[HYDE]ヤフーの音楽初イベントEXPERIENCEに招かれたHYDE、盛り上がり最高潮!センター最前柵でファンの手を取り柵に登って立ちあがる

HYDEが11月24日(日)、千葉・幕張メッセイベントホールを会場に開かれた音楽イベント「Yahoo!チケット EXPERIENCE VOL.1」(4日間開催、11月21日~24日)の大トリとして招かれた。

これはヤフー株式会社とエイベックス・エンタテインメント株式会社の共同出資による合弁事業会社「パスレボ」が主催し、AI技術を活用した“ダイナミックプライシング”でチケット全席を販売する日本初の音楽イベントとしてチケットの価格が需要と供給の状況に応じて変動。会場内はオールキャッシュレスとされ、PayPay支払いで飲食ブースや物販ブースが提供された。

HYDEは9月中旬から11月上旬までの50日間35公演、アメリカ公演を行なった。同イベントは、HYDEが日本に帰国して最初のライヴ。24日のステージを共にしたのはKEYTALK、CrossfaithTHE ORAL CIGARETTES。 HYDEは山中拓也(Vo.、THE ORAL CIGARETTES)とセッション予告を前日にHYDE公式インスタグラムのストーリーでほのめかしていた。

HYDEも初の試み、楽屋に定点カメラを設置。日本最大級の動画サービスniconico(提供:ドワンゴ)内にあり、HYDEが運営する「HYDE CHANNEL」(niconico動画、月額880円税込)を使って、ステージ本番までの貴重なプライベート画像をチャンネル登録者に届けた。しかも、「HYDE CHANNEL vol.6 EXPERIENCE VOL.1 HYDE 楽屋定点観測 & LIVE生中継」とタイトルし、ライヴ全編を生放送。(※2019.12.1まで視聴が可能※)

HYDEは17時からのトリを、約60分全12曲のセットリストで構成。オープニングにはマシンガン式のスモーク噴射機をアリーナの観客席に放ちながら歩いて登場。会場に集まったファン達が悲鳴に近い歓声でHYDEを迎え入れた。座席指定で売られた同イベントも、この日ばかりは後付けでアリーナ前方はスタンディングエリアに変わり、ファンの興奮度合いを煽った。

1曲目は「MIDNIGHT CELEBRATION Ⅱ」。アリーナ最前列のセンターに歩みを進めたHYDE。柵に足を掛けて登り、観客の伸ばす手を掴んで柵上に立った。歌い始めたHYDEは、「真ん中を空けろ!」と連呼。「3.2.1.ではっちゃけろ!」と観客を挑発、「3.2.1.GO!」と声をあげると、サークルモッシュが起きた。2曲目「AFTER LIGHT」に入ると、HYDEがムービーカメラマンをホールドし、ステージ後方の巨大スクリーンに顔をアップで映す。ファンが歓声をあげて見入った。サポートドラムKado Shun(Dr.)がフロアを煽ると、“Wowow~!”と、オーディエンスの大合唱が巻き起こった。3曲目「SICK」に入ると、HYDEがヘッドバンギング。拡声器を片手に握り、声を通してスクリーモ。下手ステージサイドに置かれた照明台(高さ約2メートル)に登ってラップを聴かせた。

照明台に登りラップを歌うHYDE

4曲目には「DEVIL SIDE」。ファン盛り上がり必至の流れが押し寄せた。サークルモッシュが起きる。続いて5曲目には「GLAMOROUS SKY」。最前列から後方にかけてヘッドバンギングが列でできあがり波を打つ。ハンドクラップをHYDEが求めるとオーディエンス全体が頭上に腕を上げて手の平を打ち合わせた。曲の中間部からはHYDEがセンターモニターに座り、マイクをフロアに向ける。オーディエンスが大合唱でそれに応じた。6曲目「SET IN STONE」の前でHYDEが軍帽を被ると、ファンから喜びのこもった歓声が上がった。

マイクをピストルに見立ててHYDEがフロアに向けるも、その後、180度銃口を回して自らの口内へ。ファンだからこそ感じられる平和への願いを、ファン1人ひとりの心に打ちつけた

曲の終わりではマイクをピストルに見立て、口の中に向けてHYDEが引き金を引く。後ろに身を倒し、ステージが暗転。ストーリーを印象付かせた。

ピアノの音色がフロアに響く。サポートキーボードhico(Key.)のソロから始まったのは7曲目「ZIPANG」。日本語バージョンでHYDEが歌い上げた。

MCでHYDEは、「凄いね、幕張ちゃん。汗かいちゃったよ。日本は寒いって聞いて来たんだけど、熱気が溢れて熱いね…。あの…HYDEのHYDEです。初めての人にいい印象を残さないと。もう来てくれないでしょう?俺、会場を引っ掻き回したいだけなんだよね。盛り上がっていこうぜ。俺たちならできるよな?」とオーディエンスを煽った。

8曲目には「MAD QUALIA」。ステージを再び降りてフロアに向かったHYDEは、センター最前柵でファンの手を取り柵に登り立ちあがった。歌いながらHYDEが背面からダイブ。女性の多いフロア。HYDEを支えて持ちあがる腕が少し沈む。スタッフに引き上げられたHYDEは満面の笑顔で起き上がり、上手の最前柵へもファンの手を取り上がって歌った。ステージに帰ってから9曲目SLIPKNOTのカバー曲「Duality」を歌う。金属バットを握り、金属樽を殴っては甲高い音をあげるHYDE。オーディエンスが最高潮に盛り上がった。10曲目「ANOTHER MOMENT」では、オーディエンスにフロアに身を低くして座って欲しいとHYDEが呼びかけた。「3はね?サン!2はチュッ!1はワン(犬の鳴きまね)!じゃあ行くよ?3.2.1.Go!」でオーディエンスが大きくジャンプを成功させた。

歌い終わり、HYDEが「次は、可愛い後輩と歌おうと思います!たくちゃん!」と、THE ORAL CIGARETTESの山中拓也(Vo.、通称ヤマタク)を迎え入れた。11曲目「HONEY」を2人で仲良くセッション。肩を組み、頬をすり合わせて歌う。顔を見合わせ笑顔で歌うシーンも。ファンはその目に焼き付けた。HYDEの作詞作曲した「HONEY」を知らない日本人はほぼ居ない。大合唱で2人のセッションに応えるオーディエンス。忘れられない思い出をファンがセンターで歌う2人に贈った。歌の終わりでヤマタクはステージを後にした。12曲目、ラストとなった曲は「AHEAD」。HYDEがギターをかけて曲の頭をサポートギターのJULIANとセッション。バズーカ―砲の特効がブルーの銀テープを空中に放った。オーディエンスが歓声をあげて腕を上にあげ、テープを掴み取った。最後はHYDEがバスドラの上に登りHYDEロゴ付きの旗を頭上旋回。ステージに向けてジャンプし、着地で音の終止符を打った。ステージの去り際、HYDEは「首を洗って待ってろよ!」と言い放ち幕間に消えた。

盛り上がりは最高潮!HYDEがカメラに向かい笑顔を振りまく

[サポートメンバー]JULIAN(Gt.)、Ali(Ba.)、Kado Shun(Dr.)、hico(Key.)

[SETLIST] 01.MIDNIGHT CELEBRATION Ⅱ/ 02.AFTER LIGHT
/ 03.SICK / 04.DEVIL SIDE / 05.GLAMOROUS SKY / 06.SET IN STONE / 07.ZIPANG / 08.MAD QUALIA / 09.Duality(SLIPKNOT) / 10.ANOTHER MOMENT / 11.HONEY (with 山中拓也) / 12.AHEAD

終演後のSNSでは、ステージの大成功を祝うコメントで溢れた。「HYDEさんを大トリに持ってきた主催者の勝利!」、「やっべぇ、マジ盛り上がった。HYDE最高!」、「ヤマタク嬉しそうだったなぁ。HYDEってホント神なんだな…」、「HYDEさん、お帰りって言える場をくれて、本当に優しい人だなぁ。アメリカから無事帰国!お疲れさま」など、盛り上がった。

HYDEの2019年ツアーファイナル「HYDE LIVE 2019 ANTI FINAL」は12月7日(土)・8日(日)、千葉・幕張メッセ国際展示場4・5・6を会場に開かれる。現在はチケットの一般発売が始まっており、チケットぴあローチケイープラスを介して販売されている。

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HYDE Fan Site

世界で活躍する日本の音楽アーティストHYDE。その活動を中心に情報をまとめています。HYDE(Vo)のソロ、ロックバンドL'Arc-en-Ciel(Vo:hyde)、HYDEがコラボレーションさせてもらった各楽曲情報なども掲載します。 [HYDE バイオグラフィー] L’Arc~en~Ciel(ラルク アン シエル)のヴォーカリスト。 L’Arc~en~Cielとして、これまでに42枚のシングル、12枚のオリジナル・アルバムをリリース。国内外で幅広い活動を展開し、結成20周年となる2012年には、バンドとして過去最大規模のワールドツアーを敢行、日本人アーティスト初となるニューヨークMadison Square Gardenでの単独公演、ロックバンドとして初の国立競技場公演を行ない、ライヴにおける国立競技場史上最大動員数を記録成功させるなど、海外11都市で10万人以上の観客を動員、日本公演も含む動員数は45万人を超えた。 HYDEソロ名義では、フィジカルシングル20枚、デジタル配信シングル16枚、MY FIRST STORY×HYDEコラボレーションシングル1枚、オリジナル・アルバム6枚、ベスト・アルバム1枚、ライヴDVD / Blu-ray5枚、ミュージックビデオ/DVD1枚をリリース。 2008年から2017年はロックユニットVAMPS(ヴォーカルHYDE)として、シングル12枚、配信シングル1枚、オリジナル・アルバム『VAMPS』『BEAST』『BLOODSUCKERS』『UNDERWORLD』、ベスト・アルバム『SEX BLOOD ROCK N’ ROLL』、LIVE DVD 11枚、LIVE Blu-ray 6枚をリリースした。 2018年より、HYDEソロ活動を本格的に再開。2019年は96本(アメリカ春・秋、日本夏・冬)のライヴをこなした。コロナ禍になっても日本の音楽業界を担って精力的に活動。2022年のHYDEソロライヴでは日本政府の実証実験対象公演も無事に勤めあげミライの音楽シーンに繋げた。現在、HYDEソロ活動とL’Arc~en~Ciel、そして1年としたTHE LAST ROCKSTARSの活動をYOSHIKIの首の手術後のドラムリハビリに付き合うとして2023年を進行中。