に35公演セカンドアクトとしてまわるHYDEは10月24日(木)、アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィアにあるライヴハウスTheatre of Living Arts(約1000人動員)のステージに立った。日本時間では10月25日(金)となる。

ペンシルベニア州フィラデルフィアは日本からの直行便は出ていないが、ニューヨークから1時間半の距離。アメリカ独立宣言が1776年に行なわれた、アメリカ史を語る上で外せない歴史的な街だ。インディペンダンス・ビジターセンター内では、観光スポットの動画上映や、アメリカ独立の歴史が解りやすく簡潔に紹介されている。お土産コーナーやカフェもあり、独立記念館の時間指定入場券(無料)も配布している場所。立ち寄り先にいい。独立記念館の向かいの建物には、自由の鐘が展示され、独立と自由のシンボルとして観光客にも親しまれている。美術館や博物館も多く、映画「ロッキー」で撮影されたフィアデルフィア美術館、彫刻「考える人」で有名なロダン・ミュージアムなども有名な観光スポット。古い駅舎を利用し造られたレディング・ターミナル・マーケットは、約80店のお店が集まったショッピングセンターで、フィリーズチーズステーキ、アイスクリーム、ソフトプレッツエルなど、フィラデルフィアのグルメも食べられる。

HYDEは2015年、SIXX:A.M.の「The Modern Vintage Tour」でVAMPSとしてフィラデルフィアを訪れている。現地のファンもHYDEのショーにリピートしてくれていた。

左から、KadoShun(Dr.)、Ali(Ba.)、HYDE(Vo.)、Yas(Gt.)、hico(Key.)

ソロ活動として2019年を過ごすHYDEを支えてくれるサポートメンバーは、Yas Nomura / 野村 康貴(Gt.)、Ali / 森泉 アリ(Ba.)、Shuntaro Kado / かど しゅんたろう(Dr.)、hico / 堀向 彦輝(key.)の4人。それぞれの演奏にも注目してほしい。今回は、HYDEを含め5人、それぞれのソロ活動。1公演1公演を全力でパフォーマンスし、それぞれ1人1人が日本から世界に向けて飛躍することに挑戦をかけている。チームワークの良さも、見どころだ。このツアーが終われば、この5人、次にいつ揃って音を合せられるのか未定。一瞬一瞬が5人にとって掛け替えのない大事な時間。そんなパッションが込められている。

ライヴハウス Theatre of Living Artsの外観 Photo by hico(Key.)

ショーはセットリストを7曲で組み、約30分でパフォーマンスがされた。プロローグとしては、2019年のHYDEのショーはアルバム『ANTI』(6月19日発売)の“反抗期”がショーの軸になる。原案には映画『Blade Runner』やアニメ『AKIRA』で舞台となった過去から見た2019年の日本・東京。その映画やアニメで未来とされた2019年は今年、まさに今日。描かれた未来は訪れたのか?HYDEは都会の路地裏で産声をあげたモンスターをショーの中で演じている。歓声の中、「WHO’S GONNA SAVE US」からショーをスタートさせた。ソフトで甘みのある声から、次第に力強いシャウトを声色に織り交ぜていくHYDE。途中ハンドクラップを煽ると、すぐさまファンがリアクションして返す。歌い終わりは、デスボイスで締めた。「Are you fuckin’ ready? Philadelphia!」と、HYDEが挨拶を入れ「AFTER LIGHT」へ。Ali(Ba.)、HYDE(Vo.)、Yas(Gt.)の3人がヘッドバンギングすると、ファンがそれに応えて髪を左右に振り上げ、セッションして見せる。HYDEは新しくスクリーモをして声を轟かせ、迫力のあるパフォーマンスでオーディエンスを惹き付けた。「FAKEDIVINE」に続き、悩ましげな声色で迷いを滲ませ歌うHYDE。やがては怒りのこもった叫びをあげ、眼光鋭くフロアを睨みつけてパフォーマンスを見せた。気迫迫る勢いに、オーディエンスはHYDEを見つめ、息を飲む。「SICK」に入ると拡声器を片手に歌い、オーディエンスを益々煽りあげる。KadoShun(Dr.)がドラムセットの上に立ち、スティックを天に広げて声援を呼び、スティックを回転させてドラムを打ち付ける。hico(Key.)はキーボードに片足を上げ、ダイナミックに弾き手を動かした。間奏では、5人が方向をピタリと合わせ、ヘッドバンギング。オーディエンスから指笛があがった。「ANOTHER MOMENT」ではMCを入れて、オーディエンスとコーラスを練習し、曲を一緒に楽しむ。曲を始めると、HYDEはステージからフロアに降りた。オーディエンス側のフロアに分け入り、一緒にジャンプ。楽しい時に沸き上がる笑顔も世界共通。みんなの笑顔を間近に受けて、歌を届けて楽しんだ。

MAD QUALIA」に入ると、HYDEは最前柵の前の段に上がり、身を乗り出して熱唱。感情のリミッターが振り切れたオーディエンス。甲高い歓声をあげ、熱烈なコールにフロアが沸いた。ステージに戻り、天を仰いで息を整えたHYDEは、ラスト「ORDINARY WORLD」へと。透き通るような声で静かに歌い出した。Duran Duranのカバー曲に、オーディエンスは嬉しそうに微笑みを蓄えている。HYDEが受け入れられたことは伝わってきた。HYDEが腕を左右に振り始めると、オーディエンスもまた腕を左右に振って応える。有名なこの曲を、一緒に口遊み、この夜を思い出に変えた。

HYDEの2019年秋のアメリカ公演は、これで残すところ6公演となった。時計回りにまわって来たこのツアー。もう東海岸に入っている。

続くHYDEのライヴは10月25日(金)、アメリカ・ニューヨーク州ニューヨークにあるライヴハウスGramercy Theatreが会場となる。日本時間では10月26日(土)、ドアオープンは7時。オープニングアクトのショースタートは8時ごろからとなる。

ぜひ、この機会にHYDEのライヴに足を運び、1度でもいい、まずはライヴを感じてみて欲しい。

HYDEのショーにオーディエンスの笑顔が輝く

[SETLIST] 01. WHO’S GONNA SAVE US / 02. AFTER LIGHT / 03. FAKEDIVINE / 04. SICK / 05. ANOTHER MOMENT / 06. MAD QUALIA / 07. ORDINARY WORLD

10.25.FRIGramercy Theatre, New York, NYTICKET
10.26.SATWebster Theater, Hartford, CTTICKET
10.27.SUNParadise Rock Club, Boston, MATICKET
10.29.TUERapids Theatre, Niagara Falls, NYTICKET
10.30.WEDThe Majestic Theatre, Detroit, MITICKET
11.01.FRIEXPRESS LIVE!, Columbus, OHTICKET
HYDE LIVE 2019 ANTI Tour final December 7-8 
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[HYDE]2019年秋アメリカツアー27日目はイリノイ州シカゴ、マッドクオリアでHYDEがアメリカ公演初ダイヴ!

STARSETの全米ツアー「STARSET LIVE US TOUR DIVISIONS : 2019」(9月13日~11月1日)に35公演セカンドアクトとしてまわるHYDEは10月21日(月)、アメリカ・イリノイ州シカゴにあるライヴハウスHouse of Blues(約1800人動員)のステージに立った。日本時間では10月22日(火)となる。

シカゴは日本からの直行便もある街。ミシガン湖の南西部に位置し、人口全米3位の国際都市となる。ミシガン湖を背に高層ビル群が立ち並ぶ姿は、シカゴの象徴的な風景で、自然と都会が調和よく融合している。観光ではミレニアムパークが有名で、摩天楼の中にある憩いの場として人が集まる。美術館や博物館もあり、巨大オブジェ「ザ・ビーン」や、世界最大規模の噴水「バッキンガム噴水」は観光スポットになっている。

シカゴへは、2015年の「SIXX:A.M. The Modern Vintage Tour」と、2016年の「VAMPS North American Tour 2016」で HYDEは訪れている場所。3度目の公演となり、現地ファンも多くみられた。

ライヴハウスHouse of Bluesの外観 Photo by hico(Key.)

35公演中27日目となるシカゴ。約1800人が入るフロア。最前柵は、手を伸ばせば届きそうな近距離にあった。SEが鳴るなか上手から登場したHYDEは、オーディエンスの歓声を受けながら「WHO’S GONNA SAVE US」を始めた。セットリストは7曲。「AFTER LIGHT」、「FAKEDIVINE」と声色を巧みに操り、アルバム『ANTI』(6月19日発売)の世界観へと惹き込んでいく。琴線に触れたら、その時に感動が歓声に変わり上げられる。オーディエンスのボルテージは加速して高まっていった。「SICK」では派手目なパフォーマンスで盛り上げる。間奏ではギターリストYasとHYDEが息を合せてヘッドバンギング。上手スピーカによじ登り、オーディエンスを眺め、シャウトを効かせて歌った。

日本公演でお馴染みだったHYDEがスピーカーの上に登る光景も

ANOTHER MOMENT」に入ると、HYDEがオーディエンスとコミュニケーションを図り、コーラスやジャンプを求め、オーディエンスと一体になってコールアンドレスポンスを楽しんだ。オーディエンスのコーラスが響き渡る。HYDEは、尚も握り拳を天に突き上げてリズムを取り、男性オーディエンスと息を合せ、盛り上げていった。「MAD QUALIA」では、日本公演での光景が、次々に現れた。HYDEは最前柵に伸ばした足を掛け、集まるファンの手に手を合わせて熱唱。感激の悲鳴が上げられた。曲の終わりではセンターから下手にジャンプしダイヴ。確りと支えられ、ステージへと戻ってきた。HYDEはステージセンターに置かれた台の上に飛び上がり、両腕を上げてガッツポーズ。飛び跳ねてダイヴの成功を喜び、歓声を浴びた。

アメリカ公演で初のダイヴを決めたHYDE

ラストはデュラン・デュラン(Duran Duran)のカバー曲「ORDINARY WORLD」。腕を左右に振ってオーディエンスと時を分け合う。ショーの終わりには大歓声が沸き上がり、ショーは大成功。「本当にありがとう!続くショーもお楽しみに!ありがとうシカゴ!」と感謝を伝え、ステージを後にした。

シカゴでHYDEのショーはアウェイ感を感じない賑わいを見せた。現地のファンが前回のライヴから今夜に戻ってきてくれたと誰もに伝わる公演だ。今夜もオーディエンスに共通の思い出という爪痕を残し、ショーを無事に終えたHYDE。公演前には、オープニングアクトのA BRILLIANT LIE(ア・ブリリアント・リー)のステージを動画に撮り、インスタグラムのストーリーに投稿。ファンに紹介した。紅一点の女性ボーカルを持つアメリカ・フロリダ州オーランド出身のオルタナティブバンド。グッズ販売に自らが店頭に立ち、会話しながら手売りする姿は、多くの来場者に親しみを持たれている。

[SETLIST] 01. WHO’S GONNA SAVE US / 02. AFTER LIGHT / 03. FAKEDIVINE / 04. SICK / 05. ANOTHER MOMENT / 06. MAD QUALIA / 07. ORDINARY WORLD

左から、Ali(Ba.)、hico(key.)、HYDE(Vo.)、Shuntaro Kado(Dr.)、Yas(Gt.)

このUSツアーをHYDEと共にまわるサポートメンバーは、Yas Nomura / 野村 康貴(Gt.)、Ali / 森泉 アリ(Ba.)、Shuntaro Kado / かど しゅんたろう(Dr.)、hico / 堀向 彦輝(key.)の4人。 10月24日(木)8時から生放送予定のHYDE運営「HYDE CHANNEL」(niconico動画、月額880円税込) 、「HYDE CHANNEL vol.5 HYDE US TOUR 2019 〜オフ日のBBQ PARTYから生中継〜」に出演が決まっている。オフ日の放送に、マスクを外した4人が素顔を見せて話す?!かもしれない。

HYDEは自分の出演後、近くのべニューへ移動。マドンナ(MADONNA)のシカゴ公演で演奏をする知人Mariko Muranaka(Cello)の活躍を観賞したことが、写真と共に報告された。Marikoはシルクドソレイユの日本人初ソロミュージシャンとして活躍。マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)のステージで演奏したことも。2018年にはSTARSETのサポートチェリスト、現在マドンナのショーに出演している。

続くHYDEのライヴは10月22日(火)、アメリカ・ウィスコンシン州マディソンにあるライヴハウスMajestic Theatreを会場に開かれる。日本時間では10月23日(水)、ドアオープンは8時。オープニングアクトのショースタートは9時ごろからとなる。

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[HYDE]2019年秋アメリカツアー26日目はミネソタ州ミネアポリス、逆光シルエットでミステリアスな世界観!べニュー演出

STARSETの全米ツアー「STARSET LIVE US TOUR DIVISIONS : 2019」(9月13日~11月1日)に35公演セカンドアクトとしてまわるHYDEは10月20日(日)、アメリカ・ミネソタ州ミネアポリスにあるライヴハウスVarsity Theaterのステージに立った。日本時間では10月21日(月)となる。ここではCricket Wirelessの主催となった。

ミネソタ州は日本からの直行便も出ており、約11時間程度で行ける街。化学電気素材メーカーの3Mや、ディスカウントストアーTargetなどが本拠地を置いている。日本から出張に行く人が多い街。商業施設が集まる「ニコレット・モール」でショッピングを楽しむこともできる。ミシシッピー川に架かる「石造アーチ橋」は観光スポットになっている。また、ミネアポリス・セントポール国際空港のすぐ側には、アメリカ最大級のショッピングモール「モール・オブ・アメリカ」があり、空港から無料のシャトルバスも出ている。屋内に遊園地もあるショッピングモールで、子どもから大人まで楽しめる。HYDEのライヴに参戦プラス観光がしやすい街の1つに入るだろう。

ライヴハウスVarsity Theaterの外観 Photo by hico(Key.)

35公演をまわるHYDEはこの公演から、いよいよカウントダウン。残り10公演を切った。今夜は一番の出来だったと公式モバイルサイトHYDERoomのHytterでコメント。同日に血文字も公式サイトHYDEISTも連投するなど、この日のショーの出来を喜んだ。このべニューはフロアの天井にシャンデリアが装飾されるお洒落なべニューだった。今夜も7曲でセットリストを組み、ショーを展開した。衣装は黒色に、ホワイトゴールドのベネチアンマスクを装着。妖艶に光る瞳でオーディエンスを眺め熱唱した。チケットのソールドアウトを打ち出した今夜は1000人キャパのフロアがいっぱいに埋まり、歓声も響き渡る。海外の現地ファンが集まる中、HYDEのショーは楽曲を進めるにつれ、反応よくレスポンスが返ってきた。照明を背に背負い、シルエットがミステリアスな雰囲気を深める。

マスクで顔を覆い歌うHYDE

声で情景を作りあげていくHYDE独特のショー展開は、ヘッドラインのSTARSETが繰り広げるシネマティックなロックショーにもリンクし、ファンからの受け入れも公演を進めるほどに浸透していった。セカンドアクトでまわるHYDEは、12月7日(土)・8日(日)に「HYDE LIVE 2019 ANTI final」として千葉・幕張メッセ国際展示場ホール4・5・6を会場にツアーファイナルを迎える。そこでは本格的にシネマティックなバックシーンを作り込み、10000人を超えるファンと時を迎える。現在一般チケットも発売中だ。

今夜も「MAD QUALIA」で、ステージからフロアに降り、最前柵前で段に登りファンの近くで熱を込めて歌い上げた。

バックドロップ1枚がこのアメリカツアーを見守ってきた

[SETLIST] 01. WHO’S GONNA SAVE US / 02. AFTER LIGHT / 03. FAKEDIVINE / 04. SICK / 05. ANOTHER MOMENT / 06. MAD QUALIA / 07. ORDINARY WORLD

このUSツアーをHYDEと共にまわるサポートメンバーは、Yas Nomura / 野村 康貴(Gt.)、Ali / 森泉 アリ(Ba.)、Shuntaro Kado / かど しゅんたろう(Dr.)、hico / 堀向 彦輝(key.)の4人。アメリカでのツアーは残り9公演。次の機会に4人のスケジュールがピタリと空いているかどうか。組み合わせも何もかもが出会えた奇跡。HYDEを支える強靭なサウンドにも注目して欲しい。

ショーの終演後にはHYDE公式インスタグラムのストーリーでサードアクトで一緒にまわっているPalisades(パリセイド)がカバーするLinkin Park(リンキンパーク)の「One Step Closer」をアップして、ファンに紹介した。

続くHYDEのライヴは10月21日(月)、アメリカ・イリノイ州シカゴにあるライヴハウスHouse of Bluesを会場に開かれる。日本時間では10月22日(火)、ドアオープンは8時。オープニングアクトのショースタートは9時ごろからとなる。

HYDE LIVE 2019 ANTI Tour final December 7-8 
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[HYDE]2019年秋アメリカツアー25日目はネブラスカ州リンカーン、STARSETのギターブロック・リチャーズがHYDEのライヴをインスタストーリーに投稿!恩返し投稿でお互いのファンにショーの様子を紹介

STARSETの全米ツアー「STARSET LIVE US TOUR DIVISIONS : 2019」(9月13日~11月1日)に35公演セカンドアクトとしてまわるHYDEは10月18日(金)、アメリカ・ネブラスカ州リンカーンにあるライヴハウスBourbon Theatre(約600人動員)のステージに立った。日本時間では10月19日(土)となる。

ネブラスカ州リンカーンは100を超える公園があり、弾き語りなどのストリートミュージックも含む音楽ライヴが盛んな街。人気グルメはステーキ。上質な牛肉が食べられる。農場も多く、産地直送の食べ物が味わえるのも魅力となっている。トウモロコシと大豆畑は特に多い。物価が安く、治安もいい街として評価も高い。日本人人口は51位中の36位で1538人(日本人人口(国勢調査):米国勢調査局 2010年)と少ない。日本企業は、川崎重工業株式会社やキューピー株式会社、森尾電機株式会社などがご縁している。

ライヴハウスBourbon Theatreの 外観 Photo by hico(Key.)

WHO’S GONNA SAVE US」から今夜もスタートしたショー。黒色の衣装に身を包み、ベネチアンマスクで半面を覆ってHYDEが歌う。自分のファンが居ないと解ると、熱量をいつもにも増して魅了しにかかる。アメリカに、自分の楽曲が、歌が、どこまで通用するのか挑戦をかける旅。1公演1公演がスリルもあり充実して楽しそうだ。ヘッドバンギングを派手に決めて続いたのは「AFTER LIGHT」。体を左右に揺らしながら歌うHYDEの瞳は、ブラックライトを浴びて白く光って見える。「FAKEDIVINE」に続け、ステージ上にはスモークも焚かれた。歌声で情景を見せ、独特のHYDEの世界観に誘っていく。オーディエンスは次第にHYDEのショーに魅了され惹き込まれていく。ベースのAliがハンドクラップを促すと、オーディエンスがそれに応じて頭上でリズムよく拍手を入れた。

勢いよく始めたのは「SICK」。間奏でギターのYasとヘッドバンギングでセッションをしたり、拡声器を使うパフォーマンスも見どころだ。HYDEが初めてこの曲で挑戦したラップにも注目が集まっている。コーラス練習から入る「ANOTHER MOMENT」。フロアを左右に分けて、オーディエンスと声を合わす。曲を知らずにSTARSETのショーを観に来たファンとも、日本から来たHYDEを覚えてもらえたことだろう。出会えたことを思い出に、記憶の1つに爪痕を残す。盛り上がりを見せたところに続いて「MAD QUALIA」。拍車をかける。ありったけのパワーを込めて歌を届けるHYDE。オーディエンスは白熱の盛り上がりで応えた。息を整えて歌い始めたのは「ORDINARY WORLD」。 ラストのこの曲はDuran Duranのカバー曲。知っている曲に、オーディエンスがHYDEに合せて歌を口遊む。スマートフォンの光を灯し、大きく左右に揺らぐ光に照らされて、穏やかな表情で歌うHYDE。リンカーンも大盛況の中でショーを無事終えた。

「ORDINARY WORLD」 の最後、フラッグを旋回させるHYDE

[SETLIST] 01. WHO’S GONNA SAVE US / 02. AFTER LIGHT / 03. FAKEDIVINE / 04. SICK / 05. ANOTHER MOMENT / 06. MAD QUALIA / 07. ORDINARY WORLD

リンカーン公演では、STARSETのギターBrock Richards(ブロック・リチャーズ)が、「ORDINARY WORLD」の動画をインスタストーリーに投稿してくれた。HYDEはそれを自身のインスタストーリーにアップして、STARSETのショーから「My Demons」を続けてインスタストーリーに恩返し投稿。お互いのファンに紹介し、交流を持った。

HYDE支え続けるサポートメンバーは、Yas Nomura / 野村 康貴(Gt.)、Ali / 森泉 アリ(Ba.)、Shuntaro Kado / かど しゅんたろう(Dr.)、hico / 堀向 彦輝(key.)の4人。ライヴは生もの。セットリストを違えなくても毎回楽しませてくれる進化の止まない凄腕の彼らの演奏も欠かせないショーの見どころとなっている。

続くHYDEのライヴは10月20日(日)、アメリカ・ミネソタ州ミネアポリスにあるライヴハウスVarsity Theaterを会場に開かれる。日本時間では10月21日(月)、ドアオープンは7時。オープニングアクトのショースタートは8時ごろからとなる。

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